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積ん読のひとつとして積まれてたので読み切った.
このシリーズはおそらく読みやすそう!
記載内容の全部が全部本当なのかと少し疑うくらいの朝鮮半島史.
北も南も建国神話なんてモノがあるんですね……
・ロシアは不凍港を求めていたので日本は攻め込まれると心配していた
・敗戦時にソ連は北海道の北半分の占領をアメリカに申し出たがアメリカは拒否した
・朝鮮半島は北は工業,南は農業で発展してきたが,金日成の指示で北の森林を伐採したことにより食糧難になってしまった
・北朝鮮は,ラングーン事件(ビルマでの韓国大統領全斗煥暗殺未遂事件)を企てて失敗し,ミャンマーと北朝鮮の関係が悪化した
・IAEAの運用費用は,日本が最も拠出している(日本が原爆を作る気がないことを知ってもらうため?)
・金正恩の髪型は,金日成に似せている
・北朝鮮で生まれ日本でもヒットした『イムジン河』という曲がある
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世界情勢に疎い私でも、現在の朝鮮半島情勢は大注目しているし、日本の未来に直結する一大事だと認識しています。それでも系統立てて朝鮮半島分断の経緯を勉強した事は無いし、今に至るまでなんでこの問題を解決できなかったのか真剣に考えた事も有りませんでした。正直な所それほど関心が無かったというのもありますが・・・。
第二次世界大戦後からの朝鮮半島が分かりやすく書かれていて、しかも出たばかりだったので、現在めまぐるしく動いているニュースと丁度リンクしていて、タイミング的に読んでとてもよかった。
こういった本で注意しなければいけないのは、情報を消化する際に書き手の主張に同調して考え方迄同じになってしまう事でしょうか。客観的に自分がどう思うのかを確認しながら読むのが必要だと思います。
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池上さんが東京都立西高校で話した授業内容をまとめた本です。
朝鮮戦争から分断された北朝鮮と韓国それぞれの歩みを振り返りながら、それぞれの国の思惑と外交路線等を知りつつ、日本はどうしたらいいのかを考えるきっかけにできそうな本。
文中には授業を受けていた高校生たちの質問があり、それにこたえる形で話もされているのですが、学生さんたちの質問がけっこうナイスなものもあっておもしろい。
例えば大韓航空機爆破事件で拘束された蜂谷真由美(金賢姫)に「自分は北朝鮮の工作員だ」と自供させるためにソウルの夜景を見せた、というくだりで
「訓練された工作員なのに、なぜ夜景を見ただけで自供するのか、不思議です」というツッコミからさらに話が広がりました。
池上さんの他の本で朝鮮半島について書いた本「そうだったのか!朝鮮半島」と併せて読みたい。内容は「そうだったのか!~」のほうが詳しいですが、最新情勢も含めて学ぶならこちら、と言う感じでしょうか。
この本、今回借りてみて初めて知りましたが「池上彰の世界の見方」シリーズですでに「アメリカ」「中国・香港・台湾」「中東」「ドイツとEU」が刊行されているそうな。また図書館で探して読もうっと♪
2018年11月には「ロシア」も発売だそうです。
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とにかく面白くて2日で読みきってしまった。
朝鮮半島の現状は大国の思惑に左右されてということは周知だけど、ほんのちょっとのタイミング差で日本も同様の状態になってたかも知れないのでそれを思うと怖い。
韓国がソウルオリンピック前年までほぼ軍事独裁政権だったのは驚き。GHQ的存在がてっきり日本ように整備して歩んできた国だとばっかり思ってた。
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韓国と北朝鮮の人たちの反日行動の理由がスッキリわかった。いろいろ読んだが、ここまで平易に体系だった解説は初めて。。やはり、池上さんはスゴい!でも、韓国北朝鮮に暗殺されたりしないか心配。。
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朝鮮半島の歴史。北朝鮮の建国の経緯と建国神話。韓国の建国の経緯と建国神話。両国指導者の歴史。などなど。勉強になるな。
