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わかりやすく、学びも多かった。「発達障害はグラデーション状」という部分は非常に腑に落ちた。確かに、そう簡単に、人間を線引きする事なんてできないよね。
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発達障害そのものも理解が
進まない中、クロでもシロでもない、曖昧な
位置にいるグレーゾーンの人々の悩みが
具体的に綴られている。
そもそも、正常ってなに?という根本的な
疑問が突きつけられている気がする。
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自分に期待しない、他人に期待しない(がっかりを減らす、感情が動くと疲れるから感情の動きを減らす)自分は努力する。ことあるごとに思い出す。他人の自己重要感を高める。人によって満たされ方は違うからそこを一生懸命考える。
優先順位をつける、それを守る練習。(練習だからうまくいかないのが当然)。
作業を終えたらウインドウを閉じる。巻末の数節はとてもありがたい。
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うちの小学6年の息子も発達障害の診断を希望してるのだけれど、診察を受けるのに数ヶ月は待たないといけないぐらい希望者が多いそうだ。幸い、診断がなくても支援を始めてもらえる環境があったので助かるけれど、それでも周囲に理解してもらうのは大変である。実は今まで周りから発達障害の疑いを指摘されたことはなく(ママ友に聞いたところ、うちの学校は発達については学校側から指摘することはないという噂)私一人が息子の発達に疑問を持ち、あれこれ調べてヤキモキしている状態だった。なのでこの本に出てくるグレーゾーンの人たちの気持ちはよくわかる。息子が「俺はわがままだ」と落ち込んで不登校気味になってやっと行政に相談。「診断がなくてもこれなら支援できますよ」と言ってもらえてホッとしたのと同時に「もっと早く相談すればよかった」と後悔した。子どもなので社会人よりはいくぶんスムーズに支援に結びついたような気はする。この本でも大人になってから発達障害の診断をもらうために病院をいくつも受診したり、発達障害の傾向があることを隠して苦しんでいたりと読んでいてこちらも苦しくなるような例が載っているが、この人たちのような場合もどこかで救われる機関や支援があればいいなと思う。
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発達障害の当事者に関わる機会があり、興味を持って購入。ひとまず興味のあるところを読んだ。
発達障害はグラデーション状のため、多様性がある。そのため、本書が紹介しているとおり、発達障害の傾向がありながら、診断は出ず、日常生活を送っている人がいる。そのような方々の生きづらさが紹介されている。
人の個性を認め合える社会、職場をつくりたいというのと「仕事ができる=有能」みたいな価値観を壊したい。発達障害グレーゾーンの方々をきっかけに生きやすくなる社会を考えたい。まあまずは自分が一番大事なので自分が生きやすくなるように…。
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「発達障害の傾向がある」と診断されながら、健常者と発達障害者の中間で生きづらさを感じる当事者や専門医へのインタビューについてまとめた本。
グレーゾーン当事者同士のトーク会やインタビューでは、当事者が生きづらさを感じる場面について「あるある」と頷くことが多々あった。特に、発達障害傾向を会社や家族、知人に打ち明けることが出来ず、抱えこんでいる方が多く登場し、周囲の理解を得ることの難しさを感じた。
本書の特徴は、登場する医師や就労支援スタッフといった支援のスペシャリストまでもグレーゾーン当事者であることだ。生きづらさを感じている人に寄り添ってくれている。
結局のところ、発達障害の診断の有無は重要なことではなく、今生きづらさを感じていることへの認知と、その人なりの対処を工夫していくしかないというのが読み終えての結論だった。最後の章にまとめている当事者の対処法は些細なことだけど、だからこそ気軽に取り組める貴重な知見だった。
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https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R9AOB612TSVCU
