投稿元:
レビューを見る
【クリープハイプ尾崎世界観、慟哭の初小説!】スーパーでバイトする売れないバンドマン、恋をしたのはピンサロ嬢。「尾崎祐介」が「尾崎世界観」になるまで。書下ろし短篇を収録!
投稿元:
レビューを見る
この人のバンドのファンの人たちは好きなんちゃう?んで面白いって言うんちゃう?
僕は違うからシンプルにおもしろくなかったよ。
カッコつけた言い回しが鬱陶しいタイプ。
五行飛ばしでもいけますよ。
投稿元:
レビューを見る
クリープハイプの尾崎世界観さんの書。「祐介」が「世界観」になるまでの小説・・・
私はクリープハイプの特別なファンというわけでもなく、単純に本屋で手に取っただけなので普通の小説として読ましていただきましたが、最初の素直な感想は「なんだこれ、エグい・・・気持ち悪い・・・」でした。様々なことにたいして、その都度まとわりつくような文章が続き正直やられました。これ以上続くのであれば正直途中で読むのをやめていたと思います。
言い方を変えれば濃密で濃厚な作品。まあこういってはなんですがよくある売れないバンドマンの感情をぶつけていけばこうなる、というものを尾崎世界観にするとこうだ!といっているような作品、ですかね。
投稿元:
レビューを見る
前に「祐介」は読んだことがあり、今回短編の「字慰」が追加収録されたため、再度「祐介」から読み直してみました。
尾崎さんらしいと言っていいのか、比喩が独特で粘着質でそこに比喩がいる・いらないは関係ないといった印象です。得体が知れない感があり、それを素晴らしいと評価できるものとできないものがあり、これは自分的には後者なのかなと思います。話の内容や展開はぶっ飛んでいて面白いと思うのですが、表現の仕方の問題なのかなと思います。字慰のほうが面白かったです。一つのことに固執するこじれた感じがよかったです。
クリープハイプは好きです。歌詞も音楽も声もすごく好きです。次回作を楽しみにしてます。
投稿元:
レビューを見る
人間の頭の中って人それぞれこんな風になっている思う。
普通はなかなか見せることはないが、見せてくれている作品。
と、思わせてまだまだ奥のほうに何かがありそうで、深い。
感情を言葉にする天才。
投稿元:
レビューを見る
尾崎世界観の書く詩は好きなんだがなぁ
独特の発想力とか言葉の使い回しは面白く感じたけど、話が単調すぎた
投稿元:
レビューを見る
非常に面白かった。
クリープハイプの音楽は少し聴いているし、尾崎世界観という人物についても、ほんの少しだけ知っている。小説は、作者が誰であれ物語のみを評価すべきだと思うけど、この物語に関しては、尾崎祐介が書いたということで物語がさらに生きていると思う。
日常で感じる小さなこだわり、そこから発生する自分ではコントロールのできない怒り、今のわたしの感情を代弁してくれているようで、読んでいて力が漲った。
投稿元:
レビューを見る
祐介の最後に出てきて物語を大きく動かす人物、めぐみちゃん。の文字が欲しい小学生の僕。他人の何かを徹底してつき止めたらもう自分には戻れない。あらゆる手を使ってでもなりたいものがある子供の頃に戻りたくなった。どんどんエスカレートしてく行動と、最初はひらがな混じりの文面だったのが、他人に染まっていくので増える字面の漢字。書いてる時が気持ちよくて快感で狂気じみてるなんて、まさに字慰。握ってる鉛筆をソレに例えているのも面白い。
投稿元:
レビューを見る
怒りと嘆きに敏感な物語だった。臭いに対しても顕著で、ある人たちにとって昇華された作品だと思った。良い意味で汚い。でもそれがまた小説なのにリアリティのある人間らしさがあった。ぼくは救われなかったけど。
投稿元:
レビューを見る
以前テレビで又吉が推薦してた作品がたまたま中古本で売ってたので購入。
又吉作品に全く面白さを感じないので若干心配しつつ読んだが予想通りのつまらなさ。
僕が嫌いな要素を凝縮したような内容。
読む人によっては凄く文学的で凄く評価する人もいるようだが僕がそのレベルにないのか全く受け付けない。
個人的には読んでて唯々不快なだけで、人気ロッカーが自身の不平不満を小汚い表現で書き殴ったものとしか思えないし、何処が文学的で何処が面白いのか全く解らない。
まあ僕の理解力不足かもしれないし、何れ面白いと思う日が来るのかもしれないが、兎に角今は全く評価で出来ない。
面白いと感じる作品とは真反対にある作品。
※あくまで個人の感想です。
投稿元:
レビューを見る