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あまりこういう表層的に手軽に理解しちゃおうという本は手にしないんだけど、朝鮮半島についてどういうふうに書いているのかなと思いながら読んだ。まあ、だいたいそうだよねってことが書いてあった。状況の解説であってべつに池上さんが何か持論をぶつわけでもないしね。
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すごい面白かった。何も知らなかった!何も!歴史の教科書にこんな重要なことが載っていない(少なくともわからない)というのは大問題だと思う。
今更知って、なるほどだからこうなっているのか、とやっとわかった。
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かつて北朝鮮がよい国だとして在日の人やその妻が半島に渡った。こっちは良い暮らしだ。サッカリンを送ってくれなどと窮状を秘密裏に訴えた。
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北朝鮮、韓国の歴史を知ることで、現代のニュースへと繋がる(分かる)瞬間がたくさんあった。
事件一つ一つがストーリーとして頭に入ってきて、世界情勢がこんなにも気になる存在になるとは思わなかった。
他のシリーズも読んでみたい。
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2019/12/14
無事現在出ている世界の見方シリーズ制覇。朝鮮半島編は隣国の日本に住んでいる身としてやはり読んでおくべき一冊ではないかと思います。
なぜ現在の日韓関係が悪いのか、北朝鮮が核開発をやめないのはどうしてか…両方とも背景には必ず理由があって、日本も歴史上そこに大きく関わっているのは間違いないです。
ただ感情的に批判するんじゃなくて、歴史を理解して、どうしたらより良い方向になっていけるのかを考えなくてはいけないのだなと、日常の生活と同じじゃん!という感じです。
日本の韓国併合による朝鮮半島の支配が終戦で終わり、朝鮮半島の戦後処理でアメリカとソ連が分断統治することになった…しかし、そこには東西冷戦の影響が色濃く現れているのは朝鮮半島でも同じでした。冷戦に世界は本当に翻弄されていたんだなと、そしてその影響が今でも国家の体制にまで影響を与えているんだなというのを実感します。
韓国の民主化の歴史、北朝鮮の独裁化の歴史を知り、どうして現在こうなっているのかを考えることでこれから日本としてどうして行くべきなのかが見えてくるような気がします。
そんなことを考えさせられた一冊です。
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アメリカとソ連による朝鮮半島分割の際、南朝鮮に送るべき専門家がいなかったため、急遽日本占領用の日本専門家2000人を南朝鮮に送った
軍事境界線は国境ではない。朝鮮戦争は休戦中であり終わったわけではないので、正式な国境は定められていない。日本とロシアも和平交渉を結んでいないため国境が確定していない
現在、韓国は北朝鮮と統一国家を結ぶ機運が薄れてきている。→西ドイツと東ドイツが、経済格差の違いにより統一後大混乱に陥ったのを見ているから。北朝鮮が完全に崩壊しないような支援を行いつつ、将来的に民主化した後に連邦組織により統一できればいいな、と長い目で見ている。
ソ連が朝鮮半島に傀儡国家を作るため、伝説の将軍、朝鮮半島に凱旋をおぜん立てし、キムイルソンの神話をねつ造し、当時ソ連の朝鮮人部隊を率いていた金日成を祭り上げた。
韓国の建国神話:1919年3月1日の3・1独立運動(日本の植民地化に朝鮮の人々が反抗して起こる。)で弾圧された人々が、中国に渡って大韓民国臨時政府を樹立。これを現在の大韓民国のルーツとした。しかし費用は全部中国持ちであり、日本軍と戦ってもいない。その後アメリカが韓国を統治するようになると、大韓民国臨時政府に在籍していたこともある李承晩が、間接選挙で大統領になる。
アメリカから多額の資金援助を受けて国を復興させようとするが、まずは色んな企業を作り、経済を活性化しようとする。李承晩が援助資金を友達の会社に渡す。ここから、今に続く韓国の政財界の癒着が始まる。
