投稿元:
レビューを見る
どこにでもいる善良な人たちが、ネットリテラシーの欠如ゆえに加害者となってしまうのはなんとも不幸な話。SNSが悪いということではなく、拡散された情報の真偽を適切に判断して人命救助に役立てる人もいるので、そちらをしっかり見習いたい。Wikipediaは、たしかに概要を掴むのには便利だが、引用文献にWikipediaが記載されたレポートや論文は、正直なところ不安を覚える。
投稿元:
レビューを見る
子どもたちにはスマホを持つのと同タイミングで読んで欲しい本。だけど、低年齢で持たせてしまう大人たちほど手に取らなさそうだ。
認知バイアスにしてもフィルターバブルにしてもそうだけれど、問題なのは子どもや若者ではなくて、何にも考えずに道具を買い与えたり、情報に触れさせたりしている大人世代じゃないのかな。「便利は正義」「双方向性万歳」という空気に流されて、自分の情報受容能力を過大評価してしまった世代のツケがその下の世代に回されている。
例えば、ウィキペディアでコピペレポートを書いてしまう大学生の問題はもう随分前から指摘されていて、その対策アプリも出回っているのに、まだ書籍で取り上げられるくらいやらかしちゃう子がたくさんいるのか??とすれば、それは大学生の問題というより、レポートを書かせる先生方の指導不足じゃないのかなと。
砂糖やガソリンと同じで、その便利さに飼い慣らされて容易に手を切れない存在になっているのが、情報端末。使いこなして賢くなったつもりがGAFAのハムスターになりさがっている現状を、自覚しつつ距離を図るか、無自覚なまま溺れるか。
とりあえず、ん?これ、何次情報??どこ情報???何が目的???と突っ込みを入れるクセを身につけることと、人に喋る前に裏をとること。紙媒体の情報とのバランスをとること(ただし、紙媒体もやらかす時があるのを忘れずに。STAP細胞の時はひどかった)。コロナでインフォデミックが生じていることが指摘されている今だから、余計に大切なことだと思う。
投稿元:
レビューを見る
読みやすく、分かりやすかったです。
心配な気持ちが伝わり、いまどんな状況なのかを慌てず丁寧に伝え、どうやって抜け出すかが書いてありました。
時々立ち止まって読み返したい本です。
投稿元:
レビューを見る
さくっと読めます。わかっている人にはわかっている、わからない人には全く何が何やらという内容だと思う。わからない人にこそ手にしてほしいけれども、現実には難しいかなあ。
投稿元:
レビューを見る
情報の取捨選択についての1冊。
教育に1人1台のタブレットが使われる令和の世に、本の世界のはしっこで仕事をする人間として、伝えていけることはなにかなあ、と。
情報をアップデートし続けるのは大変だけど、今後はどれだけその波に乗り続けられるかがポイントになるなと思った。人間、常に勉強ということですね。
中学生からぜひおすすめしたい、読みやすい1冊でした。スマホ、タブレットは使えて当然。そのなかから、情報で溺れる、惑わされることのないように。
この本では触れられていなかったけれど、tiktokなどのフェイク動画系についても書かれている本はあるのだろうか?
投稿元:
レビューを見る
情報はどこからともなく流れてきて,知らないうちに私たちの中に入ってきます。そうして蓄積した情報が私たちの考えや行動に影響していると思うと,情報に惑わされずに生きるには私たち自身で情報を選別することが必要不可欠なのではないでしょうか。