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ポルノグラフィティのアキヒトさんが以前紹介していたので読んでみました。
大人の恋愛だなぁって思った。でも半分くらいベッドの中の話だった気がする。恋愛小説ってくくりでいいのか?
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小池真理子の文章は好きだ。分かりやすくて読みやすい。
今回もさらさらっと読めたんだけれど、
なぜそういう結末を迎えなければいけないのかがいまいちわからん。
不倫なわけでもないし、誰に反対されているわけでもない、
むしろ女の母親といい、男の元妻といい賛成してくれている感じ。
普通に付き合って普通に暮らして行けば良いじゃん、と思ってしまった。
私が「渾身の恋愛」とやらがまだわかってないコドモだということかしら。
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高速バス事故で夫を失った女。娘を失った男。そんな悲劇的な縁で出会った二人の結びつきは深く、孤独で始まった恋は孤独なまま結びつく。
心中、を究極の恋の道行きとするのは安易だと思う。でも、それをそう言いきるまでに持っていけるのは小池真理子だからではないかな、とも思う。
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恋愛長編小説というところでしょうか。
バスの事故で夫を亡くした萌と、同じ事故で娘を亡くした遊作が、事故後間もなくに知り合い恋に落ちる。遊作は妻と離婚しているので不倫ではないが、社会的には好ましくない。
遊作は、有名ではないが作家だったのでフォーカスされ、萌の知り合いにもばれることとなる。
以後、お互いに溺れて行った二人に残されていたのは、この恋に殉じる事だった…。
最初の方、なかなか進まない恋は、初なようで、その実、こういう立場の大人ならこんなものかなとも思える。
個人的には、ストーリーもあまり好きじゃないし、描写も気になる部分が多い。
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最初から最後まで、重い内容の大人の恋愛話。
二人の最後の選択は、正しかったのだろうか。。
暇にかまけて一気に読んだが、
非常に濃厚かつ重々しいないようにつき、
浮かれ気分なんて吹っ飛んでしまう一冊。(笑)
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同じ事故で夫を亡くした女性と娘を亡くした男性が近づいていき。。。ある意味すごく衝撃的なストーリーなのに、そう感じさせなく、とても自然に物語が流れていったのは不思議な感じ
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同じ痛みを持つもの同士が惹かれあっていくのは納得がいくのだけど、彼が死を選択したということが腑に落ちなかった。男性のほうの人物像がイマイチ理解できなかったのかも。
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「望みは何と訊かれたら」を読んだあと、小池真理子さんの別の作品を読みたいと思っていました。
マイミクさんがこの本を読むということを知り、意識していました。
出かけた地域の図書館に置いてあったので、借りて読みました。
学校図書館には小池真理子さんの作品は直木賞受賞の「恋」だけが置かれていました。
420ページの大作ですが、非常に読みやすく、一気に読みました。
バス事故で夫をなくした37歳の女性と、同じバス事故で娘をなくした43歳の男性が恋に落ち、最後は心中するという話です。
エロチックな場面もありますが、全体としてはまじめな作品です。
40歳以上の方にお勧めです。
それ以下の年齢の方は性描写に目を取られてしまい、作品全体を俯瞰することが出来ないかもしれません。
夫をなくした女性と、妻と離婚してそのあと娘をなくした男性が、恋に落ちるということには道義的には何の問題もないはずですが、何故心中しなくてはいけないのかは、読み込みが足りずにわかりませんでした。
週刊誌に二人の関係が暴かれたり、二人の関係が深まり仕事に支障をきたすようになり、退職に追い込まれる、心中への伏線は巧みに張られていますが、どうしても心中しなくてはいけないのかはわかりませんでした。
「光の中に溶けていこうとしている」
「落下していく幸福感が飛翔につながる」
「意識にはシャッターがおろされ、一切は幸福な無に帰した」
このラストは死を美化するところがあります。
この作品の世界にのめり込みすぎると危険なところもあると感じました。
作品の舞台として長崎県平戸市の生月島が出てきます。
隠れキリシタンが暮らしていて、牧歌的な風景が連なっているところだと書かれています。ここの断崖から二人は飛び降りるという設定です。
平戸は行ったことがありませんが、私の居住地からは割に近いところです。
文学散歩好きの私としては出かけてみたいと思いました。
近くに遠藤周作文学館もあります。
この辺の海岸線は美しいと聞いています。
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結末ありきで書き始めたと公言している作品ということもあり、私も結末は知っており、そこに行き着くまでに、どんな気持ちになるのかと楽しみに読んだのに・・・。
バス事故で夫を失った萌と、娘を失った遊作が、お互いの失った部分を埋めあい、愛し合い、そして死に向かうお話。
細かな心理描写にはドキリとするものの、どうも共感できない。
死について、頷けないのは私が年齢を重ねてしまった証拠なのかもしれないな。
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これは終わり方がそのまんまでいまいち
設定が設定だけに、派手なストーリー展開というのはなかった気がします
お母さんのとこ泣けた。
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出会いの設定などは、おもしろいと思ったが途中の旅行に行ったあたりから、だらだらした印象があった。
長い割に感動などはなく、後味が悪い。。。
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なんだろう……この前「親指の恋人」(石田衣良)読んだばっかりなのでラストで微妙な気持ちになりました。
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バス事故で夫を失った30代半ばの萌、娘を失った作家・遊作。突然の悲劇に結びつけられた2人は、同じ孤独の淵で愛し合い、終末へと向かう。運命に弄ばれ、静かな絶望に彩られた愛の行方。
-紹介文より
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晩秋の夜、高速バスが炎上。この事故で夫を失った園田萌と、娘を亡くした作家・石渡遊作が出会ったのは、二か月後の遺族会がはじめてだった。喪失の同じ痛みが、ふたりを分かちがたく結びつけてゆく。だが孤独と絶望の淵からはじまった愛は、スキャンダラスに取りざたされることに。互いに溺れ、社会に背をむけたふたりに残されているのは、この恋に殉じること。究極の道行を描く渾身の恋愛長編。
なんだかなぁ。。。
そういうものかなぁ。。。
なんて思ってしまいます。
現実にはどうだろう?
考えてしまいます♪
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同じ作者の『欲望』のレビューを見返して、さわやかな印象だと書いてあった。本当にそんな印象を受けたのだろうか?今回の『瑠璃の海』を読んで感じるのは、真逆の印象なので不思議に思う。同じ事故で身内を亡くした男女が惹かれあい恋仲になる。同じ悲しみを背負う二人が行き着く先にあるものは、けっして明るい未来などではあるはずがない。強い絆で結ばれていた生前の夫の浮気を疑い、また幸せだったはずの二人の生活にも疑念を抱き始める。そんな萌だからこそ、遊作が必要だったのだろう。