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友藤先生、(10)到達、ありがとうございます
そこは、「おめでとうございます」じゃない? と言われそうだが、私的には祝福よりも、どちらかと言えば、感謝の方が強いのですよ
そもそも、これだけ良い作品なんですから、多くのファンに愛されているでしょうし、(10)に到達してもらわなきゃ、漫画読みとしては困るんですよ
しかし、この(10)の表紙を書店で見かけた人は、ジャンルは何? と思っちゃったでしょうねェ
ここまで読んで来たファンなら、きっと感じたでしょう、作品としての厚みが増している事に
良い王を目指しているのであれば、その道を自分の足で歩む半ばで、それにぶつかるのは当然
本物の王になるために乗り越えるべきもの、それが、同じく王を志している者
この(10)の表紙で、レオと睨み合っているフェンリル
性質こそ、恨みや憎しみ、そして、王座への渇望で歪んでいますが、王としての資質は本物、と言えるでしょう
だからこそ、レオがぶつかる存在として申し分ない
それに、王として成長する、それ以上に、愛しい女性を救う、その目的がある以上、レオはこれまで以上の力を発揮してくれるに違いない、と期待が膨らみます
果たして、レオはサリフィを救い出し、王として強くなる事は出来るのでしょうか
きっと、(11)は、友藤先生は、ファンに見せつけてくれるに違いないですね、自身の進化を
アップしたら、すぐに(11)を読まねば・・・しかし、今度は、(12)が出る前に、感想を書きたいもんです
この台詞を引用に選んだのは、間違っていなくて、なおかつ、フェンリルに王の資質を感じ取れたからです
自分が認めた王を守りたい、その気持ちは、護衛として持っているのは当然
けれど、守り方を間違えれば、意味がない
ランベルトの、青い、若い、のではなく、拙く醜い覚悟を前にし、苛立ったフェンリルは、王として持っているべき物を有しているのではないか
レオには、こんなフェンリルに勝ってほしいが、レオが勝った時、サリフィが、どんな行動に出るか、そこが楽しみ
何様だ、と怒られそうだが、それで、友藤先生の覚悟が見えるように思う
「・・・小僧が、安い覚悟をひけらかすな。命を捨てるべき潮時も分からんのなら―――――――今、ここで死ね」(byフェンリル)