投稿元:
レビューを見る
息子の夏休み読書用に借りてきた。
ソ連時代に父がスパイと疑われ、才能があるにも関わらず苦労しながらトップバレリーナへの道を進む女性の物語。
その間、第一次大戦、第二次大戦なども乗り越えていく。
バレリーナの素質はあったのだろうけど、本人の努力や忍耐、勇気に恐れ入る。それはやはり自分を信じる力、そして家族を信じる力が大きいからなのだと思う。
またこの困難の中、体制を恐れず協力を惜しまないおじやおばの存在も素晴らしいと感じた。
生で見ることはかなわないが、マイヤ・プリセツカヤの舞台を映像で見てみたいと思った。
世界平和がどれほどまでに大切で有り難いものか再認識させられた。ウクライナの侵攻も一日も早く終結してほしい。
投稿元:
レビューを見る
この伝記シリーズは、絵が今時の子どもに合ってて可愛いし、漫画じゃないけど挿し絵もカラーで多く、字も大きめで、小学校中学年の子でも読めると思う。
マイヤは知らなかったから、面白く読めた。久々に伝記読むのもいいな。
投稿元:
レビューを見る
内容は一言では表せない。こんなことがあったのかと衝撃を受けた。わたしはこの時代に生まれてきてよかった。毎日の安全と美味しいご飯と優しい(?)両親。あの頃はそれはとても幸せなことだったのだろうか。そして珍しかったのかもしれない。マイヤもその優しい素敵な親を奪われ、父は殺され、母はボロボロになって帰ってきた。幼かったマイヤは、母をどんな心情で迎えたのだろう。そして、あの日々、何を考えて生きていたのだろう。秘密警察に監視される日々は幸せだったのだろうか?色々な疑問が湧いてくる。
この内容は文章だけでは読み難かった。かわいい挿絵で心を和ませながら読まないと、心が壊れそうだ。読むにつれて胸が痛くなったけれど、ハッピーエンドで終わったので本当に安心した。私はこの幸せを噛み締めて生きようと思った。