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衝撃的です
2017/09/19 22:25
15人中、12人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
世の毒親の大半は毒母と娘ですが、これは数少ない毒父と娘のケース(毒父と息子はよくあるケース)で、心身ともに蝕まれていく著者が不憫でなりません。
個人的に一番許せないのは、泥酔毒父を持って苦労しっぱなしの著者に「お父さんに飲ませてあげないなんて冷たい」と言い放つ商売女達。
やはり水商売は以下に切迫した事情があれども見下げた商売でしかないのだと再認識させられました。
これはフィクションでも大げさでもない、とんでもない親元に生まれたが為に人生を台無しにされた実話です。
毒親なんて被害妄想だ、なんて言う人はこの現実を認められないでしょうが、まずは知る事からはじめて下さい。
毒親と法的に絶縁出来る日が来る事を、周囲に1人でもまともな大人がいて、異常なまでの機能不全家族を見つけ第三者が介入してくれる日が来る事を祈っています。
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優しくて正直
2021/06/26 16:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:slummy - この投稿者のレビュー一覧を見る
優しくて正直なストーリー、過酷な現実を乗り越えた記録。
読んで良かったです。
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オススメ
2021/03/18 08:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:白菜 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ちょっとお気に入りでマークしてたんですが
お得な価額だったので購入しました。
自分自身はこうゆう経験は無いのですが
間接経験できてとても貴重な物語でした。
心は読んでるあいだ辛かったけど
より人間への理解力が深まった感じです。
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<感想>
本屋で偶然見つけ、ふと読み出したらハマって全部読んでしまった。
マンガなのですんなり読める。
そして、アルコール依存で家族が被る影響がとても良く分かる。
自分の家族にはもちろんこんな人種は居なかったので、世の中にはこんな人もいるのだと知る意味では良かったように思う。
アルコールに逃げるというのは、本当に最悪の手段なのかなぁと。
「アルコールに逃げる」⇄「自己否定」の負のループに入ってしまうのだと思う。
問題にしっかり向き合い、断ち切る覚悟が必要だ。
一方でこういう人って、アルコールだけの問題では無いようにも思う。
本質的に、先を見通す力、自制心が欠けているのではないかと。
少なくとも、自分がそうならないように気を付けよう…(笑)
<内容 ※HPより>
buzzfeed、ねとラボ、おしえて! goo、ロケットニュース他、
各メディアで取り上げられた注目作!
秋田書店のコミックサイト「チャンピオンクロス」で発表され、
圧倒的な反響を呼んだ家族崩壊ノンフィクションコミック。
「夜寝ていると、めちゃくちゃに顔を撫でられて起こされる。
それが人生最初の記憶ーー」
幼い頃から、父の酒癖の悪さに振り回されていた著者。
中学生になる頃には母が自殺。
それでも酒をやめようとしない父との暮らしに、著者は
いつしか自分の心を見失ってしまう。
「家族って、家庭って、なんだろう?」「ほろほろ泣いてしまいました」
「このマンガがどれだけ励みになったことか」ーー
アルコール依存に限らず、家族について深く描かれた内容に、
共感の声が広がり続けています。
「マンガで分かる心療内科」原作者で精神科医のゆうきゆう氏コメント
「お酒を"楽しんでいるつもり"のすべての人に読んでほしい。
依存でいちばん苦しむのは家族です」。
読後涙が止まらない全11話に、その後の描きおろしを収録した
ノンフィクションエッセイ。
家族について悩んだことのあるすべての人に読んでほしい傑作です。
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2018/03/04読了
辛すぎる
お酒が父を壊すより、もともとがそういう人だったからだとは思うが
恋人が父に似た、、、というのも、恐怖でしかない。
そして次第に自分が壊れていくのを
コミックエッセイで冷静に書いていくなんて
辛すぎやしませんか
きっといい家族を、それでも一度は目指したのだとは思う。
ただただ辛い本でした。
気になってはいたので、読めたのは良かったけど
辛い
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これ読んで、そんなに父親が嫌なら別居すればよかったのに…って思う人いそうだけど
この人は父親に見切りをつけられなかったから、同居の道を選んだんだと思う。
何度も何度も父親と「ふつうの家族」になろうとして、その度に裏切られる作者の姿がとても切なかったし、
父親を諦めきれなかった故か、深刻な認知の歪みを抱えたまま大人になって
無意識に父親と似たようなパートナーを選んでしまう流れが本当に怖かった。
結婚前に別れられて本当に良かった。
作者の認知の歪みが自分とそっくりで、読み終わった後相当辛い気持ちになった。
毒親を持った人間の認知の歪みがしっかり描写されていて本当に良い作品だと思うが
良い作品故に、毒親関係で苦しんでいる人にはおすすめしない。
過去の辛い思い出がフラッシュバックする可能性があるから。
(もしくは「うちはここまで酷くないから大丈夫」と思い込んでしまうか、どちらか)
「毒親」という言葉を知らない、馴染みが無い人にこそこの作品を読んでほしい。
毒親に見えない傷を負わされて、認知の歪みを持ったまま大人になってしまった人は本当にたくさんいるので
そういう人たちの存在を少しでも知ってもらいたい。
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暴力を振るわないだけマシではありますが…母親が宗教にハマっていたり近所の酒飲み仲間のおじさんたちもモラルがないし環境も悪い。さっさと家を出ればいいじゃんという人もいるでしょうが親子関係ってそう簡単に切れるものじゃないし見捨てられないんですよね、法的にも精神的にも。もともと機能不全家族だったように思います。
父親のアル中ぶりより元カレの豹変ぶりにびっくりしました。いきなり街中で酒瓶一気飲みして豹変する人ってアル中父親よりヤバいと思います。当然のようにモラハラに暴力。
高学歴エリートでも壊れてる人は壊れてるんだなぁ。そういう人に支配されてしまうとそれが普通に思ってしまうんですよね。
別れてくれてよかった!!