このお友達が財閥になった。(サムスン、ヒュンダイ、ドゥサン、LGなど)
また、このとき李承晩が、竹島と島根の間に勝手に引いた軍事境界線が、現在の領土問題を作っている。
その後、日韓基本条約と請求権協定を結んだが、請求権協定によって、「日本統治時代の請求を完全かつ最終的に解決する」と盛り込んだが、その後も韓国は賠償を要求。日本は韓国とは戦争してないから賠償は払わないとしているが、韓国は臨時政府(神話)を持ち出し、戦っていたと主張。日本は「経済協力」という名目で援助をしていた。
その後、1991年に慰安婦問題が浮上。日韓基本条約のときには浮上しなかった問題なので、韓国は「再交渉」を、日本は「解決済み」を主張。一応、国家賠償としてはお金を送れないため、財団を設立し、資金援助を行った。
ソ連と中国は昔は蜜月の関係だったが、フルシチョフがスターリン批判をし、徐々に資本主義国に歩み寄り始め、アメリカと一緒になって中国の核施設を攻撃しようと提案するも、アメリカが拒否。これをニューヨークタイムズにリーク。ソ連と中国の間柄が急激に悪化する。
この結果を受け、中国とソ連とも仲がよかった北朝鮮は、どちらにもつかない「主体思想」を打ち出す。この主体思想のもと、核開発が進められる。
拉致問題:北朝鮮の工作員金賢姫(蜂谷真由美)が、日本人を装って大韓航空を爆破する。どうしてそんな流暢な日本語が喋れるのかを取り調べしたところ、日本に昔住んでいたが北朝鮮に連れてこられたと供述。拉致問題が顕在化する。北朝鮮の工作員に日本語を教える要因として、日本人が拉致されていた。
韓国は軍事独裁政権→クーデター→独裁政権の繰り返し。軍の弾圧が続く中、国民の反発が最大化。ソウルオリンピックを翌年に控え、国際社会からの民主化圧力も高まり、チョンドゥファンが大統領を辞任、初の直接選挙による大統領の選出。民主化が進む。
その後、金大中が大統領に就任すると、北朝鮮、日本と親和政策を取り、日韓関係がやや進展。
その後、政権末期に支持率が下がると、反日に転じるいつものパターンが発生。
北朝鮮は、核拡散防止条約(NPT)の加盟とIAEAの査察を受け入れることを条件に、ソ連から原子炉を導入。平和利用のために核開発を進めていくが、約束の査察は拒否。IAEAが査察にこぎつけるも、やはりプルトニウムを取り出した形跡があった。→追及すると、NPTを脱退。
この後アメリカが苦慮して、現在の原子炉を破棄し新原子炉(プルトニウムを取り出しにくい)ものにするよう要請、合意に至る。
しかしその後は、プルトニウム型ではなくウラン濃縮型(地下施設で可能)の原爆づくりを始める。
このことがバレ追求されると、さまざまな条約を反故にして、堂々と核開発を始めた。
北朝鮮の狙い:核を持つことで、力を強めアメリカとの平和条約を結ばせる。平和条約を結ぶということは朝鮮戦争を終わらせること。終わればアメリカは韓国に駐留する意味はなくなるため、出て行ってもらい、核を持っていない韓国を統一できる。
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北朝鮮の核開発問題、韓国との慰安婦問題などニュースでなんとなく見たり聞いたりしてたけれど、問題の内容はよくわかっていませんでした。国の成り立ちや日本との関係などの歴史を通し、なぜ問題になっているのか、なぜそういうことになってしまったのかが分かりやすく説明されているので、とても勉強になりました。
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安定の池上彰さん《世界の見方シリーズ》
朝鮮戦争によって日本に自衛隊ができた
警察と呼びたい
朝鮮特需
ソ連が利用した金日成イルソン伝説
36年間戦い続けてきた33歳の若者
投票率はほぼ100%
工業国である北朝鮮
山の木を全部切り倒してトウモロコシを植えよう
川が氾濫する農作物は全滅
船が着岸できなくなるし、沿岸漁業も壊滅
帰国事業の悲劇
イ・スンマン
北朝鮮を追って建国神話を
アメリカの支援、お友達優先主義が財閥を作った
勝手にイ・スンマンライン 竹島
2011年慰安婦問題
像を作るのは良いが、場所的にウィーン条約違反
昼は反日、夜は親日
ポーランドは「許そう。しかし忘れない」