今をときめくバンド"クリープハイプ"俺はずっと追っかけてきた。周りに「俺昔からこのバンド知ってたよ」って胸を張って言えるくらい…。
何かのインタビューやら、MCやらで知っていた話もあるけど、その裏側やその時の気持ちはここで初めて知った。
相変わらず素晴らしい感性で素晴らしい言葉を使っている。
それは小説だろうがクリープハイプの曲だろうが変わらない。
ここまで(少しフィクションも入っているらしい)自分を切り開いてヒラメのごとく他人に曝け出せることは実は勇気がいることで、他人の目を気にするあまり尖り散らす気持ちも分からなくないし、当時の曲からその気持ちが痛いほど伝わってきた。この本を読むと少しだけ自分を曝け出す大切さや勇気をもらえる。
投稿元:
レビューを見る
祐介という人間が発酵していくストーリーだと思った。
祐介は決して前向きでも一生懸命でもなく、ほぼ立ち止まっている。立ち止まりながらもさまざまな出来事と対面し、都度彼にはストレスが降りかかる。
それを内心で怒りつつも、その毒を撒き散らすことはほとんどない。
小学生の言うウンチと同じ立ち位置。ただただ蔑まされても、そこにいれば良いだけだから、「楽」。
これがエピローグのように、こういう発酵・熟成を通してワインのように変化し、祐介から世界観となるのであろう。
この本を読んで、何を読まされているのだろうか、と一瞬戸惑ったけれど、これは尾崎世界観の音楽を楽しむためのアテだと思ったら、なんだか納得したし、本職は音楽家という矜持を感じて改めて好きになった。
投稿元:
レビューを見る
すごく気持ち悪い文体で面白かった。
賛否は分かれると思うけど個人的にはすごく好き、読んでて楽しかった
クリープハイプ最近ハマってるし
投稿元:
レビューを見る
先日読んだ『火花』の又吉さんがアメトークの読書芸人で薦めていて、『コンビニ人間』の村田沙耶香さんが解説を務めている。『火花』は売れないお笑い芸人の話だったが、本作は売れないバンドマンの話なので、又吉さんには共感するところが多かったのかもしれない。
実際に共通点は多く、特に売れないことによる貧困の苦悩は頻繁に描かれていた。お笑い芸人は収入がないだけで済むが、バンドマンはライブハウスを借りる費用もあるので活動するほどマイナスになるとも。
しかし、『火花』では貧困の苦悩と同じくらい芸の追求についても触れられていたが、『祐介』では金銭的余裕がないことから活動の幅が狭まり、音楽に対しても思うように向き合えない苦しさがあった。熱量は失われつつあるが、音楽に対しては一応まじめな思いがある。ただ、一応音楽で売れたい夢はあるが、今となっては売れるしかないというような夢に囚われる形になってしまっている。なんとか進もうともがいて活動の幅を広げてみてもうまくいかない。
その苦しさは怒りに変わり、周囲の人間に当たり散らしてしまう。つらいのはわかるが、正直この素行の悪さを見ていると、売れないのは日ごろの行いが悪いからだと思ってしまいそうになる。祐介の周りに彼を救う人間がいないように、多くの読者も彼を見放すことだと思う。
それでも、と自らを奮い立たせようとするラストシーンでは高潔さが見えた。著者の尾崎世界観はクリープハイプというバンドで活躍していて、本作は彼の半自伝的な内容らしい。多くの競争相手がいて、その中で生きることさえ苦しい世界からどう這い上がったか。読者にはバンドのファンが多いので評価がやや高めな傾向にはあるが、単なる芸能人本とは切り捨てられない小説だった。
文庫版で書き下ろされた「字慰」は、同級生の女子が書く文字に恋をした小学生の男の子の話。とてもきれいな文字に惚れて、同じ文字を書きたくて練習し続け、ついに彼女と同じ文字が書けるようになる。しかしある時その女の子が別の男の子に手紙で告白したことを知ってしまう。彼は受け取った男の子に手紙を見せてもらい、その文面を覚え、宛名を自分の名前に変えて全く同じ内容の手紙を書き投函する。
うーん、怖い!彼が恋したのは彼女の文字なのか、文字を通した彼女なのか、それとも文字に注目するあまり別のものを見てしまったのか。
本当はいいところを持った相手自身を好きなはずなのに、その特徴に注目しすぎて、そこが少し変わっただけで相手への気持ちが変わってしまうことってあるなあ。
投稿元:
レビューを見る
おおきな提灯を目印にして 日本家屋かおく 畜肉の欠片が物悲しそうに泳いでいる ふぁんふぁれ 不細工な激励の言葉 その状態に陥ったまま停滞してしまったというような 厭らしさは秀逸 生々しい人間から飛び出したあたたかい吐瀉物 緑色の痰を吐き出した主人公 物語は発酵し