電子書籍
振り返れば激動だった平成史
2018/05/31 02:52
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ヒトコ - この投稿者のレビュー一覧を見る
昭和が終わった時、確かに時代が変わったと感じた。
天皇が代替わりしただけの事だが、昭和天皇が崩御して初めて語られる歴史があった。
来年天皇の生前退位によって平成が終わる。
30年、結構色々な事があったが、世の中の出来事は日々の生活に追われて過ぎてしまえば忘れがちだ。
昭和とは事情が異なるが、一つの区切りとして時代を振り返る良い機会を与えてくれる一冊だった。
投稿元:
レビューを見る
平成に起こった事象が順を追って書かれていますが、一つ一つのテーマを掘り下げていないので、尻切れとんぼ感が強く、残念でした。テーマごとにまとめてあれば、もっと理解が深まったと思いますが…
投稿元:
レビューを見る
2018.4th
「知らないと恥をかく」シリーズの説明をはしょってコンパクトにまとめたような本でした。平成時代に世界(日本も)で起こった問題がザーっと説明されています。悪くはないけど、説明薄いし、トピックも少ないので、「知らないと恥をかく」シリーズの読者には少し物足りないかも知れません。
投稿元:
レビューを見る
2018035
池上彰さんが平成を語る。
バブルの崩壊。ベルリンの壁の崩壊。天安門事件。二度の大震災。インターネットの登場。平成と一口に言っても色々なことがあったと思う。
少子高齢化や、日本の労働人口の現象、AIの時代の到来。ドローンやロボットの勃興など次の時代への課題も多いけど、次世代がより良い世界になります様に。
投稿元:
レビューを見る
いつもどおり安定感がある分かりやすさでした。
平成という30年間の時代を振り返るのにはとても
適した本だと思います。
欲を言えばもう少し詳しく知りたいっていうところで
すぐに次のテーマに行ってしまうというところですかね。
まぁ知りたかったらそのキーワードで自分で調べれば良いのですが。
ジュリアナ東京って私が小学校高学年の時に流行っていたと
思ったのですがバブルとっくに終わってたよな~
とずっと疑問に思っていたのですが、やはりバブル後に
出来ていたのですね。
あとは住専とか当時は全く分かっていなかったですし
ベルリンの壁の崩壊やソ連の終焉、湾岸戦争とかPKO
とか当時中学受験で勉強していたものの
表層すら捉えられていなかったことに驚愕を覚えました。
投稿元:
レビューを見る
もうすぐ平成が終わるので、「平成史」という言葉が気になって読んでみました。
タイトルの「世界から見る平成史」という言葉に最初は疑問でした。「平成って日本の元号で、世界関係ないやん」って思いましたが、よくよく読んでみると、そうそう思い出した!元号が平成に変わったのとかなり近しいタイミングで冷戦が終結して湾岸戦争が始まって・・・そんな幕開けだったんだ。出来事が起こった年に数年程度のズレがあるからリアルタイムで生きていると実感しにくいんですが、歴史のうねりってこうやって振り返ると改めてわかるんですよね。
本の内容はリアルで生きてきた人間にとっては振り返り程度です。新書サイズでページ数もさほど多くもなく、軽く「こんなことがあったんだ~」程度のおさらいするのに適しているという感じです。
ただ、私にとってのこの本の意義は「歴史」と呼ばれる出来事の時間感覚をつかむことができたことかもしれません。
私の好きな「幕末」という時代も、後世の人間が歴史を学ぶと怒涛の流れのように感じますが、当時を生きた民衆にとっては約20年という年数を今、私が平成を生きた感覚のように過ごしていたんですよね。まるでアハ感覚の絵画クイズのように、気づけば景色が変わっている。
これからは歴史を学ぶとき「当時の人々の感覚はこうなんだろうな」と想像してみたいです。
投稿元:
レビューを見る
池上さんの本にはハズレが無い説健在。
今回も勉強させていただいた。
それにしても今の日本の悲惨な状況、政策の失敗が思ったほど効いてるんだね。
過去を振り返るだけでなく未来を見据えるのにも役立つ一冊。
投稿元:
レビューを見る
昭和から平成に変わる時は、内向きな昭和史を
振り返って「次の時代は?」と言う論調であった
と記憶しています。