1959年キューバ危機
親米政権を倒したキューバはソ連に接近。
核ミサイルを積んだソ連の船がキューバに近づく。
ICBM 大陸間弾道ミサイルは5,500 km 以上
核心階層ー動揺階層ー敵対階層
青瓦台チョンワデ襲撃未遂事件
ビルマの首都ラングーン事件
大韓航空機爆破事件。大韓航空機撃墜事件とは別。
1987年翌年のソウルオリンピックの前年
不審な日本人親子
取り調べでも自供しなかった。どうしたか。
大学で日本語を学んだとしてもなぜそんな流暢なのか。
拉致問題が初めて判明する。
北朝鮮は韓国に向けてトンネルを掘った四つが判明
よど号ハイジャック事件ーーー赤軍山梨県
逮捕されなかったメンバーは北朝鮮に向かった
この事件以降検査が始まった
韓国の人は独裁政権を自分たちで倒したという成功体験がある
大日本麦酒からアサヒビールとサッポロビールに分けた
一期5年なので人気が終わりそうになると指導力が落ちる。レームダック。
続投しないので5年の間に荒稼ぎをしたいと考える新しい大統領は前任者を逮捕する
北朝鮮の真実
水道、エレベーター、ホテルの壁の一面には鏡
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東京都立西高校での授業。2018年
・明治以降、日本は南下するロシアが怖かった。それでロシアが攻め込んでくる前に、朝鮮半島を抑えようと日本が進出した。日清戦争の遠因であり、日露戦争の直接的な原因。
・とにかく日本の安全を確保するために朝鮮半島を支配し、さらにはロシアとの国境に満州国をつくることになった。
・1910(明治43年)韓国併合:日本側は「韓国併合条約」を結んでいる。大韓帝国側からすれば、朝鮮半島に日本が進出し一切否定できないような状態のもとで条約を結ばされた、という認識。
・1945年。南部はアメリカ統治。アメリカに朝鮮の専門家はいなかったので、太平洋戦争時に育成した日本研究家2000人ほどがいたが、彼らを朝鮮に送りこんだ。いわば素人が朝鮮を統治することになった。
・ある韓国の歴史学者「我が国は棚から牡丹餅のようにしてできた」日本が負けたので国ができたという思い。独立戦争をしてできた国ではない。→建国神話が必要
・北朝鮮:実際はロシアが防波堤として金日成に造らせた。韓国:アメリカも対ロシアのために南部は自分のいいなりになる国をつくりたい。→1945年9月6日、統一の「朝鮮人民共和国」の設立を宣言したが、アメリカ軍は名前に共産主義の匂いを感じ認めなかった。
・1950年:朝鮮戦争 日本は軍需で潤う。主にアメリカ軍や韓国軍の兵士たちの身の回りの品。
・1952.1李承晩ライン で竹島を韓国の領土とした。日本はまだアメリカ占領下。
・北朝鮮は38度線からソウルに向かってトンネルを掘っている。韓国に侵攻するため。5か所確認され内2カ所は韓国では観光地として見学可能。実際はもっとあるらしい。
・日本の朝鮮政策は、北部は工業、南部は農業だった。なので北朝鮮は農地が無くまずは食糧の生産が急務。農村を視察した金日成は山の木を伐りトウモロコシを植える政策→はげ山になり雨で流れ港に土砂流れ農地も漁業も不振に。
・韓国5大財閥:「サムスン1938創業 電子」「現代自動車1946創業」「SK1939創業 エネルギー通信石油精製」「LG1931創業 元ラッキー金星、電子家電」「ロッテ1948日本、1967韓国 流通観光、食品化学」
<韓国大統領>1期5年
北朝鮮の軍事政権に対抗するため韓国も軍事政権で対抗するという形になった。
●1-3代:李承晩(イスンマン)1948.7-1960.4 独裁政治。アメリカからの支援を友人たちに優先的に提供し財閥を形成。不正選挙で市民革命(4.19民主革命)、ハワイへ亡命し失脚。
●4代:尹藩善(ユンボソン) 1960.5-1962.3 朴正熙によるクーデターで失脚
●5-9代:朴正熙(パクチョンヒ) 1963.12-1979-10 独裁政権。
○1965.6.22 日韓基本条約
○1973.8.8金大中拉致事件(1970年に朴正熙と大統領を争い負け、日本に滞在していた。KCIAの犯行だった)
1979.10.26 食事をしていた側近のKCIA部長に銃で殺害される。朴政権に対する軍事クーデターとみられる。犯人を逮捕したのが軍の保安司令官だった全斗煥。
