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題名と表紙の絵だけで甲子園ものだ!と思い買おうかな~♪でも積読もたくさんあるしな~(--;)と悩んでいたら、友人が貸してくれてラッキー(^o^)最初のピンチランナーは自分が思っていた通りの現代高校生の話(^^)次の甲子園への道は高校球児を追う新人記者の話で意表を突かれたけれど、がんばれー(^^)/と応援したくなる♪最後の雲は湧き、光あふれては戦時下の旧制中学球児達で、泣けた(ToT)毎年聴いているけれど「栄冠は君に輝く」はいい曲だと改めて思う(*´-`)
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ずるい。こんな話書かれたら、もうわくわくするしか無い!ってなる。
高校野球と言うのは一生に一度しかない晴れ舞台だからこそ、あんな風にキラキラしてるんだろうかってなる。
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須賀しのぶさんの近著は傑作揃い(革命、紺碧、ゲームセット、芙蓉…)、これも良いです。努力が報われる話が好きなのですが、須賀しのぶさんの作品では、努力してもかなわない存在(天才)や、歴史といったどうしようもないものの前でも、葛藤しつつ前進しようという人々が登場します。彼らの歩みに時折涙することも。本書は入門編としてオススメです。大傑作流血女神伝の再評価を祈ってます!
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高校野球をモチーフにした短編三作からなる小説です。
どの話も所謂スター級の球児ではなく、普通の球児。等身大の野球が好きで甲子園に憧れを抱いている子達ばかり。
才能がある子への劣等感や挫折感、ポジション変更によるいざこざ、仲間との軋轢。それらを踏まえた上で、その話の主人公なりの答えに辿り着いていて面白かったです。
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甲子園、という響きに対する特別な憧れ
3年間って短くて、あっという間だけど、全力出しきれる時間なんだよなあ
胸が痛くなるほどのキラキラしさがあの時間には込められている
いましかない、いまだけ。
主役じゃないと思っているあなたも、その瞬間を生きているだけで主役だったのだ
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一行目:スパイクの紐を結びなおす。
BL作家の一般向け小説なぞ、どんなものかという軽い気持ちだったが、とても良かった。
高校野球に絡む3編。その切り口がイイ。
腰に故障を抱えたスラッガー専属の代走を打診される主人公。
地方大会を取材する新米記者。
そして戦時中の高校球児ー
さすがBL作家とあって、臨場感、その場の空気がよく伝わってくる。
広く読んでもらいたいが、野球を知らないとこの隙間を縫うような良さはわからないかも。
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高校野球小説3編。青春だな~
2015.11.13
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ピンチランナー、甲子園への道、雲は湧き光あふれての3つの話によって構成されている。
どの話を高校野球小説であり、 若いからこそある悩みや葛藤、弱さそしてそれを乗り越えていく描写がかかれていて高校野球が好きでない人にもぜひ読んでほしい一冊である。
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高校野球を題材にした短編3つ。「ピンチランナー」本音を素直に言えず諍いを起こす球児。すごい青春。10代に読みたかった。照れながら読了。「甲子園への道」スポーツ誌の女性新人記者と球児の交流。弱小チームのピッチャーに肩入れしすぎてしくじりつつも、球児とのやりとりで成長する。また、球児もそんな記者だからこそ本音をポロリ。この話がお気に入り。「雲は湧き、光あふれて」戦争により人生を狂わされた球児。このテーマを扱うにはページ数が足りないのでは?感動しきれずにすこし消化不良。
