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やっぱり勉強好きだ~!! 本文中に出てくる「知的戦闘力」っていう言葉が強くてかっこよくて大好きだし、私が鍛えたいのはこれだなあってしっくりきた。戦闘力を上げるためには戦略が重要、という理論もとてもよくわかるし、戦略だけではなくて感覚や直感やひらめきや「なんだかよくわからないけどすごい」も大事だという考え方もすごく好き。次は何を学ぼうかと考えてわくわくできる一冊。
【読んだ目的・理由】勉強の仕方を改めて学び直したかった
【入手経路】買った
【詳細評価】☆4.4
【一番好きな表現】いますぐ何の役に立つかはわからないけれども、この本には何かある、この本はなんだか知らないけどスゴイ、という感覚が大事だということです。今日とか明日に役に立つのかと聞かれれば、それはなんともわからない。だけれども、自分の中の何かと反応している、なんとも説明できないのだけど、この本を読まずにいられない、そんな感覚です。(本文より引用)
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楽しそうな雰囲気だったので、読んでみた。「知的戦闘力を高める」っていう所は正直興味なくて、この著者だから読んでみたかった。
何のために学ぶのか? どうやって学ぶのか?
どうやって学ぶのかについて、「テーマが主で、ジャンルが従」と言うのが良いなと思ったけど、テーマは何処から設定できるのか? とか、色々とうだうだするのも良いけど、まあ、好きになりそうな本を気にせず好きに読めば良いと言うのが個人的な感想。
「知的戦闘力を高める」のは、何のためか? この本はこう言う問いを自身に投げかけるための本なんじゃないかな。一部は、5章の前半に書かれている。
この5章の後半、歴史・経済学・哲学・経営学・心理学・音楽・脳科学・文学・詩・宗教・自然科学のそれぞれに数ページで著者による解説がさらっと書かれているのだが、1章から4章までのテクニックを使って書かれていて、読んでスッキリ感ある。
2018年はプチ哲学ブーム来るね。(もう来てる?)
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勉強に逃げ込まないことに注意喚起していることが珍しかった。何のために勉強をしているのかを忘れてはいけない。
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読了:2018/5/15
(1) 「戦略」は必然的に差別化を求めます。つまり、他人といかにして違うインプットをするかと言うことが、独学の戦略の最大のポイントなのですが、ここで重要なのが、「何をインプットするか」よりも「何をインプットしないか」と言うことなのです。
(2) 「インプット」
書籍やネットの情報と言うのは、「他の誰かの知的生産プロセス」を通じて出力された情報だから劣化コピーのインプットでしかない。一方で、自分の目や耳といった五感を通じて得られたインプットは、他の誰でもない自分だけのものだから、そうしたインプットをもとに知的生産を行えば、容易に他者と差別化することが可能になる。
(3) 「抽象化・構造化」
抽象化された定理は別に真実である必要はなく、仮説で構わない。仮説というのは「× ×ではないか?」と言う「問い」として設定されるが、このような「問い」が、さらにインプットの感度を高め、独学システムの生産性を高める大きな要因となる。独学の目的は新しい「知」を得るよりも、新しい「問い」を得るためだと言っても良い。
抽象化された仮説は、次に構造化によって別の情報と紐づける。
(4) 「ストック」
精度の高い検索ができること、が必須条件。
ジャンルではなく「テーマ」を決めて読め
クロスオーバー=掛け算が唯一無二の戦闘力を作る
・リベラルアーツ×テクノロジー→アップル
・神学×外交・諜報→佐藤優
・安価なジャージ素材×オートクチュール→シャネル
掛け合わせるジャンルについては「自分の欲しいもの」ではなく「自分が持っているもの」を主軸に選ぶべき。
リベラルアーツの意味:ヨハネ8.31 真理はあなたを自由にする
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久しぶりに読んでよかったなと心から思えた1冊です。
ビジネス書もひととおり関心のあるものは、読んできたのですが、 最近は新しい「気づき」がなかなか得られないと感じていました。
本を読むことは自己啓発として有用ですが、この本を読むと自身の「学び方」に課題があり、これまで読んできた書籍からも本質を得られていなかったのかもしれません。
本書では、「知的戦闘力を高める独学の技法」とテーマを掲げ、 そのプロセスと具体的な方法、独学すること自体の価値、必要性をとても分かりやすく解説してくれています。
書籍の読み方に終始する書籍とは一線を画し、独学をシステムと捉え、①戦略、②インプット、③抽象化・構造化、④ストックというプロセスを通じることで、将来に渡り活用できる「知的戦闘力」を高めるというものです。
また、現代を生きるうえで、いま「独学」が必要となる理由を ①知識の不良資産化、②産業蒸発の時代、③人生三毛作、④クロスオーバー人材と4つの観点でまとめられており、この点も、すっと腑に落ちるもので共感できます。
これらを踏まえ、独学の方針は「ジャンルではなくテーマで決める」、 目的は「新しい"知"を得るよりも、新しい"問い"を得るため」としています。
また、最終章では将来に渡り不変の知識となるリベラルアーツ・教養を 学ぶことの重要性に関する解説と、11ジャンル計99冊の書籍の紹介があります。
本書を通じ、独学のコツを教わることができたのと、
モチベーションにも繋がりました。お勧めできる
1冊です。
序章 … 知的戦闘力をどう上げるか?