●10代:崔圭夏(チュギュハ)1979.12-1980.8 全斗煥の操り人形だった。
○1980.5.18光州事件 南部の光州市で独裁政権に反対する人たちによる大規模暴動発生。弾圧。光州は金大中の故郷。首謀者を金とし死刑判決→日本の抗議や米の圧力で釈放されアメリカへ渡る。
●11-12代:全斗煥(チョンドゥハン)1980.9-1988.2 軍で大将へと昇進し議会で選出され大統領に。軍事独裁をさらに強化、政治活動の停止、出版・放送の事前検閲強行。
・1987 反政府活動の取り締まり強化、1月ソウル大学生が反政府活動に対する拷問で死亡。6月抗議デモ。警察がデモに催涙弾発射し大学生が倒れるところをカメラマンが撮った写真が報道され全斗煥への怒り爆発。
→1987.6.29 「6.29民主化宣言」 次期大統領候補だった蘆泰愚が発した。韓国はどうしてもソウルオリンピックを成功させたいので大規模衝突は全斗煥としてもさけたかった。
○ソウルオリンピック(1988.9)開催のため、大統領辞任。後継に陸軍士官学校の同期の盧泰愚を指名。
●13代:盧泰愚(ノテウ)1988.2-1993.2 対北朝鮮は強行政策
◎◎ここから、本当の意味での韓国の民主化◎
全斗煥を裏切り在任中の不正暴露、蓄財を追求。家族を次々に逮捕。
1988.9ソウルオリンピック
1990ソ連と国交樹立、1992中国と国交樹立
●14代:金泳三(キムヨンサム)1993.2-1998.2 クリーンな政治をモットー。軍隊内の秘密組織である軍閥解体する。金融実名制導入(それまでは架空口座認められていた)→盧泰愚の約527億円の蓄財発覚。武器輸出などの国花事業で手数料とりさらに財界からも献金受けた。
→「光州事件」の罪を断罪=全斗煥は死刑判決、盧泰愚も17年の投獄。※クーデター容疑は時効だったが逮捕した。
○アジア通貨基金の影響受け韓国経済が破たんの責任
○特急列車の転覆、アシアナ航空機の墜落、デパートの崩落と事故が連発、対策も後手に回り「失敗した大統領」の烙印。
●15代:金大中(キムデジュン)1998-2003.2 海外企業にも門戸開き経済復興に全力し財閥解体にも手をつける。一方貧富の差拡大も。北朝鮮には太陽政策、食糧援助し、韓国企業の北朝鮮ツアーもスタート。
○2000.6.13北朝鮮訪問、金正日と「6.15南北共同宣言」→ノーベル平和賞 しかし会談実現のため財閥の現代グループから北朝鮮に多額の費用が渡っていたのが発覚し、ノーベル平和賞を金で買ったと批判
◎日本に親和政策 日本文化解禁
1998.10訪日 小渕首相と共同宣言
「冬のソナタ」日本で放映(2003BS、2004総合)
▼2001.6「新しい歴史教科書をつくる会」教科書採択の「日本政府は、韓国の併合が、日本の安全と満州の権益を防衛するために必要であると考えた」という記述が、日本の朝鮮半島侵略を正当化するものだとして、韓国政府は抗議。25カ所の修正を求める。小泉内閣は修正を拒否。「この記述は明白な誤りではない」と回答。
○2002.5-6 ワールドカップサッカー日韓合同開催
●16代:盧武鉉(ノムヒョン)2003.2-2008.2 北朝鮮は6.15南北共同宣言を破り核開発をしていたのが分かるが、引き続き太陽政策とる。北朝鮮に対し反感の薄い「386世代」(1990年代に30代で1980年代に大学生で1960年代に生まれた若者)が支持。賄賂疑惑で退任、後に自殺。
○後半は支持率低下、��日に転ずる。
2005.3島根県議会が「竹島の日」制定、韓国は竹島への観光ツアー開催。
●17代:李明博(イミョンバク)2008.2-2013.2 太陽政策打ち切り、日米との関係強化をすることで北朝鮮への対抗姿勢を示そうとするが、元々は反日で日韓関係は悪化。後に兄の汚職が発覚し逮捕。
○2011年に韓国の日本大使館前に慰安婦像が設置される。日本大使館前で行われている日本軍『慰安婦』問題解決全国行動(水曜デモ)の1000回目を記念して初めて設置。
○2012.8竹島に上陸。
●18代:朴槿恵(パククネ)2013.2-2016.12 朴正熙の娘。北朝鮮に強硬政策。2014.4.16セウォル号沈没事件、友人の「崔順実ゲート事件(その娘の大学不整合書く融通、機密文書をみせていたなど)」で罷免
●19代:文在寅(ムンジェイン)2017.5- 親北朝鮮か? 盧武鉉大統領の側近。
2018.4.21初版第1刷 図書館