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社内で色々と提案を出してもなかなか通らない事がある。
下から変革をすることは難しいと思って諦めてしまうが、この本では自分が”変化の起点”となるためのスキル、「提案を通すスキル」について書いている。
ただ、個人的には概要としてはわかるが、個人的には実践することと言う視点で考えると、あまりしっくりと来ないと思った。
会議のアクションサマリーの目的については実践したい
・その会議の目的は何だったのか?
・そして結論はどうだったのか?
・結論に至る議論された主な理由は何だったのか?
・結論に基づき、関係者が次にとるべきアクションの明示(誰が、何を、いつまでにするのか?)
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組織とは、一人一人の能力を引き上げる装置。
強い組織は、人の強みを引き出し、人の強みを組み合わせてボトルネックを解消する。
言い換えれば、60点を90点にする組織だ。
組織づくりで悪戦苦闘した森岡さんならではの、非常に示唆あふれる著作。
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■『マーケティングとは組織革命である。」読了 ★3.5(5点満点)
USJをV字回復させたCMO森岡さんの本。USJ退職して、今後の動向が注目されていた人であるが、マーケティングコンサル会社「刀」を立ちあげたらしい。
マーケティング強化のための組織をUSJの具体例を交えながら説明しているところは、斬新。もう少し整理できる気がするが、類似の本がほぼない唯一に近いジャンルの本といえるでしょう。
で、ちょっと気になり、自分の中ではほぼ確信したが、著書のこの本を書いた狙いが「『刀』の宣伝」だということ。
みんな気づいてるのかな。。?
森岡氏は初めての著書「USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったか」の後書きで、この本の目的は実は宣伝であることを明かしている。
・大型投資したハリーポッターがもうすぐ始まる
・しかし、東京の記者は、わざわざ大阪まで取材にくることがほとんどないことがわかった
・東京の記者がUSJを取材したくなるように、期間を逆算して、「USJの~・・」を出した、と
この試みは成功したそうで、USJはメディアに取り上げられるようになった。そして、そう考えると、これから始まるハリーポッターのネタが、繰り返し出てくることに気づく。
この時は、すげー、そこまで考えて本を出せるのかと関心した。しかし、中身と別に二番煎じは、いただけないので、少し減点。最後のインタビュー集とか、すべてのインタビューで、やや強引にも、「刀」の話につなげてしまっている。
「USJの・・」のように、「中身はちゃんと書いたけど、実は刀の宣伝なんです。」と後書きに書いてくれれば、逆に好感もてたんだけどな~。おしい。
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マーケティングを広義というか、会社を動かすためのノウハウが満載。元々イケイケな著者が考え方を変えて見つけた最適解なので説得力が違う。
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読んでいてとても腑に落ちる一冊。人間の本質である”自己保存”に着目すると大体の人間関係への対応が見えてくる。意見を通すためには相手の立場に立つ、当たり前の事だが自己保存という定義で考えると何をしたらよいか見えてくるかもしれない
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とてもよかった。
マーケティングと組織内構造。
自分の会社にとっても、自分にとっても大切なことだと思った。
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201809/
私にとって組織とは「一人一人の能力を引き上げる装置」です。ある人が、一人でいるときよりも遥かに大きな力を発揮する。それが強い組織で、それこそが組織をつくる意義だと、今まで痛感してきました。/
「ボトルネックをつくらない」ということ。そして「ボトルネックは動く」ということ。この2つは組織の生産性を考える際に、常に頭の中に置いておくべき視点です。
チームの生産性を最大化するためには、新人であろうが猫であろうが、戦力として最大能力に応じてその力を、“空っぽ”にするのがリーダーとしての役割。
チームリーダーとしてのあなたは、潰す度に“動き続ける”ボトルネックが、新たにどこに移ったかを常に意識して、それをまた一つ一つ潰しに行かなくてはなりません。次はどこがボトルネックになるか?常にそれを考えながら目の前のボトルネックを改善していくとチームの生産性は驚くほど高まっていきます。/
マーケティングに限ったことではないと思いますが、マーケティングは策を立てるより実行する方が100倍難しいのです。/
人間の本質は「自己保存」/
組織にとっては正しいが、個人にとってはリスクが高い。このような場合は、個人はその選択肢を取りたがらないのが普通です。
コミュニケーション不全に陥っている組織問題の核心は、コミュニケーションすると個人が損をするようになっていること。つまり個人の自己保存に反した構造になっていることです。/
私は「組織づくりの本質とは何か」と問われれば、「自己保存の本能を逆手に取ること」だと、間髪入れずに答えることにしています。/
自己保存の本能を満たす方法は主に2つあります。それこそが古典的な人身掌握の知恵である「アメ」と「ムチ」です。
それは「変わる為の必然をつくる」ということ。/
人間の行動を変化させるには、個々人の自己保存のエネルギーを上手く活用すべきです。そのために個人と会社の利害を一致させる“構造的な仕掛け”が必要です。
私の頭の中では、この“構造的な仕掛け”が機能している様子は、パチンコ台の釘の間をパチンコ玉がジャラジャラと流れていく様子と似ています。パチンコの玉は一つ一つが打ち上げられた時から、重力で落ちていく位置エネルギーを有しています。それぞの玉は位置エネルギーを使いながら、自己保存の事情で好きなように落ちていきたいのです。しかしながら、落ちていく道すがら出現するあちこちの“釘”に当たって軌道が修正されます。
フィーバーをもっと増やすために釘を工夫して打つべきなのです。/
