電子書籍
迷い迷う10代
2016/09/25 23:07
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投稿者:真太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
それから~は、疲弊した田舎でこのまま流されて生きたくないタカシと、
何でもこなせるのに実家の豆腐屋を継ぐヤスの、
卒業までの短い期間、お互いの気持ちの整理を表現した内容。
タカシとヤスの違いが分かりづらかったのが残念。
一番心に響いたのは、夜明け前~。
要と大ちゃんの幼なじみとしての境界線が崩れていく様が
妙に現代の10代にありがちで、震えました。
電子書籍
今後に期待
2016/04/30 22:56
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投稿者:SUI - この投稿者のレビュー一覧を見る
あんまり印象に残ってなかったのですが、読み直してみたら割と良かったのでレビュー。センチメンタルな気分の時に読むと良いのでしょう。高校生の揺れる心情を描いた短編が四話。
表題作は、退屈な田舎町に馴染めず、大学受験で都会に出ようとするタカシと、タカシに想いを寄せるヤスの話。主にタカシ視点で物語が進むので、語られるのは恋愛の悩みより、受験と受験に理解のない親への悩みのが多め。懐かしい。ヤスはとてもいい男です。ヤスがもっと身勝手で、早めに想いを伝えていればどうなっていたかな。想いが叶わないから美しい話なのだけど。
次の「最後の命令」は短いですが、周囲にはイジメにも見える命令と服従に潜む色欲。とても好みの設定なので、個人的には周防のビジュアルがもっと好みだったらなーと惜しい。
次のヤンキー×オタク美少年は一番明るい話。女よけで間違って告白したらヤンキーに本気にされてしまう。
最後の、「夜明け前が一番暗い」は、設定が一番シリアスな話。唯一エロあり。読後感は悪くないです。
この作者さんが長篇書いたらどんなのかなーと、次に期待します。
電子書籍
短編集
2017/09/27 05:18
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投稿者:サクラ - この投稿者のレビュー一覧を見る
どの作品もどことなく切なくて良かった。エロは少な目なので、好みは分かれると思います。
電子書籍
切ない
2020/07/18 12:18
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投稿者:ここてる - この投稿者のレビュー一覧を見る
短編が4話入ってます。どれも若さゆえの葛藤が丁寧に描かれていて、切ない気持ちになりました。みんなのアフターストーリーもあるとなおよかったかな。
紙の本
4カップル
2018/10/17 22:26
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投稿者:はいね - この投稿者のレビュー一覧を見る
表紙に惹かれて。
表題と「最後の命令」は続き・・・続きを!ってくらい「ここまでなの?」って思う。
表題は2人の描きか分けがどっちがどっちかホボ分からない。
後の2つはめちゃ良かった♪好き。
特にヤンキー可愛い!
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cannaのBL本って独特な雰囲気があるイメージがあって私は好きなんです。そして、タイトルと表紙からずっと気になっていた、この小松さんのデビュー作の本、やっぱりとても好きでした。
単発のお話が何本かあるのですが、ハッピーエンドは少なめです。一番最初に収録されている表題にもなっている作品がバッドエンドなので、切ないBLのイメージを抱くかもしれませんが、ただただ悲しいバッドエンドではないのかなーと思いました。
この本の登場人物は高校生ばかりなのですが、高校生なりの純粋な愛、というのが感じられました。
特に大きな動きのあるお話ではないですが、読み終わったあとに余韻を感じられる作品かなーと思いました。
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絵がキレイ。しかし…。うーん表題作とか島と家族に縛られた受験生がひとりグルグルしてるだけのような…たかが受験されど受験…?両親との確執はどうなったん…。なんか脇役に焦点当ててるのに、結局重要ではなかったんか?ていうのが腑に落ちないモヤモヤ。…残念ながら合わなかった。
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思春期の葛藤する高校生たち。胸が詰まるような思春期特有の切迫感が伝わってきて良かった。でも表題と『最後の命令』には、そこで終わり!?と思ってしまった…^^; 表題は本編別離で終わってるし、あとがきでもヤスが独りきりで海辺に佇んでるし、本当にこれで終わりなの?だとしたら切なすぎる…って思ってたら、とらのあな特典のリーフレットでタカシと再会してて救われた(;_;)しかし何故本編に入れてくれない(^^)?
