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短編7作。
腐って汚く異臭がするくせに、キラキラと輝いているような。
言葉の選択が剥き出しなのだけど、取り繕われた言葉よりも寧ろ潔い。
素直に詳らかにすることに、向き合う言葉のその先を見るのか。
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気持ち悪かった。
吉村さんの本は、これまで、その先に何か、表現したいもの、を感じることができたから、我慢して読み進めたのだが、この本からはそうした何かを感じることができなかった。
ただただ不快だった。
残念。
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正常と異常を考えさせてくれる本ですが、あまり肌に合わなかったです。「前世は兎」「夢をクウバク」「宗教」までは比較的読み易く感じましたが、その後はよくわからなかったです。
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面白かったです。
狂った世界に、狂った人たち。
狂った世界では、狂っている方が正常です。
「前世は兎」「沼」が好きでした。
「沼」のラストはそうきたか、と思って良かったです。
「前世は兎」と、戦争ではないのですが「ランナー」の描写は怖いです。絨毯爆撃も、ビッグレバーも怖い。。「ランナー」のマラソン大会が開催されている理由がよくわかりませんでした。
「宗教」も意味不明でゾッとしました…萬壱さんワールド、堪能しました。
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吉村萬壱先生、謎多き人である。脳をどう絞ればこんな発想が出てくるのか。あるいはなんの労力もなく、当たり前の日常からこんな発想なのか。現在大阪の閉鎖病棟で個展を開かれている。緻密で不気味な鉛筆画や、なかなか気持ちの悪い立体作品を並べておられる様はTwitter等で拝見した。会期中には行けないのが残念。
おっと、本のレビューだったことを今思い出す。どの作品も奇抜なのは言うまでもない。おそらく好きと嫌いの割合は1:9ぐらい。私は好きだった。以前「虚ろまんてっぃく」も拝読。奇才。本人が普通の人だったらどうしよう。ちょっとひく。(笑)
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初出 2015〜18年「すばる」及び2018年の「徳島文學」
訳の分からない七短編
新聞の書評では絶賛されていたが、どこにも共感できず、良さが分からない。
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表題作と最後の「ランナー」は変わらずのクオリティ。特に「前世は兎」の人を繰っていながら笑えない先生独特の毒が心地いい。飲酒よりも読感がドラッキーなのだ。ほかはどうにも手癖で書いてしょうもないからおち付けた感がある。が、それも芸風。
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初の作家さん。
読書会で取り上げられたので。
前世は兎
夢をクウバク
宗教
沼
梅核
真空土練機
ランナー
「もっと変なことしてくんないかな。」とか、
「もっと変なこと言ってー!」とか、
「もっと訳わかんない渦に飲み込まれたい。」とか、
超絶受け身で楽しむだけ。
本当は世の中に物申したいと書かれたものであろうとちょびっと察するが立ち止まれず物語に浸る読み方。
これレビューかな。
すみません。
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世界観が凄い作品。
でも私の好きな感じではなかった。
イヤミスに近いのかな?
独特の雰囲気が好きな人はハマるのかなーと思う。
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弱くて愚かで狂ったひとびと。
狂ってたのはどちらなのか?正解は何なのか?
自分の感性さえ分からなくなってしまうほど、その術中にはまってしまう。
作者の世界観にのまれ、するすると読み進め、吐き気がするくらいの自己嫌悪と闘う、そんな作品。
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訳わからなかったけどおもしろかった!現代の何かを批判しているのかなーと思って読んでた、パルスは原発事故のことかなとか
後味悪くなくて平和だったのは真空土練機。
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海外SFを数冊読んだ後に、好きな日本の作家を読んだので、ものすごく、ひじょーーーーーに、読みやすいと思ってしまったんやけど吉村萬壱なんやけどめちゃくちゃ読みやすいよ。
インフルエンザで篭ってたから二日で読み終わってしまった。面白かった。
短編集やけど全体的にディストピア感のある世界で、ボラード病とか、表題作なんかは初期の頃の感じを思い出した。
ヌッセンのやつと、椎間板ヘルニアでうんこ漏らす話が特に面白かったな。わしは首をヘルニアでやったことがあって、しかも夫と同時期にごきっとなって、子どもも小さかったから苦しかったなー。