紙の本
さわりに
2017/06/15 12:02
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:安堵 玲 - この投稿者のレビュー一覧を見る
昨年来 記念の年として目にすることが多い「漱石」。関連本の多い中、きっかけとして手にするに最適な1冊。さらッと読めるし、文字も大きいし、イラストが多いことも入門者には とっつきやすいと思う。没後100年なんて、古臭い文学だと思われることもあろうが、100年経とうが日本人の間違えることには変わりがない。歴史は繰り返す、とはいわれるが、「夏目金之助」の憂いは 今も共感できる。気持ちの若い人に お勧めしたい。
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漱石への愛情がつまったガイドブック。
これを読んでみると、教科書でしか漱石を読んだことがない人も興味を持てるかもしれない。
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とてもいい!
若い人だけではなく、実は漱石あんまり読んだことない大人にも、漱石大好きという人にも楽しめる本。
とにかく親切でわかりやすい。
松山行ったり熊本に住んだり、ロンドンで神経衰弱になったりという流れは知ってても、それがいつで幾つの時かは、これまではいちいち生まれた年から計算しなくちゃいけなかったのが、漱石人生双六になっていて、明治○年(19××年)○歳と書いてあり、一目でわかる。
縁の場所も写真付きで網羅されてるし(神奈川近代文学館の猫のマステ、すごく欲しい!)、漱石を巡る人々もその人が漱石と幾つ違うかが書いてあってすごーく便利。(中勘助、イケメン!)
作品解説は読みやすいかどうかも(『こころ』は挫折してもしょうがない、とか)書いてある。
初版のブックデザインのページだけはカラー写真だったら良かったのに、と思うが、仕方ないか。
漱石に関するテレビドラマ、舞台、漱石が登場人物となる他の作家の小説まで紹介。
島田荘司は知ってたけど、山田風太郎の短編は知らなかった。読みたい。
漫画かと思うと1300円は高い気がするが、実際には漫画は多くない。この情報量ならお買い得だと思う。学校には是非置いて欲しい。
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香日ゆらのおかげで夏目漱石本が充実したのは本当にありがたいことです。
これも文スト関連本として、並べておけば出るでしょう。
2018/12/26 更新
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漱石先生といえば、香日さん。
この本を読むと、今までの作品も確かな裏付けがあってのことなんだなと。
けして、漱石先生とお猪口で酒を酌み交わしたわけではないんだなと。←見てきたみたいなんだもの。
漱石先生ラブに溢れた1冊。
読みたい本、訪ねたい場所が、てんこ盛りに増えていきます。