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「北風、隙間風」
約束と違う発表に戸惑いが。
最初の読者に選んでもらえた喜びを踏みにじる様な彼の行動には少し納得いかないが、何かしら事情があり一言伝える事も不可能な状態だったのかもしれないな。
夜分に子供一人で外食しなければいけないのには理由があるのかもしれないが、年頃の娘が外を出歩いているのは心配で無いのだろうか。
「夜のお嬢さん」
許可無く暴露された内容は。
モデルがいる事がバレているなら、それが誰なのか読者や周りに噂されるのは時間の問題だったかもしれないが著者の口から先に言うのは意味合いが変わるのでは。
彼が穏便に済ませた過去を他人の口から再び掘り返されただけでなく、マスコミなどが報じた内容を否定してしまったら大惨事になるのではないだろうか。
「試される心」
前回の二の舞を避ける為に。
再びマスコミに追い回される日々が来ると恐れていただろうが、今回は味方が沢山いるうえに彼自身も経験から最前の方法を考えだせるはずと信じたいな。
自分自身が過去にマスコミの餌となってしまい恐ろしい想いをしたからこそ、彼の境遇がより鮮明に分かるのかもしれないが頼もしい店主だよな。
「投げられた小石」
態々誰にも知られず取った。
出版社やその他の人にも悟られず書き上げた半フィクションの物語というのも凄いが、本当に個人的な理由だけで彼を利用したのなら軽蔑されても仕方ないよな。
彼が母親に言った通り誰かから話を聞く機会が訪れるかもしれないが、そこで真実が語られるかは誰にも分からないのだから互いに一度話をするしか解決法はないのでは。
「いつも傍に」
考え抜いた先に辿り着いた。
またスポットライトを浴びて多くの人と駆け引きをしながらも役者として返り咲くには好都合だったろうが、それは著者のレールに乗せられた様な形だもんな。
彼としては自分自身に余計なお金を使うよりも将来愛娘が苦労しない様にと考えたのだろうが、彼女達はそんな事よりも彼と大切な思い出を沢山作りたかったろうな。
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夏神さんが頑張っててほんと好き…
理想の上司。
海里と夏神さんが二人でしっかり将来への展望を確認出来たのでひとつ安心しました。
夏神さん贔屓なので。ひとりぼっちになってほしくないんだよなー、ずっと二人+メガネで定食屋やってて欲しい。
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テレビの生放送って言ったもん勝ちなので、期待されてるコメントをちゃんと言える人しか出てないんだなーと思わされた。家族が助けてくれて良かった!
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淡海先生の突然の発言で芸能記者に追いかけられて実家に帰る海里。今回はこのことで家族との時間を持て、自分を思ってくれる家族や夏神さん、ロイドの気持ちを感じ、感謝する。淡海先生の荒療治だったんだろうけど、ちょい悪淡海先生の顔をまた見せて欲しい。仁木さんの新しい相棒はこれから活躍するのかな。
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兵庫県芦屋市。定食屋「ばんめし屋」を訪れた
中学生の少女の目的は「幽霊に会うこと」。
元俳優で店員の海里たちは困惑し、幽霊など
いないと嘘をつく。しかし彼女の会いたい
幽霊とは、幼い頃亡くした父の霊で…。
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人の暖かさに思わず涙してしまう作品。
付喪神のロイドがそっと寄り添うのも良いところ。
おいしそうな作中料理に、お腹が空いてしまいますが巻末にまさかのレシピがついていたので
夕飯に作ってしまいました(とてもおいしかった)
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久々にこのシリーズを読みましたが、ホッとしました。
ずっとこのヌルいままでいてほしいような、大きな動きを見てみたいような…
母子のシーンは泣けます。
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前作から思ってたけど、物語がすごい展開になっている…! 海里くんはこのままばんめし屋でええ感じの兄ちゃんとして過ごしていくわけではなかったのか…(二度目)。
淡海先生のしたたかなことよ…! さすが、作家! 二手も三手も次のことを考えてるのが凄い。
「まだ準備ができていない」と、いう海里に、「その準備はいつになったらできるの」って淡々と問うところとか、怖いよね…! (正論すぎて)
結局、誰かが何かをおぜん立てしてくれるのを待ってるのだ。わりと、誰でも、多かれ少なかれ。
海里くんはいい子なんやけど、そういう意味で一番一般的な子なので(元芸能人が一番一般的って。笑)、この淡海先生の言葉が刺さる人も多いんちゃうかなと思った。もちろんわたしはブッスリと刺さった。
ロイドの「誰にも迷惑をかけない行動はない」と、いうのもブッスリと刺さるな。
世の中が便利になって、一見「誰にも関わらず生きてる」と、思えるけど、実際はそんなことはないもんね。
それを忘れそうになる。
…のが、アカンと思って、読まんでもいい行間を読みがちになっている。(ややこしいな)
SNSで例えると、「書いていないことを読もうとしてややこしくなる」と、いうアレにちょっと似ている。
「自分の行動で他人に迷惑をかけたらアカン」と、思うこと自体が烏滸がましいというか、すでに迷惑なんよね…。
考えるべきは、「迷惑をかける自分を受け入れてくれる社会に自分は何を返せるか」ちゅう方向やねんなあ。
そこまた最近視界が狭くなっていたところやったので、ブッスリと刺さった。
「他人に迷惑をかけない判断および行動をする」と、いうのは、いいことを言うてるようで、結局自分の判断や責任を他人に押し付けてるだけなんよね…。
そうじゃなくて、自分の行動はあくまで自分の責任で、それが社会の歯車として他人にどう影響を与えてしまうかは、そのときどき、相手によって違うので、そこを真摯に対応していかんとあかんね。
ややこしい言い方やけど、結局は持ちつ持たれつ、常識的に相手を思いやれる想像力と行動力があればオッケーってことで、全然難しいことではないのだ。本来は。
そして淡海先生のご両親って政治家やったっけ…。しかも「産みの親も育ての親も政治の世界に生きる人やった」って、すごい重いな。そんなことあったっけ…。(妹さんの件も、冷静に感がたらすごい重いもんな)
このへんはさすがに、長い時間かけてシリーズを読んでいるので、ちょいちょい設定を忘れている…。(申し訳ない)
夏神さんの「ほろっと笑う」、が素敵やな~! わかるな~! と、思った。
夏神さんすっごいカッコイイ…。ちょいちょい涙もろいところとか最高やし、口調がほんまに好き。
そしてまさかの、焼き飯とチャーハンの違いがここに。
知らんかった…! 単なる呼び名の差だけかと。
玉子を先に炒めるのがチャーハン、あとから入れるのが焼き飯やねんて! あとから玉子を入れるってどういうこ��!? ある程度ご飯を炒めたところに溶き卵を投入するのかな?
