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予想通りの内容ではあったものの、☆は1つ。
(後日加筆)制裁点数0点は今年も。この点と書内の考え方はなんといってもほめられるべきもの。捉え方では交通事故にも共通するものがあり、リスクとの関連を考えているコアの部分は重要。
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面白かった!テレビを通した藤田騎手はただヤンチャなイメージだったけど、競馬に対する思いが強く、情に厚い人なんだなぁと。競馬界もエージェント制度の導入があって、騎手や調教師にとってはなかなか厳しい状況にあることも分かった。このような状況はJRAが悪いって結論に終始してたけど、ほんとにそうなら改善に動いてほしいもんだ。
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有名騎手の競馬会への警笛を含む、
騎手の世界を知れる本。
武豊さんの話などもあり、
おもしろかったです。
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この著者はタイトルの通り騎手なわけだが、過去にも執筆しており文章の書き方は変わっていない。話しかけてくるような文調で読みやすい。
内容は昨今の競馬界をとりまく情勢を嘆き、主にJRAを批判しているという体ですすめられている。
内容自体は競馬を知っている人なら目新しいことはないかもしれない。例えばエージェント制度の話や調整ルームの話、あるいは馬主と調教師、騎手の関係、外国人ジョッキーの来日、若手騎手の育成など・・・
著者と武豊騎手のある馬主との確執の裏話や、リーディング上位騎手を当の騎手である著者がどう思っているのかなどは興味深かった。
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第四章 何故武豊は勝てなくなったか が気になり読みました。
特に真新しい内容はなかったですが、今の競馬が何故盛り上がらないのかわかる気がしました。
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「競馬界の裏事情を綴った一冊」
騎手の乗り方のうまい下手、武豊が勝てなくなった理由、競馬会批判。騎手視点で内情を描いているいところは面白い。
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出張の移動中に一気に読了。あの「男 藤田伸二」らしい語り口の文章で読みやすかった。ベテラン騎手の目線で書かれていて、現在の競馬界の抱える問題点をズバリ言い切っている辺りが、じつにあの藤田らしい。事実上の引退声明ともとれる渾身の一作として、競馬ファンには面白い内容だと思うし、今後類を見ないであろう現役騎手のJRA痛烈批判である。
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現役騎手藤田伸二が日本競馬界の欠陥について痛烈に批判するという内容。エージェント制度による関係希薄、大手クラブ台頭により立場が弱くなる調教師、外人騎手への乗換えなどを例に挙げ、JRAが作った制度に対して一石を投じている。競馬に携わる人について簡単に知ることもできる。年々売上や競馬学校の応募が減っているという現状ではあるが、本書の内容がJRAの耳に届き競馬界が再び脚光を浴びる時がくることを切に願う。
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・おそらく本書のクライマックスは第4章「なぜ武豊は勝てなくなったのか」であろうが、内容は巷の噂とあまり変わらず、競馬ファンには目新しさはないかもしれない。
・個人的にはむしろ第2章を興味深く読んだ。名指しで他のジョッキーを批判することも含めて、縦横無尽に技術論を語ることができるのは、今の競馬界には藤田伸二しかいないのではないか。競馬ファンの大半は馬に乗ったこともない素人なのだから、こういう場で騎乗技術を語ることには大きな意味があるだろう。それによって、われわれ競馬ファンにとっては競馬を見る楽しみが一つ増えるのだし、頓珍漢なレース批評をする競馬ファンも少なくなってくると思う。
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藤田伸二のような騎手をもっとJRAは大事にしたほうが良いでしょう。このままで終わらせるにはもったいない人物です。彼の言わんとすることは、私自身も感じていたことです。現在の競馬システムは確かにロマンの香りがしない無機な物語になりつつあるようです。新たな処方箋が必要なことは間違いありません、さぁJRAどうする?
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読み易くて一気に読んでしまった。こんなにストイックな人だとはしらなか。内容自体は特別目新しくはなかったものの、現役一線の騎手だけに説得力があり、危機感が伝わってきた。あと騎手の技術論はとても興味深かった。
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現在の競馬界は一部のサラブレッド生産者やクラブ馬主たちに金と権力が集中し過ぎ、彼らの言いなりにならざるを得ない調教師たちはビジネスライクな厩舎運営を余儀なくされている。その結果かつての馬主、厩務員、騎手のヒューマンタッチな信頼関係は失われ、ひいては競馬人気凋落に繋がっていると言及している。
悪いのはその生産者やクラブ馬主たちではなく、彼らを黙認し増長させて来たJRA(日本中央競馬会)そのものであると看破。JRAに対する痛烈な批判と問題提起に満ち溢れてる。
プロフェッショナルであり続けた藤田伸二ならではの騎手生活の引き際が、競馬を愛するがゆえの競馬界からの訣別であることを知り、少し悲しい。
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生産からレースまで一括したビジネスを展開する大手クラブの台頭と、規制緩和からなし崩しに押し寄せる外国人騎手。なにやら自由市場・自由貿易の名の下のTPPにかぶる。
馬主と騎手、調教師と騎手、騎手における先輩後輩。成果主義を礎としたシステム構築の前に風前の灯となった徒弟制度。
競馬は血のロマンであり、歴史の上に成り立つドラマである。ドラマの一要素として「師弟」「恩人」「友情」はつきものだ。キズナが勝ったダービーには、近年少なかった幾重にも交錯したドラマがあった。
この閉鎖的なムラ社会の抱える問題を、「漢」藤田はよくここまで書いてくれた。彼はもはや、この競馬界を去る覚悟はできているのだろう。しかし、この本は単なる暴露本ではない。競馬と真剣に向き合ってきた彼だからこその重い告発である。引退まで応援を続けようと思う。
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自分が熱中した時代とは明らかに変わった競馬。元々は嫌いな騎手だが、同じ想いを持っている同志に感じた。この人はやはり競馬の本質、本来の姿を理解している人なんだと。こういう騎手がいま少なくなってきている事が競馬に魅力を感じなくなった最大の理由なのかもしれない。
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なぜ武豊は勝てなくなったのか、のキャッチコピーに惹かれて読んだ。人気が陰っている競馬界の現状と問題点を、一騎手を超えた目線で単刀直入に危機感を持って訴えているが、果たしてJRAに届くのかが見もの。