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堀紘一紙による読書についての考察。
本書の前半は、
・哲学書などの難しい本は40ページだけ我慢
・カバンにはいつも文庫本
・内容を1行に超・要約
など、ありふれた内容。
でも後半の堀氏の半生を読書を通して描いた部分が面白かった。ある程度の名をなした人は、人生のどこかで必ず人の数倍以上の努力をしているんだよね。
著者が三菱商事で社費留学したハーバード・ビジネススクールで、全学800人のうち成績上位5%の学生だけに与えられる称号「ベーカー・スカラー」(最優秀生徒賞)をアジア人として初めて受賞。
これって、半端ない。本書にも書いてあったけど、勉強が大変過ぎて、ナポレオンじゃ無いけど一日2、3時間しか眠れなかったっていうから。
本書は、「読書術」が書いてある本としたら大したことはないけど、苦労して成功した人のお話として読むんだったら面白いとは思う。
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堀紘一、最近読書術の本多いな。引退して暇になって読書量が増えてるのか、晩節に入り何か思うところがあるのか。
堀紘一がいまの筑駒出身っていうのは初めて知った。
哲学をはじめとした古典を若かりし日に乱読してるのは興味深い。人間への洞察力の高さが、ビジネスにも活きているのか。
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今後AIの社会実装が進む中で必要なスキル。
洞察力。
ネットで簡単に検索できる社会になったこそ、洞察力が身につきにくくなっており、読書を通じて身につけるべきであるとのことだった。
前職でも社長から同様に読書の大切さを指摘されていたし、洞察力の重要性を言われていた。
いくつかの学びを。
・哲学や宗教が洞察力を強化する。初心者には、愛するということがおすすめ
・ネット断ちをし、隙間時間の活用を。数日あれば1冊読める。
・少なくとも年間30冊を読むこと
・本を読んだ後には、要約を。
・大事なのは、学歴ではなく、学習歴
直接読書とは関係ないが、ネクストステップ、学び
・コンサルタントとして、感謝/感動される仕事を
・歴史、文化を学ぶ。例、福島の歴史
・SMになることを見据えたネットワーキング
・セミナー、イベントへの積極的参加
・産業化の具体策検討
・陽明学の復習
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職業的な興味で読んでみた。「読書」行為一つとっても、いろいろな考え方や方法論があり、違いが面白い。
タイトルから「若い人が書いた本かな」と勝手に思っていたけど、かなり年上の方だった。
ただのハウトゥーにおさまらず、読書哲学がしっかりと背骨を作っている感じ。
平時の読み方と戦時の読み方とあるとおり、基本的には速読はしないというスタンス。しっかりと1冊1冊に向き合ってこそ、得られるものがあるということ。
いままで読書量でコンプレックスをカバーしようとしてきたけど、そろそろ変えようと思っていた頃。
そのタイミングでこの本を読めたということを、いいきっかけにしようと思う。
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堀紘一氏の本ということで、手に取りました。
自分で考える力は、今後、ますます必要になって来ると思います。
私は仕事柄、「○○はいいんですか、悪いんですか」と聞かれることが多くあります。たいていの場合、「○○」は、ある人にとっては良いことだし、別の人にとっては悪いことにもなる、というものです。
本当に、思考が単純化している傾向にあると思います。
洞察力と謙虚を持ち、思慮深い人間になりたいと思いました。
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「一流と超一流の差はどこにあるのか。それは洞察力があるかないかにある。」
まず、二流から一流になるにはどうすれば良いか。教養をつけることである。それはまず本を読むことである。
では、洞察力を身につけるためにはどうすれば良いのか。
それも読書である。しかし、ただ読むだけではない、洞察力を磨く読み方がある。その方法を記述した本である。
それぞれの方法が本質的であり、理にも適っているので、個人的にも実行して行きたいと思う。
完全に余談だが、同じ本を3回読むくだりで、同じ事を言っていた米内光政を思い出してしまった。海軍大臣、内閣総理大臣を歴任した非常な器量を持った人格者で、昭和天皇をして米内内閣が続けば戦争は起きなかった、と言わしめた人である。
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概要
効率的な読書法ということではなく、これからの時代にどういう読書をしていけば良いかについて述べた本。
要約
AI時代を生き残るには人間について深く理解する必要があり、そのために哲学書を読み、自らの軸となる哲学を確立しろ、ということ。
感想
少し前時代的な考え方に馴染めない部分があった。
謙虚であれ、という本人が全然謙虚でない。
哲学書を読んで、人間の考えを知る大切さには同感。
本題と関係ない最後の読書遍歴が読み物として面白かった。
