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モールス信号から初まって、ラッチ、フリップ・フロップ、加算機、そして 8086プロセッサまでコンピュータの仕組とその発展を判り易く解説する一冊。学生時代に「やさしいコンピュータ科学」という名著を読んだことがあったのですが、それを読み返しているような印象でした。電子工作をやっているような人達なら当然の知識として知っているようなことばかりですが、「コンピュータは使えるけどトランジスタが何かは知らない」という人にはオススメの一冊。
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いい本なんですが、業界の人向けです。専門知識が要りますね。
ですがそうで無い人達にもお奨めしたい。論理がいつ数学と融合したのか、さらに論理がい物理と融合したのか、そして機械と論理がどうやって融合して、パソコンを作り出していったのかよくわかります。
ここまで来て僕はやっとパソコンと数学の関係がスッキリしました。算数は好きでしたが集合とか大嫌いでしたのでw。プログラムは0と1で出来ていると言われてもそれがどーしたとか思ってました。こうやって歴史を紐解くとボクは納得するようです。
結局、PCとは、神または神と対話できる預言者を作ろうとしていると言えるのかな、、と思えてきます。数学の出発点に神がある以上、その生成物であるPCもまたそちらを向かうのではないか? SFですけどあながち無いとも言えません。だって0と1からこんな世界を作り出してしまったんですよ人間って。
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この本がよいと思われるところ
情報のコード化ということを中心に据えて計算機の「からくり」を手順を追って
説明しているところ。つまり計算機が情報処理のための機械だと言うことを丁寧
に説明している。
いきなりCPUのアーキテクチャーのような話ではなく、できるだけ物理的な手応
えをつかめるような書き方になっているところ。
できるだけ平易な言葉を使って読者を遠ざけていないところ。
著者がCharles Petzoldである。
ということで、計算機や、デジタル回路の初心者が体系立った基礎を積むために
読むのには非常によい本です。それぞれの教科書や実習だけではバラバラになっ
てしまう知識体系を情報というキーワードでつなぎ止めることができるようにな
ります。またそうでない人もこの本を読むことで、教養としての計算機知識を身
につけることができるはずです。
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3年前に買ったときはさ~っぱりじゃったけど、16章まではサクサク読めた。が、17章からはちょっと辛かった・・・。半年後にもう一度読んでみよっと。
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電気工学っての思い出す、高校の時を思い出す。
モールス信号から始まって、
電気回路の話、コードの話、
割と間口は広い本。
読んでて興味深かったのは、
ブール代数の話、
ブール代数が何かよく知らんかったけど、
知ってるとすげえ便利そうだ。
そんくらい
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本書はコンピューターそのものを解説した解説本です。
つまり「よく分かるコンピューターの仕組み」と言ったような本なのですが、巷に溢れかえっている類書との違いは歴然としており、かなりユニークな内容です。
世間に溢れかえっている類書には、詳しく丁寧に解説している教科書的な本やあるいは一般向けに優しく噛み砕いて、噛み砕いて、中には噛み砕きすぎて中身がスカスカ、読者をわかった気にすれば儲け物と言った本などが目立ちます。
しかし、本書は中身は充実しているのに教科書的な内容ではなく、所々に差し込まれた著者のちょっと皮肉のきいたユーモアを楽しみながら読むことができ、技術的な解説本なのに何となく物語を読んでいるかのような気分にさせられる本です。
#まあ、これは教科書的な内容の本に比べればと言う事になるのかも知れませんが・・・
さて、本書に書かれている話の流れを以下で簡単に紹介。
早く寝なさいと言う親の目を盗んだ、隣り合う両家の子供たちが懐中電灯を使ってコミュニケーションを取ろうとすると言う話から始まり、
その通信システムを改良していく過程でモールス信号が出てきたり、電球と乾電池とスイッチからなる簡単な回路を使った通信システム、そしてコンピューターの内部で使われている2進数の解説、ANDやORなどと言ったロジックの解説、コンピュータの加算減算のやり方の解説、フリップフロップの解説などが続き、その後、ENIACなどから始まるコンピューターの歴史などに触れている内容です。
また、ハードのみならずOSやプログラミング言語などのソフトウエアやグラフィック表示、CD-ROMの技術的な解説などにも触れており、コンピューター全般について学べる内容でした。
所々に、かつてモールス信号を使った電信が通信の花形だった時代における問題点やその解決方法などのウンチクも書かれており、色々とへ~って感じで興味深い内容です。
ですので、コンピューターは普通に使っているけどその仕組はよくわかっていない、詳しいことを聞かれると答えられないという方はもちろん、大学でコンピューター関係の講義を受講したと言う方も、復習がてらにこの様な切り口での解説方法もあるのかと楽しみ、かつウンチクも蓄えることが出来ると言う、中々お得な本でした。
コンピューターに興味をお持ちの方は一読をお勧めします。
