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巨額の資金と、大勢のスタッフや俳優、時間を注ぎ込んで作られる映画。それだけ大きな金、人、時間が動くからには、信じがたいトラブルや悲劇に見舞われることもある。
爆破予告があり上映中止になった「ブラック・サンデー」、戸塚ヨットスクール事件で関係者が逮捕されオクラ入りになった「スパルタの海」、公開直後に監督の妻と子供が殺された「ローズマリーの赤ちゃん」など、映画そのものよりも、そのトラブルが目を引くものも少なくない。
本書は、古今東西の「ワケありな映画」を46本収録。読了後、何気なく観ていた映画の「裏側」が気になる1冊。
内容があまりにもアナーキー過ぎて映画に影響された事件が起き上映中止になった「時計仕掛けのオレンジ」「ナチュラル・ボーン・キラーズ」、右翼の脅迫により上映中止された「靖国」、戸塚ヨットスクール事件で戸塚校長ら関係者が逮捕されお蔵入りになった「スパルタの海」、トラブル続きの制作秘話が凄い「黒部の太陽」「地獄の黙示録」「RAMPO」「ウォータームーン」、出演者4人が死亡した呪われた映画「ポルターガイスト」、未だに国内でソフト化されていない「恐怖奇形人間」「ノストラダムスの大予言」、日本映画史に残るカルト映画「幻の湖」「太陽を盗んだ男」、などなどヤバい映画を観たくなった時のお供にピッタリな映画紹介本。