紙の本
読む価値無し
2017/12/26 15:49
5人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:犬丸52 - この投稿者のレビュー一覧を見る
仕掛けが秀逸だのなんだの褒めてる人が多いが,マイノリティへの侮蔑を話のオチに持ってくる小説に存在意義はない。こいつの小説は二度と読まない。
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2019.03.04読了
装丁がかわいいのと、評価がまずまずだったので購入。
読み始めたら、普段からあまり読まない短編だった。
一旦、本箱へ逆戻り。
その後、何冊か読んで、またこの作品。。。どうしようか?このまま、BOOKOFFに売っちゃうか?と悩んでもう一度評価をみてみる。評価は高い。さらに気になるフレーズが。。。ただの短編集ではない!というのだ
最後に何かあるんだーーー。じゃあ、連作短編集だな。やっぱり最後まで読んでみよう!と決心。
しっかし、つまらない恋愛短編がゴロゴロゴロゴロ出てくるわ出てくるわ。ホントになんかあるんでしょうねー?!?!
何度、もう読むのやめようと思ったことか。
ここからはネタバレ!
途中で薄々気づいてましたが、その何かあるって!!同じ主人公の話でした!ってことじゃないでしょーねー???まさかまさか。。。
500ページくらいですかね。まーーー、無駄でした。
これっぽっちの結末を導くのに、読者にこんなに無駄な500ページ読ませていいんですか?って話です。(笑)
それも、大した感動的な人生を送った男の話でもなんでもないんですよ。
その辺にゴロゴロ転がってる陳腐なオッさんの人生ですよ
まー稚拙な短編の数々。
時間の無駄。
だったら第1話の大和くん、宗像さんとどーかなっちゃう話にしてくれてたら少なくとも本編より面白かったのに。。。あー、残念
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表題作にたどり着くまで気づかなかった。
さすがは歌野晶午さん。緻密なストーリーに
やはり敬服するしかなかった。
ふわりとしたり じんわりしたり
きゅんとなったり じりじりしたりしながら
読み終えてなお 終わった感がない。
忘れぬうちに再読しなくては。
繰り返せば繰り返すほど 楽しめそうな作品。
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絶対に、絶対にネタバレ前に読んで!!一瞬でもネタバレ内容が目に入った時点で、この、この厚みの内容がすーべーて、台無しに~~!!そう、私は途中で解説ページの、問題の個所をたまたま、開いてしまって、目に入った文字を読み取ってしまって・・・半分以上、面白さを欠いてしまった。。。本当に悔やまれる。
何も知らずに読んでいると、よくある恋愛小説の短編集かと思える。それが、ひとつひとつをじっくり読んでいくと、次第にアレ~?って思うところが出てくる。
個人的には、最後の回とかは無理やりくっつけた感があって、あまり好きではない。でもこの本のしかけ自体は、よくできていておもしろいと思う。
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帯文:”恋こそ、人生最大のサプライズ!?” ”まったく、こんなことを考えつくとは、なんて作家だ歌野晶午!二度読み必至、というミステリはいくつもある。しかし本書は世にも珍しい、〈三度読み推奨〉のミステリなのである。大矢博子(解説より)”
目次:ずっとあなたが好きでした、黄泉路より、遠い初恋、別れの刃、ドレスと留袖、マドンナと王子のキューピッド、まどろみ、幻の女、匿名で恋をして、舞姫、女!、錦の袋はタイムカプセル、散る花,咲く花
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内容(「BOOK」データベースより)
バイト先の女子高生との淡い恋、転校してきた美少女へのときめき、年上劇団員との溺れるような日々、集団自殺の一歩手前で抱いた恋心、そして人生の夕暮れ時の穏やかな想い…。サプライズ・ミステリーの名手が綴る恋愛小説集は、一筋縄でいくはずがない!?企みに気づいた瞬間、読み返さずにはいられなくなる一冊。
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ただの短編集だと思っていたら、まさかの連作短編集。
読み終えて、こんなにも一気読みすればよかったと後悔する作品は他にない。
「錦の袋はタイムカプセル」で「ずっとあなたが好きでした」というタイトルの本当の意味を見出したと思ったら、「散る花、咲く花」のラストで「え?そーなるの??」という展開をみせて、純愛好きな私としてはちょっとモヤモヤ。
でも、現実はえてしてこーいうものなのかも。
好きだったのは「匿名で恋をして」
あと「まどろみ」や「女!」みたいなシチュエーションコメディっぽいのも面白かった。
順番を変えてお話の時系列順に読むと、また印象が変わるのかな?
出来れば一度全部忘れて読み直したいけど…無理だよなー。
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【恋こそ、最大のサプライズ・ミステリー!?】バイト先の女子高生との淡い恋、美少女の転校生へのときめき、人生の夕暮れ時の穏やかな想い……。一筋縄でいかない恋愛小説集!?
