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ラストのために上下巻があったのかと思える展開に、ちょっとうまく行き過ぎな感もあるが、上手く纏めたなという感想。
嫌みな人たちのその後も気になるが、個人的に色々苦労しているかもしれないが、それでも小穂のお嬢様感覚が鼻につく。
実際、ヘッドハンターがホステスして人脈作りするってあるんだろうか?
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ヘッドハンティング業界を描いた異色の作品。
ヘッドハンティングによって、会社に入った専務と経営方針で衝突し、創業者の娘と言うことで、社内でちやほやされ、取締役までになっていた小穂は会社を追放される。
そんな小穂はひょんなことから、ヘッドハンティングの会社でコンサルタントになり、全く経験のない業界で、コンサルタントとしても、人間としても成長していく小穂の姿を描く。
正直、甘々の小穂の発言にイラっとすることも多々ある。しかし、全ての案件をただの成功物語として描くのではなく、時には悩み、ライバルに負ける姿など、緩急を上手く使って、専門用語の多い今作をまとめている印象が強い。
この作家さんがこんな作品を書くんだ!と改めて、作家さんの幅の広さを感じた作品。
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面白かった。この作者はミステリーは玉石混交だけど、こういう普通の小説の方があっているのかも。前の婚活の話も良かった。ただし、結末はやや出来過ぎ感があるかも。ヘッドハンター業界は興味深く、主人公も魅力的で、続きがあるといいけど、無理かなあ。
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2018年37冊目。ヘッドハントする側もされる側も、いろいろな人がいてそれぞれの思いも様々。狭い世界での話なのにここまでの広がりを見せてもらえるとは。最後は王道で締めてくれて痛快な読み心地に浸らせてくれる。
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面白かった。2冊続けて一気読み。最後も変にまとめ過ぎずに希望のある終わり方で凄い良かった。続きも読みたいけど難しいかな。
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下巻も期待通りの満足度。成功談がこのまま続くのかなと思ったところに、失敗談も織り交ぜつつ飽きない展開。著者のビジネスものは今後にも期待したい。
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父親が経営する会社を追い出された鹿子小穂が付いた職はヘッドハンター。人に出会い見聞を広めて成長した彼女が直面したのは元いた会社の危機だった…。お手盛りな感じもあるけど素直に楽しめる。上下巻一気読み!ストーリーの展開につい池井戸潤の企業小説を思い出した。
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ヘッドハンティングされる人っているんだろうなぁ。
どうやって自分のことを知ったのだろうか? 次の職場は本当に自分のためになるのだろうか? などと色々考えてしまうんだろうなぁ。積極的な転職と違ってきっと期待も大きいのだろう。それを引き受けられるって只者じゃないな。
シリーズ2を先に読んでしまったようなので、次は1を借りてこよう。
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ヘッドハンター物語の第2巻。
二見鞄の話で感動させられたのに、左右田のダメダメぶりの話でガックリさせられました。
並木は何故に左右田を雇っているのでしょうか?
並木のファームは癖があるものの仕事ができる人たちだと思っていたのですが、左右田のいいところも見てみたいです。
サブタイトルから主人公が元の会社に戻ってくるということはわかりましたが、さすがに無理のない形になっていて、今後の彼女のヘッドハンターの活躍も続くということで続編を期待します。
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+++
「いい加減で質の悪いヘッドハンターも跋扈(ばつこ)しておりましてね」
父がヘッドハンターの紹介で会社に招き入れた大槻(おおつき)の手によって、会社を追われた鹿子小穂(かのこ・さほ)は、再就職先でヘッドハンターとして働き始めた。各業界の経営者との交流を深め、ヘッドハンターとしての実績を積んでいく小穂の下に、父の会社が経営危機に陥っているとの報せが届く。父との確執を乗り越え、ヘッドハンターとして小穂が打った、父の会社を救う起死回生の一手とは?
ビジネスという戦場で最後に立っているのは――。
予測不能、そして感涙の人間ドラマ。ヘッドハンターは会社を救えるのか!?
仕事と人生に真正面から取り組むすべての人に勇気を与える、一気読み必至のエンターテインメント。
+++
前作のラストで井納が言った通り、今作では小穂の挫折が描かれるかと思いきや、そんなこともなく、相変わらず手強いがやりがいのある仕事に励む小穂である。花織里に連れていかれた夜のアルバイトのおかげもあって、人脈も随分と広がり、条件を並べられても、即座に候補が頭に浮かぶようにもなってきた。この上なくやりがいのある案件に取り組んでいるさなか、実家であるアウトドアメーカー・フォーンの不穏な噂を耳にする。本作の半分は、フォーンがらみの物語である。とはいえ、単純に小穂が古巣に戻って会社を再建するということではなく、ここでもヘッドハンターとして腕を振るうことにあるのである。点と点だった人とのつながりが、少しずつ重なって線になり、まわりまわって自分を助けることになる、ということを思わされる一冊でもある。面白かった。
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ヘッドハンターとして成長してきた鹿子小穂だが、もともと働いていた父の会社の経営が思わしく行っていないとの情報を得る。そんな中、父は小穂を追い出した張本人の専務・大槻と共に、会社経営から手を引く決意をする。彼女は、新しい経営者を探すが・・・
タイトルが「~帰還」となっているので、ベタなラストになると思ってよんでいたが、いい意味でうまく騙され、まとまっていた。
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腕利きのヘッドハンターとして実績を積む小穂。そんな小穂のもとに、かつて自分を追い出した父の会社「フォーン」が経営危機との情報が入り…。
シリーズ(1)と同じく、中編3篇から成る。最後の篇はどこか池井戸潤の作品のような趣きがあった。ヒロインにもう少し魅力があれば…と思う。
(B)
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娯楽性は相当高い作品でした。
ドンドン次を読みたくなる内容でしたが、深く心に刻まれたかと言うとそうでもない。池井戸潤作品の方が私の心に響く感じがする。とは言え、初めて雫井氏の作品を読んだが、なかなか面白かった。
lighthappyさんの感想と一緒だが、垣根涼介氏の「君たちに明日はない」シリーズを読んだ感覚と似ていた。
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続編。中編3編。
第一巻の調子の良い成功話とは違って、思うようにいかず、違い形での決着を迎える話など。
最後は父の会社の窮地の話。とてもいいラストだった。
(図書館)
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雫井雫井脩介のサスペンスではない力の抜けたビジネス小説第二弾にして、一応の大団円。ただし、この後も続くかもしれませんね。
(1)同様ほっこり読めますが、話が大きく動く分ダイナミックさを感じました。