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計算機とは何ぞや?という本。
コンピュータの仕組みの根本を難しい勉強をせずに知りたいときにオススメ。
2 進数の説明から始まり、電子回路の基本の導入へと続く。
論理演算の説明と電子回路を使ってその演算をどのように表現するか、また、算術演算をどのように電子回路で実装していくかと話が続く。
最終的には、加算をするための回路を構成していく。
この本を読むと、CPU の構成の基本がわかる。「読みこんだ命令に沿って、アドレスバスにメモリアドレスを設定して、データバスを介してデータをレジスタに読み込み、そして演算をする。その後、次の命令を読み込み、動作を繰り返していく」ということを理解することができる。
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コンピュータアーキテクチャの成り立ちについて詳細、かつ平易に書かれた本。電気の仕組みから始まり、ブール代数による論理演算、そしてそれを可能にするAND, OR, XOR等のスイッチ群の仕組み、果てはアセンブリ言語まで書かれてある。コンピュータが発明されるまでの歴史的背景なども説明してあるので、たくさんの事象や概念について説明がされてはいるものの、分かりやすい。
別に何の役にも立たない知識かもしれないが、プログラミングをする際にコンピュータアーキテクチャの成り立ちが頭に多少なりとも入っているほうが、より良いプログラムが書ける気がする・・・。
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最近は分かりませんが、一昔前のWindowsのプログラマーはほぼみんなお世話になった通称"ペゾルド本"の著者チャールズ・ペゾルドが書いた、コンピュータの仕組みの解説本です。
コンピュータの成り立ちの歴史を非常に分かりやすく説明していて、個人的には大学で”計算機”について学んだ飛び飛びの知識がこの本を読んだ時に一気に繋がったという感覚を得ました。特に組み込み機器のエンジニアにオススメしたい本です。
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2進数、補数など、今まで読んだ本の中で一番わかりやすかったです。
基本情報処理技術者試験の対策にもよさそうです。
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コンピューターの中で何が行われているかを1から教えて
くれる良書、らしいが、私は複雑な回路図と、一度簡単な
説明をしたらそれ以降当たり前のように頻出する専門用語
の雨嵐に挫折してしまった(苦笑)。やはりプログラマー
などの業界人が読んで楽しい本、なのかな。
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twitterで@NAGAYASU_Shinya さんがおすすめしてるのを見て購入。
内容は、コンピュータサイエンスの歴史をなぞらえる形で、コンピュータを作っていくという形式でわかりやすいしワクワクする。
初めにモールス信号や点字といった、実生活に浸透しているバイナリコードの仕組みを説明し、それらを電気的に表現するためのリレーを導入して、それらを組み合わせて論理ゲートをつくり、さらにそれらを組み合わせて組合せ回路(加算器減算器)をつくる。その後、フリップフロップからメモリ、CPUと進み、グラフィックス回路、周辺回路と接続するためのバスの説明がある。そこからは主にソフトの話になり、OS、アセンブラ、コンパイラの説明、という流れになっている。
基本の構成要素からコンピュータを組み上げていくという流れはよくあるが、次のステップに進む動機付けがとても上手く、また作るcpuが超シンプル独自命令セットの8bit cpuなのでとても理解しやすくて、非常によかった。
一方で、実際の構築手順やRTLが書かれているわけではないので、手を動かして進めることを想定はしていない。また、出先で読むためKindle版を購入したが、画像形式のためハイライト・メモできなかったのが残念だった。あとkindle版はタイトルがなぜか「CODE マイクロソフト公式解説書」となってるが、とくにマイクロソフ依存はしていない。
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モールス・コードから始まって、電磁石を使ってリレーをつくり、それによって論理回路を作り出す。この本はコンピュータの原理を100年前から存在するこれらの技術を組み合わせて作り出し、それを洗練させ、最終的には仮想的なコンピュータ製作するものである。
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フリップフロップ回路以降で少し急にレベルが変わる感じがするが
前半説明部分含めて、非常に詳細に書かれている
少し重い説明を経てフリップフロップ回路に入るので
分かりやすいと思う。概念図も書いてあるので。
コンピューターの中身、論理回路の理解等が乏しい人は
読んでみると良いかもしれない
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目次見ればそうなんだがコンピュータのからくりをまさかモールス信号あたりから始めるなんて、話のひとつひとつがとても興味深い
モールス信号、点字、バーコード
可能性の数がビットの数を決定している
ポール・リヴィアの深夜の騎行は「急に売れ始めるにはワケがある」の本でも出てくる。メイブンでありコネクターであり、コードの理解がある人だったんだなあ。