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恋愛ミステリーの短編集。
年齢も題材も様々でバラエティに富んでいるが、中途半端な作品もあるなぁ、よくわからないラストだなと思う作品も。でも、読み進めているとそこには壮大なカラクリが隠されていた。完全に油断していた。
何回も前のページをめくってしまった。こんなミスリードがあるのか!
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ミステリ作家という印象が強かった作者の(裏表紙の説明によれば)恋愛小説集。ひねりが効いている話がいくつかあってそれなりに楽しめたのですが、中にはよくわからない話もあって微妙な印象……
と思いきや、「女!」のラストから「錦の袋はタイムカプセル」での種明かしで「うわー、やられた!」と。よくわからなかった章(「まどろみ」「匿名で恋して」)も「錦の〜」で納得。
想像だにしなかったからくりは、「葉桜の季節に〜」以降ずっと期待していた驚きを与えてくれました。毎回本作のようなトリッキーな作品とは限らないとは思うのですが、次以降の作品も多分「驚き」を期待して買っちゃうと思います。それくらいインパクトのある作品でした。
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あれ?短編集??って思ってました。そんなに短編集は好きではないので、ちょっと残念感。
ちょっと奇してるのもあれば、ただまったり終わるものもあり、正直なんかうーん…ってなってました。
それでも読み進めて行き、ある物語の最後の方で「ん?」ってなって、そこから一気に答え合わせが始まる感じでした。こんな大がかりな仕掛けになってるとは、びっくりしました。わたしは名前のトリックにいっつもやられてる感…。
しかし、まさに世之介じゃないですか。。
にしても、タイトルは…誰のことですかね。笑
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ミステリあり、サプライズあり、青春やビター、コメディタッチとバラエティに富んだ12編の恋愛小説集。という名目なのだが、作者が歌野晶午なのだから、と疑ってかかる擦れた読者であるならば、全体に共通する仕掛けにはすぐに検討が付く。というのも、登場人物があだ名や変名、ニックネームなどばかりであり、同一人物だなと察しを付けたらヒントは多いのだ。それでも飽きさせないのは各編がそれぞれに工夫が凝らされているからだろう。しかし、これだけならば普通に面白かったというだけなのだが、解説にあった最終編の仕掛けで大いに唸らされると共に評価も一気に上がった。これは凄い。メタ的ではあるので解説必読だが、知ってから読むとこの短編だけでの完成度に驚かされること必至。三度読みの意味もむべなるかな(やらないけど…)。
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若い頃、時間は無限だと
感じていた頃。
失敗をしても
やり直せると思っていた頃。
時が流れてしまったことを
思い知らされるこの頃。
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えええええ!(驚きと呆れ)
バイト先で知り合った女子高校生との甘い恋
大学の演劇部での悲しい恋
就職した会社でフランスに行き知り合ったフランス人女性との儚い恋
還暦を迎え小学生時代に好きだった女性との叶わぬ恋
それぞれミステリー要素を持った男女の恋の短編が13話続く。
しかし内容はごく普通の話。
どんでん返しの歌野晶午さん。このままでは終わらないでしょう。
約660ページ。読み応えがありました。
延々と男女の恋の話が続いていきますが何か釈然としない。
このまま終わるのかなって思ったが流石歌野晶午さん、最後きっちりと落としてくれました。ちょっとでも触りを書くとすぐにわかってしまうので書けませんが必ず最後は驚くでしょう(いろんな意味で)途中で分かる人は中々いないんじゃないかな。
いや〜面白かった。
※絶対最初に解説は読まないように(^^)
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「すごい仕掛けがある」という事前情報から手に取った作品。
『葉桜の季節に君を想うということ』を読んだことがあったので、期待しながらの読書。
最初の話を読んだら、思いのほか短く、どんでん返しの後に綺麗に終わった。
次の話を読むと、主人公の年齢も名前も違うし、話もつながっていない。
「あれ、恋愛に絡んだどんでん返し系短編集なのか?」と思いつつ、でもそんな簡単なはずがない。もっと大きな仕掛けがあるはず・・・と読み進めたら、「女!」の最後で「あれ!?」。続く「錦の袋はタイムカプセル」でタネ明かし。その大規模な仕掛けに驚かされた。
読み終えて、解説を読んだ後に「時系列順」や「発表順」に読むことで見える違いもあるとのことで、度肝を抜かれた。そこまで考えるのか、と。
かなりの分厚さがあるが、ちょっとしたどんでん返し系短編集としても楽しめるし、台詞も多く読みやすいので、仕掛け好きの方にはぜひ読んでもらいたい。
それにしてもこの表紙、すごく内容を誤解させる可愛い絵だなぁ。背もピンクだし、知らない人が見たら「可愛らしい恋愛小説を読んでいるんだろうな」と誤解させることだろう。