第1章 … 戦う武器をどう集めるか?
第2章 … 生産性の高いインプットの技法
第3章 … 知識を使える武器に変える
第4章 … 創造性を高める知的生産システム
第5章 … なぜ教養が「知の武器」になるのか?
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覚えることを目指さない。
知識は不良債権化する。産業は蒸発する時代。人生は三毛作時代。クロスオーバーする知識が必要。
リベラルアーツが必要な時代。
テーマが主、ジャンルは従。先にジャンルを決めない=テーマを先に決める。
読書は、他人の考えた過程をたどるに過ぎない。
読書ノートを作る。定期的に見直す。アンダーラインを引く。9か所を選び出してエバーノートに整理する。
キンドルのハイライト=管理ページが自動的にできる。
行動、示唆をセットに転記する。
読書ノートを進化させる。
インプットとアウトプットは同じ分量。
「グーテンペルクの銀河系」アランケイが読み続けた。
抽象能力はコンピュータでは代替不可能。
時代の変化が速いので「アンラーン」が必要。
リベラルアーツ=歴史、経済学、哲学、経営学、心理学、音楽、脳科学、文学、詩、宗教、自然科学。
「日本人のための経済原論」
「ポジティブ心理学の挑戦」
「サイバネティックス」
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なぜ勉強するのか、何を勉強すべきなのか、どうやって勉強すべきなのかについての著者の考え方が紹介された本。
大まかには下記のような進め方を提案していて、取り立てて目新しいものではない。しかし歴史的エピソードや偉人の名言などをたくさん引用しているため、説得力があり読んでて楽しかった。
1.勉強する対象について、戦略をたてる
2.効率よくインプットする
3.インプットを抽象化・構造化し、自分の考えを持つ
4.3の考えをいつでも取り出せるように保管し、忘れる
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教養として抑えるべきことや理由について大変参考になる。読書に関しては手当たり次第新刊を漁るのではなく、新旧問わず各分野のバイブル的なものをしっかりおさえよということ。
リベラルアーツの各分野のオススメ書籍の紹介が最終章にこちらも参考になる。
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独学でどのようにして、知的戦闘力を高めるか?
知的戦闘力を上げることで、意思決定の質が上がる。
インプットは覚えることはせず、エッセンスだけを汲み取る。
抽象、構造化することで自分の中で、知識を使いこなせるようにする。
とても勉強になる。
知ってるということが武器になる、そのことを教えてくれる本
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知的専門職におけるチームの稼働率と生産性の研究によると、平均稼働率が80%から90%に上がると処理時間は2倍以上になり、さらに平均稼働率が90%から95%に上がると処理時間はさらに倍増する(ステファン・トムク)
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特に読書により知識を得て学ぶための方法が述べられているのだが、ここまで(=イケスに入れる)できればよいのだが、実際には続かないよね、というのが本音。ブクログのようなサービスを使ってせめて読後感や得られたエッセンスを可視化しておくことで後から検索できれば多少なりとも「イケス」に入れたことになるかしら・・・。
また後半では各ジャンルごと筆者推奨作品が列挙されているが自分が読んだものが一冊もなく、、、こういった古典を読めないといけないのだね、ということを実感しました。
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本にアンダーラインを引くやり方が参考になった。
・初読は気になったところにとりあえずアンダーラインを引く
・再読はアンダーラインを中心に読んで面白い、重要と思われる箇所に付箋を貼る
・三読は付箋を貼った箇所を読んで後々参照しそうな箇所を選り抜いて転記する
転記用のツールはEvernoteがお勧め(というか作者が自ら利用している)
本にアンダーラインを引く以前試そうとしたことがあったが抵抗があって定着しなかった。Kindleの方が良いかも知れない。
第五章に紹介されている各分野の参考書籍は読み応えがありそうだ。特に経営学はポーターの競争優位の戦略、コトラーのマーケティング教科書などが選定されている。やはり名著をじっくり読むべきなのか。購入予定に入れておこう。
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(discordより引用)
洞察の原料を充実させることを前提としたインプット→構造化→ストックの方法論。Ni(内向的直感)ユーザーにとって参考になりそうな内容に感じられました。巻末に11ジャンルのさわりを押さえたブックガイドが付いています。
「ビジネスの場で戦うための教養獲得指南」の香りが人によっては合わないかもしれませんが、それに限らず様々な動機からくる学びのために十分役立てられるものと思います。
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『知的戦闘力を高める 独学の技法』(山口周著/ダイヤモンド社)vol.435
http://shirayu.com/blog/topstory/skill/6521.html
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何かの「独学」をする場合は、この本の「はじめに」と「序章」を読んでみることをオススメしたい。5章あたりでは、著者とフィールドが違うので、ポイントがズレているように感じるところが多々ありました。