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ついつい地球の歩き方や旅行ガイドに頼りがちな旅の仕方をしてしまう。求めた予定調和以上の興奮や発見に出会うには自ら能動的にそれらを追求する姿勢がいるのだろう。ツーリズムのコンセプトが多様化する時代ではあるが、パッケージングされた価値の外にも、その土地の魔力と魅力を見つけられるように心掛けたい。
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名古屋とか熱海とかもう行ってみたいところばかり。(^^
ま、名古屋はいろいろ美味しそうだから良いとして、熱海は微妙に寂れているようですけどね。
村上さん以外の作家の文章も好みに合っていて読みやすかったですね。
サハリンとハワイはやはり空気感が違うので外国編として別にした方が良かったかも。
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村上隊長率いる東京するめクラブの旅行記。
行ったことのある熱海や江ノ島については彼らと全く同感だった。
熱海は確かに寂れているよな、とか江ノ島は山を超えて裏の方までいくと確かにただの観光地ではなく秘境だよな、とか。
サハリンはもちろん行ったこともなかったけど、北海道と雰囲気が似ているとあり、なんとなく空気感を想像できた。
観光ガイドには乗っていない話ばかりで、どの旅行も興味深かった。
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春樹のエッセイを読んでいると、たまに出てくる東京するめクラブ。なんだか楽しそうだなと思っていたらこの本を発見!
文庫でも千円すると言う外文の文庫かと思うような値段だったが、開けばカラーの写真満載!
なんともディープなそこに行くんだ…と言う濃い旅エッセイ。ゆる〜くゴロゴロしながら面白おかしく読めるところがいい。まだまだ日本にも世界にも、知らない世界があるなぁと呆れつつも感心する。
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誰かのブログか、何かのTwitterか。。
何かで、この本が面白い!って書いてあったので、借りてみた。
たしかに、地味に面白い。
でも。。なぜか読みづらくて、時間がかかってしまった。。。
名古屋、熱海、ハワイ、江ノ島、サハリン、清里。
掲載されている土地も、不思議なラインナップ(笑)
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それぞれが独特の視点を持つ3人組が、「あえてみんなが訪れない、もしくは訪れる土地を訪問して、その面白さ、もしくは面白くなさを語る」という独特の切り口の旅行エッセイ集。
選ばれた”訪れない”土地はサハリン、江ノ島、清里、”訪れる”土地はハワイ、熱海、名古屋であり、それぞれの3人の目線が本当に面白い。特に都築響一の目線が最高。
これを読んで一番行きたくなったのはメルヘンの里、清里。うらびれた70年代メルヘンの行く先が21世紀の今、どうなっているのか、この目で見てみたい。
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私は村上春樹氏のエッセイを愛読しています。
なのでこのエッセイも面白く読みました。
三人の共著なので、村上氏が書いているのは
全体の三分の一程度です。
そのような中でも村上氏の文章は
なぜか光っています。
他の二人の文章とは明らかに違います。
こう感じるもの私は村上氏が
好きだからかもしれませんが。
ただ本の内容はなかなかクダラナイです。
万人にオススメする内容でありません。
私のようなクダラナイ、
なんの役にも立たない旅行記が
好きな方にはお勧めします。
それ以外の方にはオススメ出来る本では
ありませんでした。
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今は簡単に旅行に行けない世の中なので、せめて気持ちだけでも旅をしたい!とウキウキで手に取りました。 結構辛口な旅行記なんだけど、隊長はじめ、みんなこの土地を愛でてるのが伝わるので、コロナが落ち着いたらのんびり出かけてみたいなあ。
「人間が住んでいる所で面白くない所なんてないよ」 は名言だと思う。 結構年月が経っているので今はどんなふうに変化しているのかも気になるところ。
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「急いでいるからとか、今度またとか、自分に言い訳はいくらでもできるけど、そこであえてジャンプするかどうかで、人生が(失敗も多いけれど)発見に満ちたものになるのか、安全で退屈なものになるのかの分かれ目がある」
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面白かったです、辛口ながらも、住んでいる人では言えない、あるいは実際に行かない人よりもずっと愛情を感じる珍旅レポートだと思います。写真ふくめ笑いっぱなしでした。
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都築響一さん本5冊目。村上春樹さんとのコラボということで、楽しみに買って帰りました。樺太旅情がいちばん面白かった。ゴールデンカムイ、熱源と樺太話にカブれていたので。
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サハリンについて知りたくて読みましたが、地元名古屋への深すぎる?洞察に、笑いながら、納得するところ多かった。味わい深い本です。
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文春文庫 東京するめクラブ 「 地球のはぐれ方 」 村上春樹 吉本由美 都築響一
村上春樹のサハリン旅行記は 文学者の目線で とても面白い。完成度が高いが、何かの作品の材料になったのか?
「初期のサハリンは〜ワイルドな場所〜ロシア人にとって物理的な辺境であるばかりでなく、心理的な辺境でもあった」
「北海道が艱難辛苦を乗り越えて発展した屯田兵的性格を残した開拓地だとしたら、サハリンは荒々しさと絶望に彩られた流刑地的性格を残した開拓地と言える」
「そこはとても素敵な世界の端っこである〜自分の身体の中のスイッチみたいなものを切り、その静けさの中心に心を溶け込ませる。そこはとても安らかな世界だ」
他の旅行地は ちょっと変なものを見てまわって、文章のうまさで 旅行記として成立させた感じ
*失われた世界 名古屋
*62万ドルの夜景 熱海
*がんばるだけムダ ワイキキ
*誰も知らない 江の島
*メルヘンの果て 清里
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村上春樹さんを隊長とし、スタイリストでエッセイスト吉本由美さん、写真家でジャーナリスト都築響一さんお二人が隊員の東京するめクラブ。
彼らが「好奇心のおもむくまま、ちょっと変なところを見てまわるトラベルエッセイ」。
名古屋、熱海、ハワイ、江の島、サハリン、清里とまさに好奇心おもむくままな旅先。
10年以上ぶりに読んでみて、時代は変わったであろうけど、やっぱり楽しい!
ゆるさが最高。
時代が変わっても、何度読んでも、また違う発見があって楽しい〜
今もあるかな?って行って体験したくなります。
こんな気のむくままなゆる旅がしたいな〜
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分厚くはあるもののパッと読める
少し古い本なので、あまり観光地の参考にはならない
しかし、旅をどう楽しむか、それは一緒に行く人と何を見つけ、何を思うかにより左右されるものなのだと再認識した
村上春樹作品は、小説よりも紀行文のほうがやはり自分は楽しく読める