変革の大原則は、パチンコ台の釘(組織システム:構造的な仕掛け)は、自己保存の本質を制御することを念頭に打つこと。釘の本数も多くの会社で最重要な3本程度に最初は集中する。その3本とは、
1.売上向上のために人々が好ましい行動をとる確率を上げる釘(マーケティングシステム)
2.組織の重要判断のために人々が好ましい行動を取る確率を上げる釘(意思決定システム)
3.会社が望む方向へ人々を動機付ける確��を上げる釘(評価報酬システム)
です。/
会議とは「人を働かせるための儀式」である!/
誰がどこで何を決めているかわからない組織は、実は誰もが公に恥をかかなくて済む仕掛けになっているのです。これでは仕事に人を追い込むことができませんし、水面下で自己保存を優先させた行動を取りやすいので、会社としてはまずいのです。/
人と競争するのはしんどいものです。成果を精一杯出したのに、周囲がもっと良い結果を出していれば自分の評価は低くなるのですから。そんな油断できない毎日を、緊張感を持って能力と成果の向上に向き合うのは大変です。しかし何年も経って振り返った時に、大変だったその時期が、実は自分自身が一番成長できたと思える日がきっと来るはずです。/
大事なことは、業績目標はできる限り「数値化」すること。数値化できていなければ、結果が主観でどうにでも解釈できてしまうのです。数値化できていれば、たとえ上司と仲が悪くなってもあなたの成績は動かしがたい客観性で担保されることになります。/
私は最近、いろいろな会社から経営相談を受けることがありまして、過剰在庫や物流システムなど抱えている課題はさまざま。ですが、たいていの問題の本質はそこにはありません。そもそも売れないものを作るから在庫が増し、物流も複雑になっているのです。だから私は、まず消費者を見て「売れるものを作る」ことに全力投球できる組織に変えることを勧めます。/
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実際にUSJの経営を画期的に変えた人だから、全てにおいてとても説得力があった。
マーケティング戦略の下で商品開発を機能させること。
思いはあるけど、なかなか実際にできていないのがもどかしい。。。
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人が変化を避ける本能を持ち自己を保存しようとする。組織に変革をもたらす場合はこの自己保存が向かう先を理解して変革の仕組みの中に取り込むことが重要になる。
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マーケティングについてだけでなく、組織の中でマーケティングを成功させるために必要な情報も書かれていて非常に勉強になった。
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【きっかけ】
・もしドラで「マネジメント=マーケティング+イノベーション」だと知って、マーケティングを勉強したかった。
・身近なUSJがどう再建したのかにも興味があった。(ユニバ6年くらい行ってない)
【テーマ】
革命を起こすマーケティングと、それに基づく提案の通し方(=森岡メソッド)
【あらすじ】
一人でも会社に変化は起こせる!…ほんまかいな。実際、USJに入社して、ヒラ社員の間に森岡さんは組織革命を起こしたという。そんな1人のただの人間がいかに組織を動かしたのか、どう動かせばいいのか、組織の本質とは何なのか。マーケティング目線での森岡式組織論。
【わかったこと】
・人間の本質は「自己保存」
→前々から思ってたけど、やっぱりそう。みんな変化とか進化とか本音はしたくない。でも変わりたい。変わらないように変わるのが1番難しい byサカナクション山口一郎
・全社組織を消費者視点でドライブできるようになるということ。マーケティング革命とは、組織革命なのです。
→マーケティングを理解していない人は多くは狭義のマーケティング(販促プロモーションの仕事)を誤解して使う。マーケティング戦略の中で商品開発を機能させること。
・社内マーケティングのフレームワーク5ステップ
①組織文脈の理解(上と下とのつながり)
②目的(組織にとっての大義)
③WHO(誰に売るのか、その提案)
④WHAT(何が相手に響くのか)
⑤HOW(会話のコツは押しと引き)
【自分はどう変わったか】
・消費者のことをまず第一に考えることがマーケティングだと理解した。
・組織の中でターゲットアナリシスをすることの重要性がわかった。
【今後どう生かすか】
・誰に伝えれば提案が通るかの優先順位をつける。
・お互いメリットが、便益があるような提案を心がける。
・失敗してもいいからイノシシのようにぶつかって経験を積む。マーケティングは練習が必要。
【まとめ】
相手の事をよーく考えることこそ、真のマーケティング。(簡単に言い過ぎ)
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とてもよかった。
仕事の本質がマーケティング思考に基づくべきという俎上のもとで組織最適を図っていくということ。
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途中つまらない本と思ったが、自分自身のターニングポイントとなる一冊でした。何の為に働いてるのか、仕事をどうしたいのかを考えさせられた。というか思い出させてもらった。
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もっと狭義のマーケティングの話を聞きたかったので、私にとっては期待外れでした。しかし、とても優秀な先輩の話を聞かせてもらってるかのような本で、ある程度大きな会社に勤めている人にとっては得るものが大きいと思います。
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やっぱり森岡さんの本は面白い。
マーケティングで日本を元気に!
この本を読むことで、不思議と森岡さんと一緒にマーケティングで日本を変えたいと思う。
会社の一部のマーケティングを変えるのではなくて、会社をマーケティング主体に変えてしまうことが大事だと。
そのための色々を語った本。
以前、ある程度大きな組織にいたので「そこ」と思える部分が多数あった。
そして人間は自己保身が第一であるとも。
森岡さんのイノシシ的な過去と合わせて書かれた面白い一冊。