電子書籍
少し難しすぎます
2018/09/07 01:04
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:マグマ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ブルーバックスなので内容が高度なのは当然でしょうが、1回読んですんなり頭に入ってくる人は、かなり化学の知識がすごいかウイスキーに詳しい人ぐらいでしょう。楽しく読める部分はもちろんありますが、あまりに難しく正直読むのにかなりの苦労を要するという印象です。
元々ウイスキーをほとんど飲まず、あまり好みでないために興味がわかないというのも、読みづらさの一つの要因ではあるかと思います。
専門的に勉強したい方には、かなり満足できる出来栄えのはずです。
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2018/3/17 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
2019/7/27〜8/5
ウイスキーの銘柄の本は読んだことがあるが、製法や熟成過程を科学的に分析した本は初めて。日本酒もそうだけど、やっぱり奥が深いや。味わって飲もう。
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世界の五大ウイスキーの中で、いまトップランクの評価を得ているのがジャパニーズ、すなわち日本産ウイスキーだ。その大きな理由は「まろやかさ」にあるとされるが、ではウイスキーの「まろやかさ」とは何だろうか。この問いに答えることは、簡単ではない。
全工程の99%の期間を占める貯蔵によって、ウイスキーの香味はどう変化するのか?
そのとき、樽の中で起きている「熟成」という人智を超えた現象を、科学はどこまで解明できたのか?
そして、「酒の味」に人が甘さ、旨さ、まろやかさを感じる意外なしくみとは?
好評既刊『ウイスキーの科学』から8年、「ハイボール」「マッサン」のブームやジャパニーズの高評価によってウイスキーをめぐる状況は一変し、「まろやかさ」の謎を追い求める研究も進歩した。前作に新たな成果を大幅に採り入れて改訂し、今宵のオン・ザ・ロックにさらに知的な味わいを加える最新の「ウイスキーの科学」。
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ウイスキーの味や香り成分がウイスキーの蒸留から貯蔵に至る過程においてどのように生まれるのか、について科学的な視点で丹念に説明した本。化学系の知識が無いと読み進めるのに非常に苦労するという、流石ブルーバックスという感じの骨太の内容でありました。
個人的には高校・大学で有機化学の勉強をしていて割と得意な分野のはずだったんだけど、知識的にすっかり忘れている事も多く、読み進めるのに結構苦労したのはここだけの秘密だ(笑)
あと、この本はウイスキー製造過程が終わるまでの話が書いてあるけど、バーで飲む際にグラスの中で時間経過によって味・香りが変わる件や、自分でボトルを買った際に数ヶ月おいておくと明らかに味・香りが変わる件についても、言及して欲しかったな、と思ったりもした。
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ウィスキーの風味は樽が実に重要な役割を果たしている事が良く解る。
スコッチの樽熟成で、10~12年(バーボンは普通4年位)は間違いなく良い影響をもたらすが、それ以上は樽や熟成方法や環境によるらしい。であればいつも飲んでいるのは、ほぼ12年迄であるが、それで問題無い訳だ。
それにしても樽からは、想像以上に多くの物質が溶け出しているようだ。人間がウィスキーを飲むときほど、木の成分を体内に摂取することは殆ど無いとの事。
ウィスキー(特にスコッチ)の風味(フルーティー・フラワー・スパイシー・バニラや蜂蜜的な甘み・・・等)は樽の成分が溶け出し、あるいは化学的な反応を起こしてもたらされている。
ウィスキーの誕生に至る様々な偶然に、感謝しつつ飲むべきだ。
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ウイスキーの素晴らしい様々な面を丹精込めて書き記したという感じの著作だ.5大ウイスキーの中にジャパンが入っているということは誇らしい.工程の99%を占める貯蔵でウイスキーが出来上がる由だが,どうして熟成が進むのかについてまだわかっていないことがある というのも面白い.説明の中でオートファジーが出てきたのには驚いた.甘味,苦味,酸味,塩味,旨味の基本味に加えて,ウイスキーでは辛みと渋み,さらにアルコールの味が重要な役割をしている由.これからウイスキーも飲んでみたくなった.
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ウィスキーの製本から、ウィスキーの味、香りなどの秘密を解き明かす。
高校一年程度の化学の知識が有った方が分かりやすい。
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ウイスキーの歴史から、スコッチ、アイラの説明から、熟成の過程を科学的に説明している。
いまだ不明なことが多い。
樽の成分は3種類しかないのに変化があるのは神秘的だという印象
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ワインだけでなくウイスキーも奥深い。
ジャパニーズウイスキーの歴史は浅いが、バーボンでも300年近くある。
ブレンデッド、モルト、グレンの意味など基礎知識から味覚の科学まで勉強になります。
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https://elib.maruzen.co.jp/elib/html/BookDetail/Id/3000057470
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ウイスキーの歴史やおいしさの秘密について知れる本でした。
ウイスキーは主に5カ国でしか製造されておらず、日本はそのうちの1カ国であることを初めて知った。
ウイスキーが貯蔵されている間に起こっているであろうメカニズムを分子レベルの視点で解き明かしているところが面白かったです。化学の知識がある人が読むとすごく納得できるのかも。
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第二部ウイスキーの少年時代が面白かった。第三部熟成の科学から化学用語が出てきてついていけなくなっていったが。5つの基本味と捕捉されない味の粘膜刺激での受け取りが面白い。辛み渋みアルコールの味は味覚で捕捉されないらしい。エタノールは甘みと苦味が応答し、粘膜刺激では辛みとして受け取られるらしい。こう聞くとウイスキー飲んだ時のピリッと感や、あるいは反転してまろやかさの説明がしやすくなって良かったと思う。