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人工知能のエンジニアによる子どもの発達の解説は新鮮でした。ただ、90年代バブル期の子育てを元にしたエッセイなので、若干、合わないかな…と思う点もしばしば。子どもの脳の育て方は面白かったが、男性脳女性脳論が強いので、そうなのかな……?と思う点が気になりました。そもそも全て納得いく育児書はないのかもしれないですね。新生児の記憶は保存されないと言いつつも、子を案じた母の気持ちは否定できない話は特に共感しました。
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脳科学者であり、また男の子を育てた母親である黒川さんの経験談を盛り込んだ本著は子育てをする、している人には是非読んでもらいたい。特に男の子の場合は。
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夫はうまく使ったらいいが、育児の主役は、常に母親にある。その覚悟は決めた方がいい。私たちは、選ばれて、母になった。
息子の存在を否定するひどいことばくらい、私だって吐いた。どんなに愛していても、育児には疲れ果てる。光は必ず影と共にあるように、愛も必ず憎しみと共にある。
「母親をちゃんと知っていたんだ。10か月も一緒にいたんですからね」
小さな子を持つ母たちは「早く◯◯しないと、◯◯できない子になる」と焦りまくるが、脳科学
的には「早く◯◯したから、◯◯できなくなる」リスクのほうが深刻だったりする。〜
未知の脳をプロデュースする楽しい大役を、親はもらうのである。
親に愛された自負は自尊心の核となる。
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脳科学的アプローチは参考になったし、母親として共感できるところも多々あり。ただ、男の子の母親が書いた本なので、女の子を育てている母親が参考にできる部分はあまり多くないと感じた。「女の子ならどうする?」と知りたい部分はさらっと流されている感じ。
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人工知能の研究家が、自らの子育てを元に綴った子育て論。
男の子を育てた経験からか、「男の子を育てるには」という部分に多くが割かれています。
女の子の場合は、と補足されている箇所もありますし、男女の別なく共通の部分の多くあります。
読み物としても面白く、これからの子育てに勇気をもらいました。
子育てにゼロリスクはない。
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娘のいる母親にはちょっと情報が足りないでも無いけれど、それを差し引いても充分に役立つことかいっぱいの内容。
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他のレビューで息子ラブの感じに辟易するとの趣旨のことが書いてあってなるほどと同感。でもそれ以上に息子ラブの態度を健全に出せることがすごいなぁステキだなぁと思った。同時に私できてるかな?とも。朝ごはんの部分は早速実践しようと思ったけど、紹介されている種々のテクニック知見よりも、母業を唯一無二の素晴らしいこととして思いっきり楽しんでいこうという姿勢に感動して、私もそうありたいと感じる。理系な人なだけに正確なデータと、そこから考えられることをもとに自分で意思決定してるのも見習いたいところ。
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子育て関するヒントがいっぱいの本。
自分の子供の自慢が鼻に付くが難点。
子供が小さい頃に読みたかった。
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著者が子供を愛す気持ちに涙が出てた。乳幼児の子育て真っ最中。今この瞬間の子供と過ごせるのは本当に今だけだと当たり前のことに気がつき、ますます子供が愛しくなった。絵本をたくさん読んであげようと思った。
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1歳男児の母として、とても勉強になりました。脳科学って発見と納得ばかりで面白い!
