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無意識には普遍的に共通するものと、各個人ごとに持つ独自のものがあるという解釈から、無意識を意識化することの難しさと重要性を感じることができました。
河合氏は日本の心理学の第一人者ではありますが、事例が多く挙げられているため、非常にわかりやすい読みものになっていると思います。
( オンラインコミュニティ「Book Bar for Leaders」内で紹介 https://www.bizmentor.jp/bookbar )
毎回、楽しませていただいています。引き続きよろしくお願いいたします。
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感想
無意識の驚異の能力。その姿を眼前に鮮やかに描き出す。無意識は心身二元論に残された最後のフロンティアか。脳科学の知見も交えて議論したい。
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ごく短い本だが、ユング心理学という今まで考えたこともなかった世界へと思考を飛ばしてくれる。
一般に大学などで教えられる心理学は認知心理学や社会心理学といった、データや実験に基づいた文理融合型の学問、というイメージがあるが、この本で扱われるユング心理学は全く異なる。
そもそも深層心理や集合的無意識という概念自体が実験・観察に基づいて発見されたというよりは仮説的に観念されたものという感じだし、その裏付けとして所々に挿入される実際の患者の夢もあまりにも荒唐無稽で、こんな夢を見る人が本当にいるのか、と疑いを挟みたくなる。
総じて今までの自分の常識や固定観念からは受け入れ難い思考法で、これは科学といえるのか、とすら思った。
しかし、そのように一笑に付すには惜しい説得力が本書にはあった。
思うに、ユング心理学はある意味では非常識な学問であり、だからこそ現在の心理学のメインストリームは認知心理学を始めとする自然科学的な実験を重視しているのだろう。
だが、そういった「まっとうな」学問では当分辿り着けない遥かな神秘を人間の意識は宿していて、その一端を、一足飛びに垣間見る可能性を有するのが、ユング心理学なのではないか。そう考えて、信じてみたくなるような魅力を持つ一冊だった。
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ユング派心理学の入門書。
・無意識と自我、自己
・夢分析の様々な実例
・アニマとアニムス
・自己の象徴としての曼荼羅
★母性を否定する女性はしばしばエロスに圧倒されてしまい次々と異なる男性と関係を持つ傾向にある
★孤独は人格変化の糸口になることが多い
★その女性のアニムス像を夫に投影出来ぬ時、
アニムスに対する期待はその女性の子供に向けられる→教育ママの誕生
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無意識についての全体像が分かりやすく説明されている。
特に自我と自己についての捉え方は、禅の教えに繋がるものを感じてもう少し知りたいと思った。
でももう一歩知りたいところまでは書かれないからユング心理学入門を読もうかなと思った。
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意識と無意識の統合について知りたいというのが読み始めた動機。
読んでいる最中、よく夢を見た。
自分の無意識に何があるのか、少しずつ意識できている感がある。
次の本は河合隼雄さんの「影の現象学」。
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(1977年9月22日発売)の方を読みました
https://booklog.jp/item/1/4121004817