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一流と二流の差は知識が教養に昇華しているか。
さらに謙虚であれば、一流が超一流になれる。
教養とは知識から絞り出される知恵。知恵に昇華されたもの。
読書の効用は考える力が高められる点。
読書で巨人の方に乗る(ニュートン)。
年1冊の哲学書を読む=エーリッヒフロムの著作から。
「愛するということ」「自由からの逃走」
40ページまで読んで馴染めなかったらやめる。
優秀なコンサルタントの提案書は短い。本質をつかむ。
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超一流になりたければ、とにかく読書。なかでも古典、哲学書、戦記物がお薦めだが、量は質を凌駕する。という主張は分かる。読書に対する情熱よりも、著者の生立ちについての記述が多く、想定していた内容とは少し違った。
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一流の読書家と超一流の読書家の差は洞察力にある。さらに読書により知識を得てそこから能動的に新たな体験を経験することで教養に変わる。
これらの礎には考える力がキーワードとなっており、AI時代に人間に求められる力の一つである。
AIはso whatに結論は出せても責任を取ることはできないため、責任を取れる立場にいるコンサルタントは結構ニッチ。
またイノベーションの9割は過去の学びから生まれるため、哲学書を読むことから得られることも非常に大きい。
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【この本のお気に入り】
◎〈最強/最短の自己投資は「読書」である〉
◎謙虚さを持っている人だけが、一流から超一流へとジャンプできる
【1章】二流から一流へ成長する読書術
◎一流と超一流の差は「洞察力」の有無
◎どのような仕事においても、何よりも大切なのは「謙虚さ」
↳謙虚さを持っている人だけが、一流から超一流へとジャンプできる
◎教養を身につけるには黙って本を読みなさい
◎自分自身を疑う習慣を身につける
【2章】AI時代を生き抜くための読書術
◎読書はディープラーニングである
↳AIを進歩させたように、人間を成長させる糧になると私は信じている
↳AIと戦う必要はない。共存共栄するための自己研鑽をすること
↳それが他ならぬ読書なのである
◎手強い本は初めの40ページだけ我慢
【3章】ほしいと思われる人材になる読書術
◎リーダーシップを身に着けたいなら哲学書か時代小説
◎変化のスピードが速い現代こそ読書経験が効いてくる
◎聞き上手になり知恵と教養を高める5つのコツ
↳1:相手をほめること
↳2:正直になること
↳3:興味と関心をもって話を聞いている、というサインを積極的に出すこと
↳4:適度に相づちを打ちながら聞くこと
↳5:途中で余計な口を挟まないこと
【4章】読書力を引き上げるコツ
◎本当に難しい本は3回読んで「読破」と言える
↳2度目、1回目より違った点が気になる
↳2回目、筋がざっと入ってくるのでより集中して読める
↳3回目、著者の言いたいことが頭に入っており、そのロジックに沿って読み続けられる
◎本の内容を「結晶化」するクセをつける
↳数行にまとめる
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堀紘一氏による読書論。とにかく忙しくても読書することが勧められている。とはいえ何より認識したのが、著者が圧倒的なエリートだと言うこと。
親が外交官で肌に合わず途中で転校したとはいえ、イートン校に通い、帰国後は筑駒から東大。ナベツネに誘われて読売新聞に入社し三菱商事を経てBCG。そしてDI創業。三菱商事時代にはハーバード。もちろん相当な努力はあったと思うけれど、経歴の輝き方が半端ない。まあ、エリートとはこういうものなのかもしれないけれど。
そんな著者が読書を勧めるのは目の前の仕事だけだと、俯瞰的な視点が失われる、本質を見失いがちということと、皮相な人間になるということと理解した。
著者が本書で勧める1章を一文に要約するということは取り入れてみたいと思う。
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読書に関する本4冊目
著者の考えが十分に反映された本。考えや論じ方が「エリート」だと敬遠する人もいるかも知れない。
体型的な学びというよりは、読み進めることで読書の深みが増す、そんな本だった。
私には妙に納得できる部分があり、著者の他の本も読んでみようと思う。
TODO
・章ごとに要約する
・哲学書を読んでみる
・ロングセラーを読んでみる
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官僚やCEOなどの超一流は「読書」で「洞察力」を養う。
全5章に渡って、本を読むことの有益さ、読書で得た知識を無駄にしないテクニック、それと内容濃いめのエピソードなどがたっっぷりと凝縮された一冊。
さすがの文章力でとても読み進めやすく1日で読破してしまいました(^_^;ゞ
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要約「読書することで教養や洞察力を高め、新しいアイデアや創造性を自分の付加価値として仕事に活かすことができる人こそ必要な人材で、超一流である。」