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HSPを「繊細さん」と言うみたいに、この本では発達障害グレーゾーンのカテゴリーに属する人たちを「グレさん」と呼ぶ。そういう言葉遣いを私は大嫌いだ。そんな呼び方で呼ばれるのは嫌だし、気持ち悪いとさえ感じる。おそらくこれは、私自身のこだわりの強さゆえの反応で、自分の異様な気質の発現なんだろう。やれやれ。本自体は、幅広い取材に基づいた丁寧な入門書だった。巻末のライフハック集は読みどころ。自分に合わないネタにも感心させられるものが多かった。
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まずはたくさんの人が、発達障害かもしれないと思いながら、苦しんで生活している現状があることを知った。
俺自身もうつ状態になっていたし、これからも危険はあると思っているけど、心も体が整わらければ、悶々と過ごすことになる。
色々な悩みを抱えている人がいるということを大前提に置いた上で、優しい人になりたいと思った。
特に「自分は努力が足りないだけなんだ。」発達障害の診断を受けたらと思わなくていいという声が多いことが俺の身体がしんどいときと同じですごく共感できた。
苦しい人に寄り添える人になりたい。その人のために行動できる人になりたい。
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「健常者以上、発達障害未満」という「発達障害」の診断が下されない「グレーゾーン」=グレさんたちの体験記や彼らの生きづらさの症状とその対策についての著作
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■著者
姫野 桂
フリーライター
発達障害当事者
LD強、ADHD,ASD傾向あり
この本はグレさん(グレーゾーン)の存在の可視化を目指している
■読者対象
自分は発達障害なのかな
とか、生きづらさを感じている人向け
グレーゾーンの集会の存在や、
グレーゾーンの方のライフハックをしることができる。
■メモ
本書は愛着障害に関しては触れられていない。
ADHDと愛着障害は症状が似ているので、ADHDの方は愛着障害について知ることもおすすめだと思う。
グレーゾーンの集会やライフハックを思い出したい場合本書を参照しなおしたい。
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グレさんの側の視点は分かった。公平を期す為、グレさんの周りにいる人達の視点もまとめて欲しい。グレさんかどうか分からない中で支援、マネジメントはもの凄く辛い。それで潰れていく人もいる。健常者は神では無い。歩み寄りや配慮、理解などあらゆる事を求められて疲弊している。
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逆に、完全な健常者って、いるのだろうか?
周りにいる人も、自分自身も、健常者だと思っていたけれど、グレーゾーンかもしれないなと思えた。
障害者だとか健常者だとか関係なく、自分が生きやすいように工夫していくのが大切。
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一通り読んで参考になりました。
小さい頃からじっとすることが苦手でした。
会社に出てからも静かに作業ができず、気が散ってミスをして怒られて自信を無くすの繰り返しでした。
自分が多動性障害っぽいかなぁって思ってるんですけど、本を読んで一人一人程度が違いますし、やっぱり難しい問題だなぁって感じました。
普通の人と同じように仕事が出来なかったり、ミスが多かったり遅刻が多かったり生きづらさをこの本では紹介しているけど、発達障害じゃなくても会社が合わないって人だったりは少なからず居ると思うし、じゃあ出来ない人全員が発達障害なのか?と言ったら違うと思うし
難しいと思いました。それとも社会に出て生きづらさを感じたらみんな発達障害の傾向があるのかな?
結局健常者と言われる人も仕事をする上で努力したり苦手なことを克服しようとすることは変わりない、確かに発達障害の傾向がある人で人より多くの努力が必要になるのは理解できるけど、
経験談を読んでいて、障害者にもなりたくないけど健常者のふりをしたい。普通でいたい。でもそれは大変ストレスで心病む。って感じで結局グレーゾーンに安息の地は少なく探すのも難しいという現状だけが残っている。
個性として自分の中で落とし込めればいいがみんな何かしらにストレスを抱えてて結局頑張るしかないのかと思いました。
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発達障害グレーゾーン当事者(グレさん)へのインタビューも交えながら、グレさんを支える団体や医師にも話をうかがったり、グレさん特有の困りごとをまとめた章もあったりした。私自身は発達障害でもグレーゾーンでもないが興味深く読めた。当事者たちの職場での困りごとが少しでも減るといいと思うが、ある程度は「自分を社会に適応させなければいけない努力」が定型の人よりも必要なのは生きづらいだろうなと思った。