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短編5篇。
「シェアハウさない」
「リア充裁判」
「立て!金次郎」
「13・5文字しか集中して読めな」
「脇役バトルロワイアル」
最後のが抜群に面白かった。というか、コントだった。それぞれの短編に出てた役者ですって設定でおさらいする演出もニクい。
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世にも奇妙な物語が好きなのでタイトルにひかれて。読み始めると、世にも奇妙な物語のドラマを見ているような、先が読めない不安感をそのまま味わうことができた。
各物語はどれも後味が悪いと個人的には感じた。「生きていれば、生きていくほど、平等なんてなくなっていく」の一文が、頭を殴られたようにガンッと心に突き刺さった。
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1作目は、「シェアハウさない」は「世にも奇妙な物語」の感じだったらどういう方向に流れるのか分からなくて、探りながら読み進めたら、以外に2次元でありそうなサスペンスものだった。
ホッとしながら、2作目の「リア充裁判」を読んだら、あまりに後味が悪くて悶ている。後味の悪さを中和しようと、感想を漁りに検索したら、作者の方のインタビューを見て、更に後味が悪くなってしまった。
「リア充」も「コミュ障」もどちらも、自分たちがどう見えるのかを意識しすぎてつけた自分たちをカテゴライズした「ラベル」で、どちらにしても息苦しい。
いいじゃん、お互い、放っておけば。
3作目の「立て!金次郎」は、ホント、人のことを操ろうとするのは気分が悪いと思いながら、最後の伏線の回収で、お互い様感を噛み締め、
4作目の「13・5文字しか集中して読めな」は、小学三年生が母親のことを嫌いすぎていることに驚愕して、
本当にこの作家さんにとって人間の本質は美しくないな、と感心した。
最後の作品は、本当に、「世にも奇妙な物語」にありそうな、ドラマの風景が思い浮かぶような作品で面白かった。
小説としては、テンポよくテーマもはっきりしていて、飽きることなく、とてもおもしろく読めた。でも、後味はあまりよくないかな。
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文庫本になって再読。
やっぱり朝井リョウは間違いない。シンプルに面白い!
第二話のラスト一行に一番ぞっとした。
余韻たっぷりの5作、テンポも良く読みごたえがあって全部好き。
このまままるっと本家で放送されてほしい、、!
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1 シェアハウス 社会の闇
2 リア充裁判 SNSに翻弄される日本人
3 幼稚園 放漫な人間しかいない
4 ネットニュース ネットニュースの闇
5脇役
全体的に社会風刺が効いていて面白かった。
リア充裁判は、インスタ映え〜BF〜な人達を皮肉りつつ、現実はそういう人の方が社会的に成功しててなんとも言えない展開
何をを持って成功とするかも、此処の価値観で違うからなんとも言えないけど
結局、自分の意見を持ってるように見えても
社会が決めた[成功]からは逃れられない…みたいな感じなのかな
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さっくり読めるエンターテイメントです。
最後のオチが凄い!というのに惹かれて読みましたが、脇役バトルロワイヤル、予想の斜めにいました。斜め上ではない。どんな斜めか、興味ある人は読んでみるといいかもしれません。
本当の世にも奇妙な物語は、たまに良い話だけで終わるものもありますが、この本は全てにオチがありました。金次郎は読めませんでしたねー、そうくるか、て言う。13.5文字は見え見えでしたね。
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世にも奇妙な~を意識した作品だとか。
本件はオカルトチックなものも多いけど、こちらはそうでもないかな。
「13.5文字しか集中してよめな」は冷や汗が出る作品。こわっ。
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どのお話も世界観が可笑しいしひねくれた結末で予測出来なくて面白かった。世にも奇妙な物語がシリーズ化して欲しい!!
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まさに『世にも奇妙な物語』
ちょっと不思議な設定もので最後にひっくり返してくるのがまさにソレ!
小説になるとこんな感じになっちゃうなぁと思って読まされた。
個人的に白眉は『立て!金次郎』で次点は『シェアハウなさい』です。あまり書きすぎるとネタバレになるので興味ある方は是非買って読んでください!
テレビ化されるのかなぁと楽しみです!
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短篇集はあまり読まないのですが、以前読んだ朝井さんの本がよかったので読んでみる。
面白い!
奇妙な物語と聞くと、非現実な世界をイメージするけど、この奇妙な君物語の環境は実際にあり得そう。
でも、なかなか結末が予想できなかった。
個人的には1話目のシェアハウさない が好き。
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ぞくぞくした!
短編の順序も素晴らしい
金次郎のオチでは思わずひいって声出ちゃった…
脇役〜に出てくる役者さんでぜひ映像化もしてほしいなあ
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タモさんが出てきそう
世にも奇妙な「君」物語
単行本が出てから気になっていた本。
テレビで放映されていた世にも奇妙な物語をイメージして書かれた世にも奇妙な物語朝井版とでも言えます。
テレビ版と同じように最後はどんでん返し付きで終わります。
ぞわぞわする怖いオチ
ほろりとするオチ
クスッと笑えるオチ
5話の短編集です。
自分的には最初の「シェアハウさせない」と最後の「脇役バトルロワイヤル」が読んでいてハマりました。
この5話分全て本当に世にも奇妙な物語で映像化されると面白いと思うんだけどなぁ。特別編として映像化される事を願っております。
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テレビドラマ「世にも奇妙な〜」をオマージュした短編集。
今までもミステリーの構図を使って小説を書いてきた朝井リョウだが、ミステリーっぽい物語は初めて読むかもしれない。
世にも奇妙な的な話もあれば、そうでもない話もあったり。幼稚園教諭の話なんかは普通の短編だった(それでもなかなか面白かったけど)。最後の話なんかは、世にも奇妙な感じがして個人的には好きだ。
科学的に説明できない話よりも、人間の裏の顔を描くのが上手い人なので、この路線は意外といいかも。続編希望。
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朝井リョウ氏の短編集は初めて読んだ。フォロワーさんのツイを見て興味を持った一冊。
タイトルの通り、あの有名な「世にも〜」のオマージュとも言える作品。それぞれ、最後はぞくっとした展開が。最後、どれも予測できなかった。しかし、どの作品もしっかり伏線が張られており、結末にうまく繋がっていく。そして、ラストの「脇役バトルロワイヤル」は鮮やか。実際にいる俳優さんたちを文字っていて場面も想像しやすい。(これ、溝端淳平くんや、ほかの出演者は知っているのかな?)
これ、本当にドラマ化してほしいな。
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テレビ番組『世にも奇妙な物語』が子供の頃から好きだという朝井リョウが描いた、「世にも奇妙な」短編集。
テレビ番組と同じように、そして朝井リョウがよくやる感じのどんでん返しがほぼ全ての短編に存在している。朝井リョウを読み慣れている人からしたら、オチを想像してニヤニヤしながら読めると思う。
とても読みやすくてスラスラっと読めたし、読後のすっきり感も心地よかった。やっぱ私は朝井リョウの短編集が好きだなと改めて思った。