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ピンチランナー、甲子園への道、『雲は湧き、光あふれて』の3編からなるこの本は、だいすきな高校野球の魅力がぎゅっと詰まっている素晴らしい一冊。続編が20日ごろに発売されるというのを須賀さんのツイッターで拝見して「いまだ!」とばかりに購入した。この時期、降り注ぐ陽光に負けじと戦うすべての球児に気持ちをはせながら、ひとりひとりが抱く甲子園のなんと鮮やかなることかと胸をいっぱいにした。どのスポーツもかけがえがない唯一なのに、特に高校野球に惹かれる理由のひとつが、これを読めばストンとそして温かく腹の底に落ちてくる。
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高校野球の季節に丁度良いと思い、読んだ次第。ピンチランナーの話は、1人の部員のために、基、部員一同のために、走塁の技術を磨きあげる姿が良かった。月谷君の野球にかける思い、幼馴染みを気遣う姿、ライバルであり、友情であると思う気持ちが良い。新聞記者も高校野球を取材して行く中で、仕事の面での成長、高校生を見守る姿、夢舞台に向けて、直向きにプレーする部員たちを追う立場も、高校野球の感動を伝える大事な役割だなと感じる。最後の雲は湧き、光あふれては、野球と戦争の中での温まる出来事、校歌に感動。
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須賀しのぶさん、初めましてです。
高校野球が好きでした。
女子校だったので、共学校の女子が地区大会の応援に行くのを見ると、
それはもう羨ましくて。
あの頃の高校野球って、今よりもっと泥くさかった気がします。
出場校も今より公立高校が多く、地元出身の選手中心だったせいか
故郷を応援する色あいがもっと強かったような…。
ユニフォームの着替えがなくて、勝ち進むとだんだん汚れてしまうのも、妙にカッコよく見えたりして。
春のセンバツも、もちろん球児憧れの晴舞台。
でも夏の甲子園は、また違う気がします。
三年生にとっての最後の夏といったイメージが強いからかな。
#ピンチランナー
かたや大物天才バッター、かたや走ることにかけては誰にも負けないピンチランナー。
二人のライバル心と熱い友情、
試合の手に汗にぎる臨場感がすごい。
#甲子園への道
圧倒的な強さを誇る東明学園エース・木暮くん。
対するは、初戦敗退がおきまりの弱小校エース・メガネの月谷くん。
二人の幼なじみ対決が面白い。
晴の大舞台で投げぬく姿は堂々としていても、
マウンドから降りた時に見せる少年の顔に胸がきゅんとする。
#雲は湧き、光あふれて
これはもう、泣いてしまいました。
戦争のせいで大好きな野球をあきらめなくてはならなかった選手たち。
あんな時代でなければ、夢を追い続けることができたのに…。
戦争はいけない。絶対に…。
「栄冠は君に輝く」
今年はいつになく感慨深く胸に響いてきそうです。
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時代の違う高校野球を舞台にした3編の短編小説。
1話目の代打専門と代走専門の話の設定は面白いとは思うが、正直これで何が言いたいのって話。
2話目は新米記者の成長物語だが、いかんせん短かすぎて物事がうまく回りすぎて冷めてしまう。
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須賀さんの一般向け。3つの短編のうち、やっぱり女の子が活躍するお話が一番ノリがいい。現役中学生とかが読むのにちょうどいいんじゃないかな。
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甲子園という、特別な場所に魅せられて。
甲子園を目指す話がいくつか入っている。必ずしも主役は高校球児ではない。スポーツ新聞の記者が語りの話もある。一番惹かれたのは、表題作である『雲は湧き、光あふれて』だ。戦前、中等学校で甲子園を目指していた鈴木雄太の前に現れたのは、沢村栄治を思わせる剛速球を投げる滝山亨。不遜な滝山の態度にいら立つ雄太をよそに、彼らの普川商は甲子園出場を決めたが――。中学生の国語で「一塁手の生還」を読んで以来、戦前・戦後をまたぐ甲子園の話には、何か気になるものがある。
3作品を通じて感じたのは、甲子園という場所の特別さ。今も昔も、なぜ甲子園だけ特別なのか。なぜ高校野球にあんなにもひきつけられるのか。憎々しい思いさえ、抱くほどに。誰かが作った流れに先導されているのか、それとも。