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なんだかな。
双子とか地震とか(×2)テロとか詐欺とか要素がやたら出てくるけど、1つ1つを考えると、必要???とか思う。見分けがつかないくらいそっくりな双子の設定って?PTSDの人もいるので、むやみに地震を話題にするのはいかがなものかと。
と挙げたらキリがないくらいで、最後にどんでん返しでもあることを期待してたら、まったく何もなくて逆にびっくり。結局何を書きたかったのか。。。☆2.5といったところ。
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2018年10冊目。
久しぶりの中山七里作品。
期待し過ぎたせいか、それほどでもなかったかなー。阪神・淡路大震災、東日本大震災、援交、海外テロ、政権交代...などなど要素が盛りだくさん過ぎたせいか。
あとは後半になるに連れて展開が読めてしまって、尻すぼみしてしまったのが残念。
好きな作家さんではあるけど、めっちゃ面白い作品とちょっとなーっていう作品の落差が激しい気がする。まぁ好みの問題かもだけど、渡瀬や犬養が出てくるシリーズ、御子柴弁護士のシリーズ、岬洋介シリーズはどれも面白くて好き。
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お医者さんごっこから始まった時はどこに向かうのかと思いましたが、なかなかに社会派のミステリーでした。描かれている義捐金詐欺は実際にありそうな話だし、なにより15年を経て現れた女が、双子のうちのどちらなのかわからないという状況が、独特の緊張感を生んでいます。読み応えありました。
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大惨事を生き延びた二人。その後音信不通だった二人が出会った時新しい大人の関係が始まる。相対する立場の二人の行く末は‥‥
ちょっと色々あり過ぎて困った感じ。そこまで信奉できるの?とか、そんなに冷静でいられるの?とか思っていたらあまりのめり込めなかった。
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双子の少女たちと、少年とのお医者さんごっこの場面から始まる。
その後少し成長し、中学生になる。
少年の兄が、双子のどちらかに殺される。
その次の日大地震で、双子のひとりは死に、ひとりは生き残るが行方がわからなくなる。
その後社会人へ。
少年は検察官となり、ある政治家を調べることになる。
その政治家の秘書をしていたのが、生き残った双子のひとり。
**
物語自体は退屈させないものの、
場面設定がコロコロかわり、振り回されて疲れてしまった。
**
冒頭はかなりのエロさからスタートするものの、
その後は友情を、
その次は大地震の悲惨さを、
次は検察と政治家の話を、
次は不倫、
最後はテロ。
詰め込みすぎが、感動をどんどん少なくしていってしまってるような気がしました。
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前半が濃密なだけに、後半の展開の唐突さと薄さがしっくりこなかった。場面場面の描写は読み応えがあるだけに、構成がもったいないと感じる。
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中山七里作品で初めてつまらないと思った。
そんなこともあるのかと呆然としたほど。
しかしこんな作風もお持ちなのかという感動分で星2つ。
初めて中山七里を飲む人がこの本を手に取りませように。
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とても好きな作家の一人だ。
文章や言い回しが何とも心地いい。
読み終わって思うのはストーリー展開が大胆な事だ。
子供時代の淡い思い出、かなりのページを割いて書かれた阪神淡路大震災の人々の描写、成長してからの出会い、そして異国の地での事件と味の違う話しが進んでいく。
帯に書かれた「3頁先すら予測不能」という事はない。
こうなっていくのであろうと分かってはいるが、書き手の上手さが読者を話の先へと引っ張っていく感じだ。
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世界を構築するテーマが複数用意されてしまったがために,発散してしまった印象を受ける.どんでん返しミステリィなのか,男女の仲なのか,人間としての成長なのか,震災なのか.絡み合っているのは判るけれど,残念ながら広げられた風呂敷がうまく畳まれずに終わった印象.
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久しぶりに読んだ中山七里作品。
400頁の中によくこれだけ盛り込んだなぁ、と思う。
阪神淡路大震災、おそらく酒鬼薔薇事件、東日本大震災、イスラム国のテロ事件。
幼少期から青春期。そして主人公は東京地検の大人になり、政治家の汚職疑惑を調べ、過去のスティグマが露わになっていく。
相変わらず、表現や文章は引き込まれた作品。
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中山さんの小説は何冊も読んでいるが、「七里」って名前なので女性作家だとばかり思っていた。
このお話は双子姉妹と主人公淳平は幼馴染だったが、成長して再会し、、、というお話。双子のうちのどちらかが自分の兄を殺したかもしれないのだ。なかなか面白かった。
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いや‥私、たまたま阪神淡路大震災も東日本大震災も経験してるけど、そのどっちにもシリアスなダメージ負ってないけど! こんなに詳細に書いちゃって、大丈夫なのか、、手にとって後悔する読者もいそうなんだが。
どうしても両震災の細かな描写が「必要」だったとは思えないので、星2つ。お話としては可もなく不可もなく。(2018.5.14読了)
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本町の本屋で、「青春・震災・テロ・陰謀・ロマンス…てんこもり!」というポップに惹かれて購入。
確かにてんこもりだった。最初から最後まで激しい展開で楽しめた。
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2つの大震災とアルジェリアでのテロという、途轍もなく恐ろしい経験を共にする幼馴染の2人を描くにあたり、最期の結末が他になかったのかと思う。
ミステリーのしてのストーリー展開は先が想像できる部分が多く、中山氏にしては捻り不足の感がある。
でも、主人公 淳平の優しい強さと嫉妬心、職業意識と愛情の狭間で揺れ動く心の動きなどは人間の感情をとても率直に表現しており、自分でも同じような反応をするのではないかと思える部分も多かった。
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幼馴染みの美人双子、麻衣と優衣。そして、いたって普通の自分、純平。
仲の良い3人のはずだった。あの夜、双子のどちらかが、兄の省吾を殺すのを目撃するまでは...
そして、阪神淡路大震災が、純平達の運命を大きく変える。
長じて、再開する優衣と純平。
しかし、ある事案を追っていた特捜検事の純平は、おおいな疑念に苛まれていた。
今、目の前いる彼女は、優衣なのか。そしてあの夜、兄を殺したのは麻衣なのか...
やがて、異国の地で味わう悲しい結末。
最後、切ない思いでいっぱいになりました。