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切ない度★★★★ 筋肉度★
表題作の「それから、君を考える」
ヤスとタカシ、親友同士の18歳夏から冬を越えて春になるまでを、将来について考え揺れ動く年頃の心を描いた作品です。田舎を出て東京の大学を受験するタカシとそのまま残り実家の豆腐屋を継ぐヤス。互いの言葉に揺れることなく道を違う二人ですが、ラスト10ページ、ヤスくんからの言葉で、故郷を離れること・今が思い出になってしまうこと・それでも選んだ自分の道について、改めて気づかされるタカシの表情に共感できました。タイトルの意味も考えさせられる、ヤスくんの愛に溢れた言葉が胸を打ちました。どこにも持っていきようの無い気持ちが涙となって溢れたラストのコマが大変印象的でした。
同時収録の「夜明け前が一番暗い」も、場所や境遇は違えど迷い傷つき大人になりたくてもなりきれなくてもがく高校生のお話でして、それでも自分は自分でしかいられないことをきっちりと言葉にして伝えてくれる作品です。
全体的に、台詞やモノローグがやや多めで真面目な印象です。収録作品には他にも、「Young oh!oh!」は笑いありのヤンキーBOYとの王道恋愛、「最後の命令」は切ない屈折した恋と、収録バランスがとても良く、プランタン出版さんから期待大の新人作家さん登場です。
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BLって粗筋を箇条書きすると身も蓋も無くなると言うか、「あの作品と筋同じじゃん…」となり、購入躊躇する。似た傾向のものはもう読まなくてもいいかな、って選別してしまう。粗筋(設定)で言い表せない部分の方が大事なジャンルだからさ。絵柄の似た傾向は何の障害にもならんが、構成が似ているものを何冊も読むよりも、その時間を一般漫画に振り分けたい。だからやっぱり自分の勘を信じて探すしかない、読みたいものを。粗筋だけ見るとTATSUKIさんの『八月の杜』が思い浮かぶんだよね…これが物凄く好きで、似た粗筋で如何なるものか、とも思ったんだが、売り切れ続出、って書いてあったけど、普通にTSUTAYAにあったので、まあ買ってみるか、と。
表題作読んだ。ここで終わるのか…「別れ」の表現が抜群に素晴らしい!!これで二人の関係は切れるのか、もしかしてペーパーがあって後日談とか描かれてるとかだったら残念だ…この作品好きな人でTATSUKIさんの『八月の杜』未読の人いたら、読んで欲しいわ…
収録されている全てが短編だが、どの作品もきちんと「落ち」が着いており、叶わなかった愛も、勘違いから生まれた愛も執着心も描き分けており、非常に上手い作家さんだなぁ、と感心しきり。
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美しい表紙や印象的なタイトルもさることながら、本編の作中に流れる風の匂いさえ伝わってきそうな感じがすごい。背景やモノローグも素敵。
というか河井英槻好きな人は絶対すきだと思うし、またその逆も然りだと思う。
・それから、君を考える
高3という過渡期ならではの葛藤、田舎における閉塞感。
お互いが別離を通して今まで当たり前にそばにいた相手についてほんとうに考えだしたんだろうなと。切ないけれど、「考える」と現在形なところに少し救われる。
・最後の命令
とっても短いけれど印象的なお話。
・Young oh! oh!
わかりやすくハッピーエンドで明るいお話。
何よりヤンキー君が可愛いけれど、嫌われたくなくてひたすら自分を押し殺して生きてきた主人公に共感する人も多い気がする。
・夜明け前が一番暗い
個人的に1番すきだったお話。攻めは大学生くらいでもよい落ち着きっぷり。
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あーこれ好きな感じのビターエンド。切ないけれどいつか二人の人生は交わるかもしれないと予想させるエンドで、あえて別れるところがいい(表題作)。どの作品もちょっと短編小説みたいな味わいがある。モノローグとか詩的な文章が印象的で、でも決して説明過多じゃない。微妙な気持ちの揺れとか感性が素晴らしいと思いました。ところどころ手描き部分があって同人誌?みたいだし雑な部分もあるけれど、それが魅力になっている。「夜明け前が一番暗い」が一番好きかなぁ。切ないけど暖かい。
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デビュー作品。シリアス短編集。高校生もの。
別れエンドがあります。
自分の将来、自分の趣味、家族のこと、両親の離婚、過去の記憶、いろいろ悩んでる人たちの話。
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優しいやわらかな切ないお話が多い。
特に表題作は、こういうの大好きなんだけど、商業でやられると「えっえっこれで終わりなの?幸せになんないの??」ってなる…同人なら大好きなんだけど…いや商業でも好きだけど、やっぱり商業って、BLって、幸せになってなんぼみたいなところあるし、自分も思った以上にその典型に期待してるんだなあ。
これは下手にハッピーエンドじゃないし、蛇足もないからいいのかもしれない。
最後の、受けの親が離婚して~みたいな話は受けの性格というか境遇がものすごくストライクだった。
全体的に、BLの王道展開に頑張って逆らってる感がある。意表をつくような展開ってわけじゃないんだけど、「BLってこうなるよね!こうなるって思うよね!」ってわかって描かれてる感っていうか…きっと作者さん自身たくさん読んできたんだろうな~っていう…なんて言えばいいんだろう。
あと、とうでもいいところだけど、やたら言葉がちゃんと使われてて逆に違和感があった。「~してる」じゃなくて「~している」とか。
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特典:ペーパー(旭屋書店)
短編集。canna(プランタン)
初コミックス
えーっと、雲はるさんと、ヤマシタさんと、永井さんと、それからオノさんを足して割ったみたいな、そんな絵。
線は細め。(カラーは太めにしてるのかも?なんか時々絵柄が安定しないw
プランタンっぽい、繊細でキレイで、儚くも美しい絵とお話。
それから、君を考える
田舎な高校生・ヤス+タカシ。東京の大学に行きたいタカシと、表面上はそれを応援しながらも自分の想いに揺れるヤス。想い合う二人だけれども切ないラスト。
最後の命令
周防(ヤンキー?)+佐野(真面目系メガネ。のち弁護士)。高校?の同級生だった。周防の命令を聞くパシリ佐野。周防に対してちょっと憐れみあり。本当に短いお話で、なんとなく切ない話。
Young oh!oh!
ヤンキー・辰朗くん+隠れオタク・ケイジ。まぁなんですか、短いながらもすっとこかわいいお話ですなww
夜明け前が一番暗い
大×要ちゃん。高校生。親が離婚してモヤモヤする要ちゃんを慰める幼なじみの大。要ちゃんを取り巻く家族と、二人の想いのお話。この本の中で唯一絡みあり。