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情報とはなにか、メディアの性質、日本の現状を考えさせられた。わたしは、二元化していく社会に反抗する。
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僕は森達也の映像作品や著作の大ファンだ。
これまでの作品の中で氏が語っていることとかぶる部分も多いが、僕は氏のものの見方に多少なりとも影響を受けているし、賛同する部分も多い。
ぜひこの作品を多くの方に手にとって欲しい。
自分の主張が正しいと信じ、声高に叫ぶ方にこそ、読んで欲しい。でも、そういう方たちが本書を手に取ることはないはずだから、もどかしい。
昔は僕だって、何の疑問も持たずにニュースを見ていた。
当たり前のようにニュースで言っていることだけが正しいと思っていた。
でも。
本当にそうなのだろうか。
特に今、世間を賑わせている水田議員の差別発言だったり、オウム信者たちに向けられる視線を思うと、どうにも胸がざわついてしまう。正解が一つなんてことはないと、本書は言っている。
本書の最後に記された言葉だ。
「事実はない。あるのは解釈だけだ。」
こう言ったのはニーチェらしい。
一つの報道がメディアを通じてなされた場合、すでにその情報には個人の色が付いている。つまり報道した側の解釈を報じているだけだ。
その事実を違った角度から見つめていた人間が報道したら、視聴者の印象はまるで変わるだろう。
白黒で二分化されて、その間のグラデーションを人々は見逃しているのではないか?というのが本書の骨子だ。
僕だって、時々、この社会での生きにくさを感じる。
白黒のどちらにも入れない自分がいることをよく感じるからだ。
どうか沢山の人が本書を手にとって、懐のより広い社会になってほしい。人に優しくなってほしい。
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https://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=19831
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相変わらず、考え、悩み、行きつ戻りつする森達也。同じことを何度も聞かされている気もするけど、たぶん私はこれからもこの人の本を読むんだろうな。
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映画「FAKE」が封切られた後の著作。全体的には、これまで同様、不寛容な時代におけるや”集団化”や、マスメディアの役割放棄への警鐘など。この頃からツイッターを始めたらしく、SNSへの言及もあった。
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世の中にたった一つの真実なんてあるのだろうか。
「ない。あるのは解釈だけだ」というのが著者のスタイル。
だからこそマスメディアやネットの情報を自分の頭で解釈することが必要なのだが、多くの人が(私も含め)与えられた情報に操作されている。
なんでも疑えば良いということではないが、物事をメタ的にとらえる意識だけは常に持ち続けたいですね。
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かなり面白い興味深い本だった。
特に著者である森氏の視点と観点は勉強になった。
このような視点を持った方の本を読むことは
人生にとって重要な意味を持つと感じた。
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オウム真理教の信者を撮った映画、面白かったけど、興行的には失敗だったんだね。
他者の視点を持つって、エンパシーにつながることかな。