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誰でも自分の家庭が普通だと思って育ってくるから、違かった時の衝撃は大きいのかな。この作者のメンタルが崩壊してしまうのではないかと心配。漫画として負の気持ちを浄化させているのかな。
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私の母の再婚相手もアルコール依存症で、それまでは暴言止まりだったのが包丁を持ち出してきたところで母と弟妹が夜逃げ(私は他県に嫁いでいた)することで関係は終わった。それでもそうするまでに10年以上かかってしまったので、著者が逃げられなかったことも非難できない。私は独り暮らしすることで一度は逃げたけれど、それでも男性観や家族観が歪んでいたためトラブルが続きうつ病になって実家に戻ってしまった。でもその後縁あって遠く離れたところに住む男性と結婚、義父とほとんど顔を会わせなくてすむようになった。けれど今度は私の息子をベタ可愛がりする良きじいちゃんの顔をすることにモヤモヤするようになったし、それに笑顔をむける私自身にもモヤモヤした。血がつながっていなくてもアンビバレンスな感情に苦しむのに実の親ならなおのこと親子の呪縛から逃れるのは難しいだろう。無理に嫌いにならなくてもいいし、無理に好きにならなくてもいい。ただ自分の心の声に素直になれればいつか穏やかな気持ちになれるのではないかなと思う。私は「嫌い」だとあらためて認識することで忘れることができたから。
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自分の生い立ちと似ているからかもしれませんが、漫画で泣くことなんて滅多にないけど、泣けた。
作者は、お父さんが亡くなって悲しさも十分あるけど、なんだかんだ精神的に楽になった感じがした。不謹慎かもしれないけど、小生も父親が亡くなる時は表面上では悲しいかもしれないけど、正直、自分を苦しめた人がようやくいなくなったという気持ちも持ってしまうのではないかと想像してしまった。
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後半、父を虐待する自分を正当化するためだけに書かれた感が強すぎて気分悪くなった。何よりそれを自覚していないあたり自らもバケモノになっている。深淵を覗くとき深淵もまたこちらを覗いている。
認知の歪みはこうやって生じて伝染していくのだ。こわいね。
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逃げる為の酒はいかんぜよ。
自分はよくても人に迷惑かける酒もいかんぜよ。
楽しさも伝染するけど、闇も伝染させるのが酒。
化け物に対峙しようとして自分も別の化け物になる。
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酔って奇行を繰り返す父。 新興宗教信者の母。 そんな二人の元に生まれた作者は 壊れていく家の中でがむしゃらに未来を見つけていく…。
普段は小心者で酒に弱く、酔うとベロベロになり奇行を繰り返し、休日は必ず家で仲間と麻雀やりながら酒を飲んで、子供との約束を守らない父親。
父に奴隷のように尽くし、父の世話を献身的にして心をすり減らし、宗教に救いを求めた母。
母の死後、父は酒と麻雀をやめたけど、仕事と野球に逃避して子供に無関心だった。
しばらくして、父は酒を再び飲み始め、真理子さんと妹が父の粗相の後始末をした。
真理子さんは、父の苛立ちが「自分がいつまでもフリーターをしているから」と思って、必死に漫画家としてデビューし、男性とお付き合いすることもあったが、酒もタバコもやらない落ち着いた男性は物足りなく感じて、小説家志望の男性と付き合ったが、彼は酒呑みで嫉妬深く束縛が激しく気に入らないことがあると真理子さんに暴力を振るった。
知らず知らずのうちに、母と同じ道を歩んでいることに気がついた真理子さんは、彼氏と別れた。
真理子さんは、父に対して押し殺した怒りや苛立ちや寂しさをぶつけられるようになった。
真理子さんが末期ガンになった父の世話をする頃、病気のせいもあって真理子さんと父は穏やかな関係になっていた。
父の死後、「自分が父の酒をやめさせることが出来たかもしれない」と自責の念に苦しみ、気持ちの整理がつかない真理子さんだったが、妹や友人に支えられ、自分のことを大切にしてくれる男性を好きになることが出来た。
酒呑みの父親への恥から、友人に相談することも出来ず、自分で自分を追いつめてしまう、人に困ったことを相談出来なかったり、心をなかなか開けない偏屈さ、酒呑みの父親と似たような男性に惹かれる生きづらさに気づいた真理子さんが、父との関係を見つめ直し、少しずつ明るい明日に向かう心情の変化が丁寧に描かれていて、心揺さぶるコミックエッセイ。
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まさにACで読むだけで辛くなるわ。モラハラDV男はほんと別れられて良かったと思う。変な事件にならなくて良かったね。父を飲ませる近所の人達にも腹立つし。これが生きづらさに繋がっているんだもんな。でもそういう経験をしてきた人が大勢いるというのがまた驚きというか、自分がいかにラッキーであったかと思う。私も父のことは好きではないけど、まぁ毒親というほどではないと思うし。母も性格的に宗教にはまってもおかしくなかったよな。そういう環境が身近にあったら、危なかったかもしれない。田舎で良かった。