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旅のお共として。鍵のつまみに紐を巻き付けて引っ張り、密室にする、というトリックありきの話を作ったら、というアンソロジー。5編。でも彩瀬まる「神秘の彼女」と島田荘司「世界にただ一人のサンタクロース」はこのトリック使ってなくない?と思う。島田荘司は話としては面白かったけど。御手洗の学生時代の話だったし。芹沢央「薄着の女」が一番面白かったな。
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トリックの種明かしがを先に決まっていて、そこからミステリー小説を作るというう逆転の発想の短編小説。どの小説も、オリジナリティがあって読みごたえがあった。
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窓やドアの内側についている鍵のつまみ(クレセントやサムターンなど)。つまみにひもを巻き付けて、もう一方の端はドアの隙間から外に出す。それを外から引っ張れば、施錠される、というミステリのあるあるトリック。
このトリックを使うことを条件に、各作家が書いた短編が収録されているアンソロジーです。
トリックは分かっているので、何のためにそんなことをしたのかに焦点を当てたもの、
トリックは分かった上でどうやったのかを解き明かしていくもの...
多種多様な登場のさせ方がありました。5人とも、全く違う話になっていて読んでいて面白かったです。
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密室をどうやってお話にするか!作者が違うとここまで違うんだなぁとワクワクするお話でした。新潮文庫nexのアンソロって毎回豪華な上に内容が濃いから読み応えがありますね
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「糸を使って外から鍵を閉めて密室を作る」というネタのミステリ集。同じテーマで全員がそれぞれ違った内容の作品ってのが面白い。
個人的に1番好きなのは芦沢央さんの「薄着の女」。最後のオチがすごくいい!彩瀬まるさんの作品は初めて読んだけど、大学生らしさの雰囲気とストーリーのほんわかする感じが良かった。
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密室トリックを解決していくのではなく、トリックの方法を考えて行く…ちょっと斬新…
結果密室トリックだけど、それぞれ違う話で面白かったです。
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読んだことのない作家さんが多かったのですが、テーマが良いと思い購入。
友井羊さんの短編が思いのほかよかった。
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密室と聞いてまず何を思い浮かべますか?それは、鍵と糸です。という感じで最初からトリックが判明している状態で読むという企画型短編集。ちなみに、島田荘司さんの御手洗はドラマを見て存在は知ってましたが、全員初読でした。ちょっと思ってた短編集とは違ったが(どの話も最初の「このトリックの問題点」的な感じなんだろうと勝手に推察してしまった)、それなりに楽しめました。似鳥鶏さんの「このトリックの問題点」と芦沢央さんの「薄着の女」が面白かった。あと、ストーリー面だと友井羊さんの「大叔母のこと」も印象的でした。
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クレセント錠に糸を掛けて外から引っ張る事で密室にするトリック。そのトリックを使うと最初から明言されていながら、それぞれ違う展開が書かれていて面白かったです。
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「使い古されたトリック」を用いたアンソロジー。
若い作家さんによる軽やかな笑いもある作品が続き、最後に島田荘司さんの「世界にただひとりのサンタクロース」。人生で初めてのサンタクロースに涙しました。
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軽めの密室ミステリの短編集。作家さん方のさまざまな趣向が見られて面白かった。特に芦沢さんの作品が好きエンディングが秀逸。あの刑事ドラマへのオマージュかな。