自分で子供をプロデュースするなんて無理!と思ったけれど、つまるところ男性脳、子どもの脳で起こっていることを理解し、あとはどっしり構えて母の人生を歩む事が息子ないしは夫の人生を幸福に導くこと、支えることに繋がるのかなと。愛のことばはたっぷり添えて。
・心の痛みは無駄じゃないということ
(脳にとって、愛とは、痛み。他者の痛みを自分のことのように感じ、自分の中にある癒しを与えようとする行為なのである。逆に言えば、心の痛みを伴わない営みに、愛はない。)
・男女の情愛はホルモンによる生殖作用
・男性脳が女性と違うということを理解する
(遠くは見えるが、近くが見えない。世界は見えるが、目の前の大切なひとに共感してあげられない。脳は、何かが得意なら、何かが不得意なのである。)
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人工知能開発者が書いた子育て本。脳を知り尽くした作者ならではの冷静というか好奇心に満ち溢れた楽しい子育てに微笑ましくなる。
印象に残ったのは「甘やかしすぎることはない」として息子さんを甘やかしたというくだり。直前に読んだ佐々木正美先生も、医者の立場から「過保護を心配する必要はない」と全く同じことをおっしゃっていたからだ。甘やかして自立できない子供になると思いきや、その逆で、自分を受け入れてくれる軸や居場所がある分、子供はそこから世界に飛び立てると。
黒川伊保子さんでいうところの、特に男性能が必要とする「座標の軸」に母親がなるということかとわかり、とても納得できる内容だった。
思えば子育ては「甘やかすな過保護にするな。子供を自立させよ」と、幼いうちから子供を突き放すことが正しいかのような論調ばかり。せっかくの可愛い子供を思いっきりベタベタ可愛がることがダメみたいな風潮がないでしょうか。佐々木先生がいうとおり、過干渉(子供の望まない、親の望みを押し付ける=虐待)になってはいけないだろうが、甘やかしていいんだよって言ってもらえるのはとても気が楽になる。もっとこの論点を広めたい!
その他メモ
-朝ごはん重要
-糖質より卵(血糖値の急落がダメ)
-8歳までに色々な経験を(小脳の完成)運動音感
-15歳で大人能完成。9-12歳脳のゴールデンエイジ
22時までには寝ること
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●「育児のキャッチコピー」動機付けがあると人間は行動しやすい
●「愛は言葉で伝える」男はホウレンソウが信頼の証、女は気持ちをわかってあげる言葉がけを
●「脳のメンテナンス」朝ご飯は糖質のみはNG、たまご、タンパク質、繊維質。深夜ジュースもNG。たまごスープ、ホットミルクが良い
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すごくいい本だなぁ。黒川さんは、辛いこともひどいこともあっただろうに、徹底的に前向きで明るく、生きる姿勢を見せてくれる。黒川さんが女の子を育てていたら、どんな話を私達に聞かせてくれたのか、それだけが私には惜しい。知りたいです。黒川さんとお父さんの関係からは学べるのだけど、女の子をがんばって育てるお母さんの姿勢について、いい本はないかなぁ。
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■どんな本か
脳科学者が自身の子育てを振り返るエッセイ。
■メッセージ
世間に惑わされず好きなように育てよ、とことん甘やかせ、母は選ばれて母になる。おっぱいも、言語も母と子のもの。母と子がやりたくてやる、自分らしい子育てをしよう。楽しもう。
■印象に残ったこと
・胎内記憶は2才過ぎまで脳内保持される可能性高い。
・生まれてすぐの子どもは、相手の筋肉の動きなどの視覚や息の風圧などの触覚で言葉を認知している。(発音体感) 聴覚優位になるのは2才後半になってから。
・8才までに身体能力基礎決まる。様々な体験させた方がいいと言われる根拠。
・12-13才で脳のOS書き換わる。13-15才は移行期。だから時々バグる。
■感想
『母親になるとき、脳のなかではどんなことが起こってるのか』の科学を知りたかったのに著者の子育て話だった。タイトル変えてくれー!!
他の著書でも感じたが息子自慢が本当にしつこい。こんな姑だったら本当に嫌だな。自慢がなければもっといい本なのに!
脳科学の話や性差、思春期の脳についてはほうほう面白いな・知らなかったなぁ〜と思ったし、この人の子育てをとことん楽しむ姿勢とエネルギーは素晴らしいと思うが!!
(今時、『育児の主役は常に母親』で『母の胸に抱かれた方が、子は安心するに違いない』て言い切るセンスの無さはやばい。)
他の人はあんまり嫌味に感じないのかな〜。
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脳科学、脳神経学の本、というより科学者の執筆したお母さんの本かな。エビデンスや脳神経学も日々更新されているので、データとしては頼りない面があるように思う。なので、脳の仕組みを理解したい人ではなく、子育てしている(特に男の子)母親向け、子育てについて激励を受けているような気持ちになる。