平成から令和への時代の移り変わりは、もっと
加速度的に世の中が変わっていくであろうと
著者は予測しています。
平成はどんな時代であって、令和はどんな時代
になるのかを学べる一冊です。
投稿元:
レビューを見る
【30年の丸わかり】国内的に数々の災害や事件に見舞われながら、同時にグローバル化や冷戦崩壊等で国際情勢面も大きく動いた平成という時代をわかりやすく解説した作品。著者は、ニュース解説の第一人者として知られる池上彰。
出来事ごとに簡潔に解説がまとめられており、当時を振り返る上でも、そして当時を知らない人が勉強をする上でもとても有意義な一冊でした。背景知識として昭和の出来事の解説も含んでいるため、現代史をまとめた作品として広く参照できるかと思います。
〜平成という時代は、明治時代から上ってきた坂が、下に転じた時代と言ってもいいでしょう。〜
ツボの押さえ方が見事☆5つ
投稿元:
レビューを見る
『知らないと恥をかく世界の大問題シリーズ』と同じ角川新書だが、こっちには写真が載っていた。広く浅くなので、『知らないと…』の方が面白い。
平成元年はまだ7歳だったが、一つの元号を丸々生きたと思うと感慨深いものがある。
投稿元:
レビューを見る
平成も残すところあとわずか。さすがの池上さん大変わかりやすい平成の歴史。消費税にせよ、郵政民営化にせよ、なんかしてやられた感はあるわけで。平成の30年で首相は18人。都知事は6人変わっていて、対するアメリカは6人。そもそも比較するのがナンセンスにしても、変わりすぎだよねー。これが普通の会社なら、経営陣がコロコロ変わるってどういうこと?ってなるわけで。次の時代はどうなるのかねぇ。
投稿元:
レビューを見る
ファクトがよくまとまった平成史。
欲をいえば、
カテゴリ別(政治・経済・外交など)にわけ、
サマリーを付けた上での解説であると、
より理解が進んだと思う。
投稿元:
レビューを見る
プロローグ 東西冷戦終結と平成の始まり―東西冷戦の歴史と世界の関係を理解しておこう(「平成」じゃない平成がスタート
すべてはスターリンの“裏切り”から始まった
ベルリンの壁は、恥ずかしい壁?
冷戦への決定打「トルーマン・ドクトリン」 ほか)
世界から見る平成史(昭和天皇崩御の裏で…
いまの選挙制度につながる事件
消費税は平成の幕開けとともに
劉暁波と天安門事件 ほか)
投稿元:
レビューを見る
平成の30年間のなかで世界で起こった重大ニュースを簡潔に解説している本です。
先だって読んだ『平成論 生きづらさの30年を考える』という書籍で述べていた部分と重複する部分もありましたし、「わかりやすく」「簡潔に」紹介することに主眼が置かれているためか、物足りないと感じることが多かったです。
それぞれの事件の背景や結果について、より深い考察がなされていると読みごたえがあったと思いますし、著者の「感想」のような部分についても詳細な分析を踏まえて論述して欲しかったとも感じます。
例えば、小泉政権下の「郵政民営化」についても、賛成派・反対派のそれぞれの主張は紹介されているものの、「では、結局民営化が国民に支持された理由はなんなのか」ということについての分析などはなされておらず、肩透かしを食った様な読後感の章もありました。
一方で、51の重大ニュースが2~4ページにコンパクトにまとめられていますし、年表やコラムなども充実しているので、大まかなイメージをつかんだり、ざっと平成をふりかえったりするために使う本としては有効かもしれません。
投稿元:
レビューを見る
平成時代をザクッと知ることができる。普段は年号なんてなしにして、西暦だけでいいじゃないかと思いがちだけれど、「区切る」ことによって、ひとまとまりにして考えることができるし、改元前後の浮足立っている感じ、たまにはそういうのもいいじゃないかと思えてくる、平成最後の日でした。そういう意味でいうと、昔、災いのあと改元していた理由も納得できる。いつ頃から「昭和時代」「平成時代」という言い方は「馴染んだ感じ」になるのだろうか。そう考えると、江戸時代とか明治時代とか大正時代とかも、今は普通に使うけれど、次の元号に変わって暫くの間は「時代」をつける言い方に違和感があった時期があったのかも知れないと思えた。関係ないけれど、この紙質と2色刷りは必要だったのかな。