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丁寧なロジックの組み立てで、思いもかけないような密室の謎が解決されます。ただ論理が丁寧なだけに、女性弁護士とのコミカルな会話が邪魔に思います。シリーズ初読のせいかも知れませんけれども…。
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防犯探偵と弁護士が密室の謎をとく4編。トリック好きな方は楽しめるでしょう。「馬鹿な探偵と賢い探偵が、漫才を演じつつ」とありますが、そんな感じで。弁護士はどうも弁護士らしくないし、二人にあまり魅力を感じなかった。どれもこれも技術的に高度?専門的なもので、それもまたどうかと。よく考えたんでしょうが。
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久々のシリーズ続編。
青砥弁護士と榎本の掛け合いはこんな感じだったかな?と思わなくもない。
トリックが難しくわかりにくかった。
どちらかというより、犯行動機よりもトリック重視のものが多かった印象。
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密室物が4編。
それぞれが趣向を凝らした作品です。
緻密さがすごいです。
時々ついていけなくなるくらいですが、最後は納得です。
このシリーズ初めて読みましたが、楽しめます。
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犯人を白日のもとにさらすために――防犯探偵・榎本と犯人たちとの頭脳戦。
様々な種類の時計が時を刻む晩餐会。主催者の女流作家の怪死は、「完璧な事故」で終わるはずだった。そう、居あわせた榎本径が、異議をとなえなければ……。表題作ほか、斜め上を行くトリックに彩られた4つの事件。
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表題作のほか、「ゆるやかな自殺」 「鏡の国の殺人」 「コロッサスの鉤爪」
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防犯探偵・榎本と弁護士の青砥純子が凸凹コンビのようで、榎本の身になってつい笑ってしまう。女性弁護士でこのキャラはなかなか珍しいのではないだろうか。物語は、トリックがかなり高度で、図解されていてもなかなか理解しにくい部分もあるのだが、なんとなくの理解でも充分愉しめるので、ところどころ突き詰めずに読み進めた。謎解きをされた当事者たちは、しっかり理解できているのだろうか。それを於いても、ハラハラドキドキさせられるものばかりで、榎本の目のつけどころが、常人とはいささか違うところも興味深い。難解な部分はあるにしても、500ページ越えを感じさせない愉しい読書タイムを過ごさせてくれる一冊である。
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榎本シリーズ最新作の短編集。でもちょっとがっかり。読んでいないはずなのになんだか既視感が……と思ったら、ドラマで先にやっちゃってたのか! 観る前に読む派なので……でも面白かったです。観る前だったらもっと面白かったのになあ。あ、でももしかしたら、あの迷路の構造が理解できなかったかもしれないけど。
なんだか以前よりもコミカルになっている気がします。青砥弁護士のトンデモ推理もものすごーく発達してるような気も。でももちろん、謎解きはシリアスで本格。文句なしです。
お気に入りは「コロッサスの鉤爪」。絵的にもインパクトのある事件だし、一番「この状況をどうやってクリアするんだ!?」って思いが強かったです。そして動機と犯人の心情もまた切なくって。ちなみに、被害者には全く同情できなかったので。殺人を奨励するわけではないけれど、この殺人方法はなかなか良いのでは、と思いました。
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久しぶりに榎本シリーズを読むが、最初の話以外トリックが複雑すぎて読む側が置いてけぼりになっていることが多いような気がした。トリックに力が入っている分、人物描写がおざなりになっている気がしたし、どの話も解決後の余韻がほぼないのも気になった。それに榎本や青砥弁護士ってこんな軽いキャラだったっけ?と少し違和感も感じたが映像化した影響でもあるのだろうか。トリックは重いが物語としては軽いと感じるシリーズだった。
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面白かったですよ。
ただ、難解。
映像化されたらもっとよくわかるんでしょうか?
とにかく理解するのに図解と本文を何度も見返しましたが、ぼんやりとしか理解できませんでした。
これだけの知識を集め、駆使したミステリということには脱帽ですが、複雑すぎる感じがします。
それでも、榎本シリーズがまた出たら読んでしまうんでしょうけど。
青砥さん、よりタフになってますね(笑)
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4つの密室殺人の謎を華麗に解き明かしていくんだけど、いかんせん文字だけで(要所要所に簡単な図解はあったものの)難解なトリックを理解するのは困難でした。ぜひとも2時間ドラマで見てみたい。緊張感のある謎解きの中でも榎本と青砥純子の人間くさいやり取りがいい感じに息抜きになりました。
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ずっしりとした単行本。
短編4作品が収録されている。
前作からずっと待っていたので、表紙を開けるときはどきどきした。
まずは読者をウォームアップさせるような「密室」から。
舞台は関東の所謂やくざ、「塗師組」だ。やくざならではの厳重な扉を解錠するよう依頼を受けた榎本。中へ入ってみると自殺した男の姿があり、手口が分かった榎本はやくざに脅されながらも真相をあきらかにする…。
次は美術館で起きた密室殺人事件。冤罪をかけられそうになった榎本は青砥の協力を得ながら、事件の真相を調査していく。これはスペシャルでドラマ化した作品だったので、文章で読めてとてもうれしかった。「貴志さんさすが!」となる科学的なトリックにびっくり。榎本さん、やっぱりクロですね…。
3つ目は時計ばかりの晩餐会に参加した青砥と榎本。ミステリー作家がいるというのでなんとなく作家シリーズの有栖川さんをイメージしていたら全然違うタイプだった…。トリックがすごい。出たがりな榎本も面白い。青砥さんもだいぶ壊れていますね。いい感じです!
ラストは大海原で行われた殺人。だれにも近づけないボートで人が死んだ。殺されたのか、はたまたダイオウイカが殺したのか…。これはちょっと読んだことがないミステリーです。緻密な計画殺人って、犯人の執念が表れてきますよね。このトリックは本当に執念を感じました。自分が捕まらないためのトリックではなくて確実に殺すためのもの…。容疑者や被害者の就いていた職業も未知のものでした。ずーっと海底にいる職業の人がいるとは思ってもいなかったのでそういう意味でも面白かった。
どれも短編(中篇?)ではなくて長編でも十分よさそうな読了感のある作品でした。
シンプルに面白かった。次も待っています!
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短編集
ゆるやかな自殺と、コロッサスの鉤爪が面白かった。
あとの二つはトリックがわからなくなってきて、読むは読んだけど何も心に残っていない。
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久しぶりの鍵師榎本が難事件を解決するシリーズの最新作で、4つの短編で構成されておりました。最初の「ゆるやかな自殺」は以前テレビドラマシリーズで見た内容だったように思います。「鏡の国の殺人」と「ミステリークロック」はトリックが難解しすぎて話の内容が消化しきれませんでした。最後の「コロッサスの鉤爪」は、海をテーマにしたミステリーでしたが、なかなか面白かったです!
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最後の「コロッサスの鉤爪」が読みやすかった
逆に表題の「ミステリークロック」はトリックが難しすぎて辛かった
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勧められて読んだ。
トリック好きにはたまらないのだろうが、トリックのための小説は私向きではないと思い知らされた。
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防犯探偵・榎本径シリーズの第4弾。
もう本作では防犯探偵でもなく、ただの密室事件解決士みたいになってしまっている。トリックも映像で見るならまだわかるかもしれないが、読んで理解するには難しすぎる。
相変わらずの青砥のトンチンカンぶりも榎本との掛け合いを楽しむどころか、逆に鼻く。誰か相棒が必要ならば、青砥ではなくハゲコウの方がまだマシな気がする。