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投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
偽りの家族というかなんというか…。
アグニはなかなか幸せになれないのかな。
幸せをつかもうとしていないというか。
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まさか唐突に10年経過するとは思わなかった
テナの願いで「いずれファイアパンチを倒す兄さん」を演じていたアグニ。味を感じられなくなり眠れなくなり何度も自殺行為を繰り返した描写などが、彼の中でその日常のような非日常がどれほど歪なものだったのかを感じさせる。
それでもルナ代わりのユダに「生きて」と言われてしまったから、テナ達が自分のせいで苦しんだ様を目の前にしたからアグニは「いずれファイアパンチを倒す兄さん」になる他なくなった。
でもそんなファイアパンチでにとって非日常とも言える日々が大切な時間であったことは、あれだけファイアパンチを憎んでいたテナがアグニを庇った点やアグニがイアを近づけなかった点から伝わってくるような気がする
しばらく登場しない内にアグニ教の中心人物になりファイアパンチの狂信者になっていたサン。まさか彼がラスボスになるとは全く予想もしなかったなぁ
ドマの炎を引き継いだイアの炎によって再びファイアパンチとなったアグニ。アグニとサンはどのような決着を迎えるのだろうか?次巻がとても楽しみ
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再生の祝福能力を持つアグニが「死ななければならない」と自分に課す虚無感。消えない炎を纏い、焼き殺される苦痛と再生を常時繰り返しているだけの状態でも理性を保つのは難しかっただろうが、アグニは何故発狂せずに済んでいるのだろうか。落ち着いて考える精神状態を常に奪われ続けた男の子が、肉体だけは成長しても、その精神面での成熟は難しい。人にさえ、自分にさえ望まれていない「生」を生きるとはどういう事なのか。
2巻の帯で石田スイさんが「藤本タツキくんは、自分自身が思っている以上に、ネジがぶっとんでいることに早く気付いたほうが良いと思います。」を書かれていたが、本当にその通りだと思う。
生きなければならない理由を解明する事で成長する物語は沢山あるが、アグニの生や、祝福には生きなければならない原動力が既に失われているのだ。他者と関わる事で「生きる意味」が見つかる場合もあるが、そう言う視点で描かれているのでもない気がする。死んではいけない理由、生きてはいけない理由、それらに理屈が必要だろうか。アグニの様に生きながら焼かれて尚、生きている状態を想像すれば、読者が味わっている現実の苦しみから逃避出来るか?恐らく出来ない。その程度で生を手放すな、生きるんだ!!と言うメッセージ性も感じない、が、ただ生きるのが途轍もなく難しい事で、反面至極簡単な事でもある、命とはそれだけのものだ、と言う事にふと気づく作品。
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ものすごい作品です。おそらくコミック史に残る作品でした。
自分的には社会史に名前を刻むべき作品だと信じています。
最初の数巻で復讐譚として描かれ
近刊ではすでに自分自身が悪なのだと再認識させられ
その先に彼岸の果てまで描かれております。
面白いのでつい先まで読んでしまうのですが
実は何度読み返してみても足りないくらいの作品だと思います。
他界なされ鬼籍に入った故谷口ジロー先生の言葉を思い出しま
した。
一作品でもいいから、誰かが何度も手に取って読み返すような
作品を描きたい云々・・御免なさい。拙くて・・・
そういう作品に私にはなりましたよ!
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「ファイアパンチ」としての過去を背負い、罪悪感に身を燃やされながら「ルナ」のために生活を続けるアグニ(それでも自殺は試みる)。
サン、スーリャ、男の構図が1巻のユダたちだ。
サンはどうしちゃったの……?
演じる、他者が自分を意味付ける、内面があれでも外側が大事……
ファイアパンチ復活。
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トム・クルーズの話みたいに、何か違う要素が入ってくると今までの価値観が一変するみたいにこの話なってる
すごく難しい
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【あらすじ】
脳裏に焼きつく、テナとの“約束”、嘘で塗り固められた、偽りの平穏…。全てが、ファイアパンチだった頃の怒り、痛み、狂気を超える惨苦となりアグニを責め、苛み、蝕む!! 出口なき地獄の中、アグニの前にかつての“仲間”が現れ…!?
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
感想は最終巻にまとめて記載予定です。