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タイトル通りに
2021/05/09 11:43
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はな - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトル通りに甘くて切ないお話でした。
包容力のある攻様と不憫な受の組み合わせは大好きなんですが、再読するかは微妙です。
受の毒親の発言が、読んでるこちらも蝕んでくるような気がして…
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作家×メガネショップ店員。作家ものというより肩書き程度。
うーん、展開が速足だったかな…。受けの魅力が感じられないうちに、攻めも攻めの弟もすぐに心開いちゃったり。
受けの母親の毒親っぷりに最後までスッキリしないまま終わるし…。リアルに自分の苦手な人とかぶってイライラした。
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安定安心の月村さん。自己評価が低く、毒親の呪縛から抜けられない不憫受が主人公。優しくていい子なのに、報われない痛みに胸が刺さる。
そこに優しくて大人な攻が現れ、受を幸せにしていくという王道なストーリー。yocoさんのセンチメンタルな絵柄にも合っていて、目新しさはないものの、いつものじわ…っと幸せに包まれる展開に浸れました。
難を言うなら、肝心の毒親が改心していないところが気になった。これからも主人公を悩ます存在なんだろうなと思うと、幸せばかりでないような気持ちに。ご都合主義でも、縁を切ってしまえたら良かったのに。
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月村先生の作品は初めて読みましたが、読みやすかったので一気に読破しました。
ときどき自分にはあまりフィットしない表現があったなぁと思いますが、ストーリーがよく二人が徐々に近づいていく姿にドキドキしました。
月村先生の他の作品も読んでみたいです。
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健気受にとても切なくさせられる、甘味と辛味が絶妙コンビネーションラブでした。
イケメン人気作家(ゲイ)×恋を知らないメガネ屋さん店員(DT)。
律の「健気」は、生まれて初めて好きになった倫太朗に対して自分なんかが…とか、不釣り合い…とかネガティブな気持ちもありながらのかわいい恋心にもちろんすごく感じるんですが、それ以上に、毒親のせいでトラウマができてしまったにもかかわらず、一生懸命耐え忍び続けてきた息子としての姿にも感じてしまったのでした。
律の人としての優しさが沁みてきました。ふつうだったら、あんな母親絶縁ものです!自分を責めるのは違うと言ってあげたかった!!
でも、そんな律を救い出してくれたのが倫太朗ですね。
トラウマのせいで恋愛を遠ざけて生きてきた律に愛する気持ちを目覚めさせてくれた、とても愛情深い貴重な攻様でした。
でも、一番活躍してくれた影の功労者はなんと言っても健児ですよね~!
律が母親に言えなかったことガツンと全部言ってくれて、スッキリさせてくれました。母親の方は一生あのままかもしれないけど、律は倫太朗ブラザーズのおかげで強く自分らしく変わっていけそうで安堵しました。
恋愛に関しても、今回の攻様はタクラミ系でもチャラ系でもなく、誠実なハートの持ち主で、安心感あってこれもほっとさせられました。
あと、ショッピングモールの雰囲気がとてもリアルで共感するところもいっぱいあって、酷い母親の登場でどんよりしてしまった気持ちを和ませてくれてよかったです。
律にはこの先一生、倫太朗の愛に自信を持って応えてほしいし、健児を含めて家族になって幸せに生きてほしいです。
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他の方のレビューにもあるように、主人公の母親の胸くその悪さがすごい。めちゃくちゃリアル。だからこそ、2人の恋の息吹を感じられます。どこかの町の片隅で、こんな恋があると、ごく自然に感じられる。
問題が解消されなくても、誰かがいてくれるだけで、人生はまったく違うものになる。きっと2人は大丈夫。あたたかい気持ちになれる素敵な作品です。
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タイトルが甘くて切ないで、その通りに毒親を持つ受けが不憫で自己評価の低い子なんだけど、日々を少しでも潤いのあるように丁寧に生きてて、タイトルのインパクトほどは不憫でも可哀想でも無くてホッとしました。
何より攻めがとても良い人で、弟もよくて二人が恋人同士になってからも弟も認めてくれて良かった。毒親とどう折り合いがつくのか心配だったけど、少しずつでも自分の気持ちを前向きに持っていって、何もかも自分が悪いと思う思考を改善出来る様になって良かった。攻め倫太郎の共依存からの脱却のアドバイスが良かったと思う。
これから幸せになっていって欲しい。あとがきでモールの話や律の趣味など設定エピソードがいっぱいあったとのことなので、いつか読めるといいなと思いました。