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東海林さだお流の食事の流儀を紹介したエッセイ。
食通の人の食に関する考え方は、千差万別。それぞれ拘りがある。自分は食への拘りが無いので、なるほどと思いながら読んだ。軽妙なエッセイで面白かった。
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週刊朝日連載の人気コラム「あれも食いたいこれも食いたい」の書籍、「丸かじり」シリーズから選りすぐりの作品をまとめたダイジェスト版。もちろん定年前の読者にも楽しめます。
20年以上も続く人気コラム。筆者東海林さだおは1937年生まれだが未だ連載を続けパワーは衰えない。
本書は筆者が60歳を過ぎてからの作品をまとめたもの。確か筆者初の新書。
食という日常を描きながら良く毎週読者を魅了するネタが作れるものだと思う。「こち亀」、「男はつらいよ」と並ぶ日本文化の粋の一つのように思う。
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「丸かじりシリーズ」からの抜粋。長寿番組なので、この手の抜粋本が増えてきた。ちょっと損したような、選りすぐりが読まれて楽しいような。実際レベル高いものが多い。
「スパゲッティはむずかしい」「ラーメンスープの残し方」「手塩にかけた焼肉」「おじさん"スタバデビュー"す」「シーハーほじってどこが悪い」「久しぶりの機内食」「味つけ海苔の奮闘」
『定年、などといってショボクレている時代ではない。これから先は第二の人生、でもない。これまでの人生は前座。ここから先の人生こそが本番。これから真打になるのだ。』
『焼き肉は"焼く"過程があってこそおいしい。焼きあがった肉を皿に山盛りにして、いきなり持ってこられてもおいしくない。生の時代から面倒をみて、半生の時代、もう焼けたかなの時代、いやもう少し待ての時代を共に歩んできて食べるからおいしいのだ。』