先日、有川浩氏のエッセイを読んで思ったけど、わたしは有川浩氏と著者のイメージがすごくかぶる。
全然違うのはわかってるけど、関西在住の女性作家で、女性らしい芯の強さの、作風への反映の仕方(ややこしいな)がとても好きで、似ているところがあるなあと思う。
これからもたくさん読ませてほしいな(…と、思うなら図書館で借りて読んでいたらあかんのよね…)。
■■■■
■十年一日(じゅうねんいちじつ)
長い年月の間、何の変化もなく同じ状態であること。
■蛮勇
理非を考えず、むやみやたらに発揮する勇気。向こう見ずの勇気。
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このシリーズ、本当に好きだなぁ‼️ライトノベルにはもったいない。
登場人物の感情を一冊でちゃんと回収して描きあげる。それがすごい。
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図書館で。
センセイ酷いな。
主人公も役作りのために友人のトラウマを聞き出そうとして絶交された、とか言ってたけどレベルが違うもんなぁ。
それは友人と主人公の二人の間だけだけど、言うならば主人公が公の場で「学生時代の〇×って友人が同じ経験をした」って〇×の許可を得ずに発表するようなモンだもんな。社会人としてどうなの?
主人公もどうしたいんだってのもあるけど、作者がどうしたいのか迷ってるのかなぁと思ったり。このまま男二人で定食屋をやらせるのも未来が無いけど、かといって華やかに芸能界に復帰するのも嘘っぽいからかな?でも。
主人公が元芸能人、という設定に未練タラタラなのであれば、このチャンスをモノにする方が本筋じゃないかな、と自分は思ったりもする。
なんか作者の考える正しい道がピンとこないのでコノシリーズもそろそろ読むの止めようかな。
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シリーズも順調
前作で舞台に代役で出演して、断念した俳優への
思慕が湧きたつカイリだった
その五十嵐海里をモデルにした小説が完成してTV
で発表になったが、なんと作家の淡海先生がモデル
を暴露してしまい反響に心揺さぶられるが・・・
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プロローグで淡海先生の決心を聞いて、あぁ、このまま海里君は俳優のカイリ君に戻っていくのね。。。なんて思ってたのに問題は、そんなに簡単なものじゃなくて、それをじわじわと感じさせていく、まわりの優しい人たちに、泣けてくる。
カンナちゃん家クリパに、五十嵐家のパジャマパーティ。なんかとても暖かかった(^^)
ぐじゃぐじゃロールキャベツをお師匠さんに懺悔する夏神さんもとてもキュート。
仁木刑事の新相棒竹中くんもナイスだな~。
ちょっとだけ新しい関係になる夏神さんと海里君、そしてロイドに、幸あれと祈りたい♪
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シリーズ第11弾。
回を重ねる程、主人公の海里の今後が気になって仕方ない。
作家の淡海が海里をモデルに書いた小説がいよいよ完成。
完成したら真っ先に読ませてくれる、と言っていたのに、それをテレビで知る海里。
そして私達読者はプロローグで、淡海が爆弾発言する事を知っているので、かなりドキドキで読み進める事になる。
三章、試される心。
四章、投げられた小石。
本当に大波乱ではあるが、海里はしっかりと地に足をつけた成長を見せ、家族の絆は強くなり、夏神の愛情もより強く感じられる。
ロイドの存在も心強い。
海里がいつか俳優の道へ戻る日が来ることを予感させる物語。
そして今回の幽霊は、なんと幽霊ではなく、会いたいと強く願った事による幻。
とても良いお話でした。
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淡海先生の小説完成したと思ったら先生とんでもない爆弾発言してまたマスコミが群がる事に
海里は勿論ばんめし屋の主人・夏神もマスコミに翻弄された事のある人だから見ててハラハラした。
最初の原因も多少落ち着き、人として成長もしてきた海里はこの騒動を切っ掛けに芸能界に戻るのか?みたいな展開もいれてきているので見ていて楽しかった。
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ばんめし屋シリーズ 11
海里がモデルの小説がいよいよ完成し
ドラマ化の際には主役を!との作家からのオファーが。
海里はどう結論を出すのか。
1歩前へ進むのか。
幽霊は今回は直接の登場なし(笑)
それでも父親の死の真相を知りたい女子中学生の話もからみ、ハートフルな展開。