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どうして育人、千雪、心の3人には次から次へと困難が襲いかかるのだろう?元々3人は大きなハンデを背負ったまま夢を追うことを決めての活動だから、その道中が安定したものになる訳がないのだけれど、それにしたって困難ばかりで読んでるこちらにもキツさがありありと伝わってくる
この巻では改めて育人は将来何になりたいのかと疑問が突きつけられる。最初は服飾業界をよく知らないまま「着た人が笑顔になる。そんな服を作れるデザイナーになりたい」と願った。
しかし、これまでに示された育人の才能はむしろパタンナー寄り。育人が目指すべきは服を「作る人」か「考える人」か改めて選択肢が提示される。ここに芸華祭本選がチームでの出場を前提としていることが判明し、更に金銭的な壁が再び立ち塞がり…
それらの問題点全てが芸華祭本選に向けて焦点が絞られる展開は目が離せない。
そして、本選に向けてのあれやこれやだけでも大変なのにそこに降り掛かるのは母親の病状悪化。そこに投げかけられる天使のようで悪魔のような救済話。結局お金が無くて才能もそこまで秀でているわけではない育人には実現可能な選択肢はどうしたって限られてしまうのはあまりにも残酷
だからこそ、そんな最中に訪れた本当の救済はあまりにもご都合主義のように思えてしまう。けれども、今回育人を救うことになったあの服は都合良く天から降ってきた物ではなくて、育人のデザインによって生み出された物でそれの対価がようやく育人に還元されたというだけ。だから育人はこの救済だけは何の躊躇いもなく受け容れることが出来るし、改めて自分が目指すべきはデザイナーだと確信できる
どうやっても主人公になりきれない千雪はパリに挑戦するも誰にも相手にされず貯めに貯めた資金も底をつき失意の帰国。そんなキツイ時に必要とされたらあんな表情だってしてしまいますわ
育人と千雪によるチームが結成され、二人の距離感もなかなか悪くない。となったら、デザイン画が出来てなくても後は本線に向けて一直線かと思いきや……
というかチームでの出場という話が出た時点で想像するじゃん!育人が千雪や心、これまで出逢った人たちを誘ってチームを結成して本選に挑むのだろうって!まさかあんな展開になるなんて想像もしないよ……
育人は千雪と心を応援している。そして他人を思い遣れる育人は自分の夢よりも他人の夢を優先してしまう
ほんの少し前のページまで明るい未来が見えていたというのに、ここから育人がどうやって戦うのか全く予想できない……
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「自分は本当にデザイナーになりたいのか?」と育人くんが悩んでしまう巻。腕が立つパタンナーというもの服飾業界においては立派な仕事だと思うのだが、本人としては幼いころからの夢であった「デザイナー」にこだわりたい模様。
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なし崩しで育人のお金の問題が解決したけど、そこで露見した心の卑しさみたいなものには決着がつかなかったなあ。
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「どうして君は いつだって いて欲しいときに現れて わたしは君の言葉に救われちゃうんだ」
んー、相変わらず見せ方が上手いなあ。
モノローグを多用しすぎな気もするけど、、
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遠は孤児だった
心も滑り込みで本戦へ
倒れた都村母、お金が必要に
柳田のバイトを辞め、割の良いバイトを始める
遠はうちのチームに入ってくれたら金を出すと、心のマネージャーは心をモデルとして本戦で使えば金を出すと揺さぶる
そんな中で、千雪パパが登場
あの日の服のデザインを買い取ってくれるという
心がまたマネージャーと衝突
デザイナーは無理と言われるのをみた千雪は心のショーに千雪が参加し優勝したらデザイナーとして認めることを条件に戦いを挑む