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もしかしたら、この本は、管理職になりたくないエンジニアに向けた啓発書なのかもしれない。
IT業界に入ってやりたかったことって管理職なの?理系(工学部)の最高峰ってエンジニアじゃないの?
こんな言葉が突き刺さりました。
作者自身が「落ちこぼれエンジニア」と自称していて、そんな中、適切な努力をすれば、なりたいエンジニアに近づける事が書いてあり勇気をもらえる。
私がビビっときたところメモ
◆日本企業には管理職以外のキャリアパスはほとんどなく、優秀なエンジニアを育成する土台がない。そして、エンジニアは評価されてない。
=>やはり、そうだったのか。この事実が自社だけではなかったことに、少しの安心と日本企業に対する不安感。
私も上司面談の度に、実力付けるためプログラミングをやりたいんですっと言っても、協力会社のプログラマーを管理し、まとめる事を求められる。自分一人分ではなく複数人分の働きをせよ、と。自分で出来ない事を指示してレビューするの無理だって言ってるのになぁ。
◆ソロインテグレーター
著者の新語。「ひとり情シス」より断然っかっこいい
◆多能工エンジニアを目指すべき
「何でもやれる人は何も出来ない人」と上司に言われたことがあった。これは呪いの言葉だ。色々興味があるのに、尖った専門家を求められた。専門家ひとりでは何も出来ないのになぁ。
Websシステム開発してますが、サーバ側、フロント側、インフラに興味があるなら、全部やっちゃっていいのだ。他にAIやIoT、データサイエンティストの勉強しちゃっていいのだ。
◆プログラミングスキルの勘所
・目的のあるプログラムをかく
・人が書いたコードは学びの宝庫
◆トラブルで一番不味いのはデータの消滅
うむ、肝に銘じておこう。
データの冗長、バックアップに詳しくなっておこう
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管理職ではなくエンジニアを続けていく方法はこれか!
自分のやりたかったことはひとり情シスだったのか、ということに気付き、転職に一気に近づけた。
本来、エンジニアは運用するためにいるのではなく、仕事をなくしていくためにいる。人間が増えることで共有やら管理といったクソみたいな仕事をたくさん増やして、さらにその仕事を捌くために人を増やす。そんな現場をたくさん見てきたが、そもそも人なんていらなかったんだ。
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情報システム部だったおっさんの人生史。
起こったエピソードやそこから学んだ教訓を書いている。
Sier出身の社会人なら飲み屋で先輩から聞く話を濃密にしたバージョン
努力したことがよく伝わるので、読み物としては面白いかも
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#データベースを手中にすれば圧倒的な優位性を手に入れられる
WEBアプリは多くの場合、データベースにあるデータを使ってごにょごにょするのがメインなので
データベースのリレーションやどこに何のデータが入っているか分かっていれば、
例えばメインシステムから切り出した簡易なシステムを作って痒い所に手を届かせることも可能
#ソフトウェアのエンジニアでも自分の開発用に簡単なインフラぐらいは構築できるべし
システムを動かす土台がなければプログラミングできても動かせない。(特にサーバーサイドは)
サーバーがきちんと動くことはあまり評価されないので、プログラミングに目が行きがちだが、ソフトウェア+ハードウェアは両方わかるといろいろ幅が広がる
#リスクをベンダーに丸投げすると、その分リスクヘッジ費用が積まれてコストに跳ねる
リスクを自社で吸収出来ればコストを抑えられる
#ベンダーに作業してもらうだけじゃなくて、作業+質問もして、自分のノウハウ獲得につなげる
理想は作業委託だけでなく、教育費用を支払い、同じことは次回以降内製できるようにするのがベスト
#基本は相手から要望が上がってきたタイミングがベストタイミング
いまは時間がないからといって突っぱねていると、時間ができたときには相手の熱量は下がっている。鉄は熱いうちに打たないといけない。