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猫好きのサトルに拾われた野良猫。♂なのに訳あってナナなんて名前を付けられる。5年一緒に暮らしてサトルが30歳を過ぎた頃、のっぴきならない事情ができて、サトルはナナを手放すことに。新しい飼い主との見合いのため、サトルはナナを連れて、小学校、中学校、高校時代の信頼の置ける友人たちに会いに行く。
それぞれの友人とナナの目線で語られます。最後は反則じゃないかと思うほどボロ泣きさせられました。猫好き必読。
「僕らに言葉が分からないって決めつけてる人間のほうがばかなだけ」。うん、確かに猫は人間の言葉がわかっていると思う。
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何となく苦手意識を持っていた有川作品。
(苦手と言うほど読んでいないのだけれど…)
今回は私が猫二匹と生活している事もあり、スッと自然に物語へと入っていけました。
主人公のサトルとナナの関係性が抜群に良い。
言わずと知れた事だけれど、動物と人間は言葉を交わし合うことは出来なくても、心を通わせることは出来るのだと、改めて実感しました。
『猫』と付く言葉は何故か悪い意味を持っている事が多いけれど、それだけ昔から人間と密着して生活しているからだろうなぁと、私は勝手に思っています。
付かず離れず、これからも人間と猫は関係を持って生きていくのだろうな。
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優しいなぁ
悲しいけど幸せだったんだよ。だから、泣かなくていいんだよ。
そう、だからこの話を読んで泣いちゃダメだよ。
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旅を通じて絆が深まるにつれて色濃くなる喪失の予感。予測しやすい流れに読了間際。。。失言癖を気に病むノリコがなりふり構わず「病室に連れてきていいか」と変わった瞬間が私のツボだった。皆がもらったんだなぁと。電車内で唇の震えが止まらず、駅を出て泣いた。何度読んでも泣きそう
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久々に読んでて泣いてしまった作品。
さすが有川さん、人物の感情描写が上手!
動物好きではないけれど……というか嫌いだけれど、飼い主の気持ちが少し理解できた本。
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高飛車なノラ猫のハチと飼い主サトルの物語。
ハチの猫っぽい不器用な愛情が可愛いくて、でも切なくて、引き込まれるように読んでしまった。
サトルはとても優しくて素敵な人柄なのにサトルを取り巻く人々がみんな曲者なのに、共感してしまうところがあって、そこも魅力の1つだと思った。
どんな風に映画化されるのか、楽しみ!
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こんな深い話しなのか〜!
旅の目的が分かった途端に涙!ラストに涙!
自分も旅して涙して心温まる一冊でした。
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泣く。泣きたくないけど、この作品を読んだら泣けてくる。
猫だけじゃなく、動物を飼うって責任重大なこと。
明日の自分をしっかり持っていないとペットとの共同生活はするべきじゃない。
そして、どうしてもダメになったとき、ちゃんと彼らのことを考えてあげられるのか。
これからペットを飼うことをお考えの方にまず読んでいただきたい作品です。
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猫目線で面白く書かれていて、とても楽しく読んでいましたが、最後がこんなに泣ける物語だなんて! 猫と飼い主の思い出で終わる。悲しい終わりではなくて良かった。
表紙が村上さんだと思ったら、この本の中にも話題として、コロポックル出てきましたね。
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ああ、無性に猫ちゃんが飼いたくなった。
どこかに野良猫ちゃんいないかなあ。
僕の猫になれよと言ってあげたい(切望)
猫バカ青年悟と彼の猫になる元ノラのナナの物語。
物語は悟がナナを飼えなくなり貰ってもらう先を探して友達のところをめぐる展開。
行く先々で悟の人生と彼の友たちとの交流や葛藤が描かれる。
あいかわらずのストリーテラーぶりで、するする読み進められた。
むしろ作者お得意の恋話がほとんどないのが、ちょっと驚きだ(笑)
次第に明らかになる悟の境遇は言ってみればかなり悲惨なのだけど、悲しくはあっても、最後までなんだか幸せな気持ちで読めた。
それは悟自身がまるで悟りを開いた人物のようで自分の悲劇にも暗くないからというのもあるし、それ以上に、ナナとの交流が彼にとってこの上もなく幸せなものだからだろう。
でも、この物語の主人公は悟ではない。
それは彼視点の内面描写が一つもない事でも明らかだ。
この物語の主人公というか、主猫公(しゅにゅんこう)はナナなのだ。
そんなナナがイケメンでいじらしくて可愛すぎて困る。
だって、こんな猫ちゃん自分も欲しくなってしまうじゃないか。
この二人の幸せな出会いと物語がとても素敵だ。
ただ、ひとつ思うのは、悟自身が自らの想いを語る場面があっても良かったのではとは思う。
いや、やっぱり蛇足かな?
ともかく、最後に言いたいのは、
猫ちゃん、カモーン!
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飼えなくなった猫の引き取り先を探す旅を描いた物語。猫の視点も入ってて、会話してるような雰囲気がかわいい。
猫を飼えなくなる理由は想像の通りだが、それだけにとどまらない深みがある。
引き取り先候補を訪ねる短編連作みたいな構成だが、結果的に主人公・悟の人生を描いた物語になっている。序盤の話から涙腺がやばかった。
いろんな人に勧めたくなる大切な一冊になった。
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友達おすすめの旅猫リポート。
サトルの人柄の良さがとても染みます
サトルとナナのやり取り が 優しくて
楽しくて とても好きでした。
動物好きにはたまらないなあ!
夢が詰まってるなあ!
と思ったし、旅の理由と結末に
涙が止まらなかったです。
最高でした。
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猫目線と人間目線で物語が進んでいくのが面白い。いつまでもこの旅を眺めていたかった。
(2017.7.16)
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小説を読んで、泣いたことはありますか。
天涯孤独の青年と
天涯孤独の野良猫。
1人と1匹はお互いの体と心に寄り添いながら、過去をめぐる旅にでる。
1人と1匹の旅が終わる時、
その結末にあなたは涙するだろう。
読み終わった後、この小説は間違いなく映画化されるだろうと思っていたら、本当にされました、、。
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猫も、コロボックルシリーズの絵(お話は大好き)も好みじゃないので、どうかなー、泣かせようとする話なんだろうなぁー…くらいのイメージでよみはじめたのです。
なるほど、そういう泣かせ方をしたいのね、と、かなりはじめの方でわかってしまったのにも関わらず。
気がつけば、ほぼ、嗚咽w