紙の本
こころが震えます
2019/04/25 22:50
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:リー - この投稿者のレビュー一覧を見る
まさしくラブストーリーです
葵はシンの呪いを解くため過去へ飛びますが、話はそこで終わらない!取って付けたような後日談ではなく、丁寧に紡がれたお話でした
とにかく、読んでみて欲しい。
鼻の奥がツンとする話です
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タイムトラベルもの。
つらい境遇だった葵を救ったシン。そのシンにかけられた呪いを救うために、葵は彼が呪われる前の時代にタイムスリップする。
良かったし、現在も1000年前のシンも違う形ではあるけど葵の事を大事に思っていて、胸がよじれそうになるくらいキュンとした。
だけどやっぱり、タイムトラベルの辻褄を合わせるには現在のシンがこうなるんだよなあ…という一抹の寂しさを感じさせる終わり方なのがちょっと悲しかったです。
でも全方位にハッピー!になるのは出来過ぎだから、やむを得ない。
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シンに出会うまでの葵の境遇があまりにひど過ぎて、
そして縛られたまま山に置き去りにされたところでは
辛すぎて一度本を置きましたが、
その分、シンに出会ってからの葵が楽しく幸せになったことも
シンを助けるために自分の人生を捨てる覚悟で時を超える勇気を持ったことも
胸が熱くなりながら読みました。
どんどん人であった時の記憶をなくすシンが、
理由を忘れてもずっと待ち続けていたもの・・・その姿を想像するだけで涙があふれました。
ウソつきだけどたまに本当のことも言うから困りものの
妖のヨキの存在がとてもユニークでした。
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周りの人と違う容姿をしていることで、差別され続けた葵。そんな葵を危機から救ってくれたシンを慕ったのは、自然だったかも。だからと言って葵のように自分がどうなるか分からない方法で、助けようと思えるかは分からない。それほどシンは葵にとって大切な人なんだな。と実感できた。現在と過去のシンの違いをみると、耐えられないようなことがあったのだと思う。そのシンの運命を変えようとする葵を応援したくなった。