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キリコ・シリーズの2作目。
清掃員の仕事を久しぶりに始めるみたいな箇所があって、不思議だったが、この作品を読んで納得。
キリコが掃除を通じて観察できるというところがすごいな。
後書きにもあったが、未だに設定などに違和感がないのは、女性の立場が書かれた当時と変わっていないことの現れなのでしょう。もっと変えていかなければ。
仕事にひたむきなキリコに今回もたくさん教えられました。
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女清掃人探偵キリコシリーズ第2弾。
毎回、清掃場所が違うなーと思っていたら、短期で派遣されて行くらしい。そして、難事件を解決していく。いつの間にかキリコと大介が結婚していてビックリ‼️まあ、運命の出会いってあるよね。次回作も楽しみ
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目次
・悪い芽
・鍵のない扉
・オーバー・ザ・レインボウ
・きみに会いたいと思うこと
最初の話『悪い芽』も読後感がよろしくはなかった。
「駄目な人間は、いくら管理して教育しても無駄だよ」
「自分には人を振り分ける権利があると思っているのかしら」
いるよね、こういう人。
自分は一段上にいると勘違いしている人。
そして、自分の感覚・意見が絶対正しいと信じて疑わない人。
その自信はどこから来るのだろう。
少し分けていただきたい。
しかし『鍵のない扉』と『オーバー・ザ・レインボウ』は駄目だ。
「死ねばいいのに」と思うのと、「死ぬかもしれないことをやる」のは全然違う。
『鍵のない扉』は、それっほっちの理由でそんなことする?って思う。
未必の故意かもしれないけれど、製薬会社の広報誌を作っているような人が、アレルギーについて知らないわけがない。
『オーバー・ザ・レインボウ』もなぜそっちに舵を切ったのか?
不都合な存在は目の前からいなくなればいいって、あまりにも短絡的。
そしてそんな会社に残って夢をかなえようとする気持ちもわからん。
と、文句を言いながらも読んでしまう。
キリコのキャラクターがいいんだなあ。
”相手に自分の考えを押しつけるのではなく、自分が考えを曲げて相手に従うのではなく、それ以外の解決法を見つけている。”
服装は奇天烈でも、中身は大人だよね。
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キリコシリーズ第2弾。
今回は、大介と結婚をした後のキリコ。
掲載ストーリーは、なんだか読了感の悪いものばかりな気がする。
キリコは、いつも通りなのだが、事件の起こる背景と理由が、読了感の悪いものばかり。
「そんなこと!?」「それは、あなたの考えがおかしい」そんなことばかりで。。
ついでに最終章は、「女は家族の面倒を見るべきである」という価値観が全面に出ていて、イラッとする。
あとがきを読むと、これが書かれたのは、2005年らしい。
あとがきには、「こんな体質が古い!と思うような世の中になっていてほしい」という旨のことが書かれていたが、残念ながら、18年経った今でも、この価値観は既存で生きている。
残念すぎるな。。。
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オフィスで起こる謎を凄腕清掃人キリコが解決する短編ミステリ。
登場人物達の感情が切ないほど伝わってくる。他シリーズも楽しみ。