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相変わらずのほのぼのな日常…の中に、結婚する時は本人不在で結納金がどうの遺産の配分はどうのという会話が交わされたり、ブルカを被らなければ撃たれる、名誉殺人…という、どうしようもない現実が混ぜ込まれていて悲しくなってしまう。
この世界にいるたくさんのナダ、たくさんのアミナ、たくさんのパキザが自分らしく生きられることを願いつつ。
次で終わりなのか。寂しいけれど、見届けます。
世界中ナダが困ったらどこでもすぐに行くから、と即答できるサトコだから大好きなのです。
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知らなかった価値観に気づかせてくれる。おりおりに読み返したい。
p.63 <あの人には あれだけ必要だったの 分かってあげてね>
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うん、彼ならナダを任せても良いんじゃない?
熱くるしくなく淡々としているようで、しっかりと絆みたいなのが感じられる、このふたりの友情はほんとにすてきだな。
国やら文化やら違くても、違うからこそ相手を知りたいと思い、尊重する。
国どうしもこういう姿勢でいたいよなぁ。
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シリーズ、第三弾。
日本人のサトコと、サウジアラビア人のナダ。
国籍や文化が異なる2人の女性が、アメリカで、ルームシェアすることに...
2人の異文化交流ライフの四コママンガ。
ナダの婚約者・アブダーラさんが、本当にサウジアラビアから、ナダに会いにアメリカにやって来た。
サトコ達は、2人を合わせない様にするが、とうとう彼の帰国の際、ちらりと会うことに。
結婚に対する考え方の違いや、その他、ニカブ、ヒジャブ、アバヤ、ヘナネイル、ヘナタトゥ、ファトワー、などなど、イスラム文化の知らない言葉も盛り沢山。
医療費問題や気候の違いなども、面白いですね。
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異文化に触れること、相手を思うことの大切さを感じた。
自分の常識は、相手の非常識で、住む国や地域が違えば暮らしが全く変わってしまう。若い時は異文化に触れたくて仕方なかったのに、今は随分保守的になったなーと思ってしまう。
いいことも悪いことも含めて、いろんな価値に出会って自分の世界を広げたいと思う。
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借りたもの。
ナダの婚約者・アブダーラさんが押し掛けてきた!
結婚相手を突然用意されて戸惑うのは、男(アブダーラ)女(ナダ)ともに同じ。
いきなり来たことで、ナダの兄・ラフマンやサトコら友人たちが慌てている(笑)
サトコたちはアブダーラがナダを大切にしてくれる人か不安と期待、本人に伝えるか否かで葛藤する。
車越しに一瞬だけという、ちょっとドラマチックな逢瀬?で終了。
その一方で、イスラーム女性の結婚に関して、難儀な側面が紹介される。
ナダの意思とは関係なく、遺産の分配、結納金の話など、男性だけで商談のような話し合いをしていたこと。
「女性に仕事の話をしたって…」と、無意識的な女卑発言がナチュラルに飛び出すラフマンに怒りを覚えるナダ。…これもサウジの現実だろうか。
「時代おくれよ!笑うがいいわ」
ギャグタッチにしているけれど、泣いているナダにちょっと心が痛い。
イスラームのもう一人の女性・パキザ(既婚者)のアドバイスは嫁姑問題に、イスラーム特有の複数の妻を持つという事に反対を表明する。
一言でイスラームの女性と言っても、それは国や価値観によって多様であることが伺える。
親の決めた見合い結婚でも、恋愛結婚でも、本当に幸せになれるかどうかはわからない……
イスラームの話ばかりではなく、友人のミラクルを通してプロテスタントにもちょっと触れている。
名誉殺人についても言及。その中に、コーランにそれらは明記されていない事を紹介。
そう、イスラームとはコーランに書かれていること以外にも、その地域の土着風習も混ざっている!だから国によって異なる解釈もしている。
カーラ・パワー『コーランには本当は何が書かれていたか?』( https://booklog.jp/item/1/4163903380 )を思い出した。
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ナダの婚約者の訪問。
空港へ向かう車での対面は、昭和のドラマを思い出す。
海外の高額医療費は怖い。