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五嶋みどり、龍の母親による子育て論。
子どもを褒めることは少ない、
叱る時は蹴り飛ばすこともある等と過激なことも書いてあるが、
子どもとよく話す、コミュニケーション手段を確保する、
共通の話題を持つといったこともきちんと行い、
子どもを愛しているということは文章を読んでいて伝わってきた。
長女の父親とは離婚してアメリカにやって来たと言及してあったが、
この本を通して長男の父親も含めて男親について言及はほとんどない。
前半は主に長女の子育てについて、
後半からは長男も加わった子育てについて書かれている。
個人的な意見としては、
長男の母語は英語らしいが、
日本語維持のためにしていることの説明をもっと詳しく知りたかった。
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音楽家である著者が、自分の子ども2人の子育てについての経験を書いている。
子どもというのはもともと「天才」であり、教えるのではなく、教育の原点はコミュニケーションであるという主張を元に書かれている。
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高慢なタイトルとは裏腹に、内容に関しては常識的かつ正鵠を得ている。一芸に突出した人間を育てるには、親の人生を捧げる必要があるのだということも実感し、自分には出来ないな、と軽く諦観してしまった。ただ、そこまでの自己犠牲と、それによる子供の活躍について陶酔するのではなく、色々な局面で「迷い」を見せるところも人間らしくて共感できた。本筋とは外れるが、「いじめをなくそう」というような正論だがそれ自体何の解決にも指標にもならないスローガンに批判している点もうなづける。
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内容がないよ〜(笑)
ただの娯楽本。まだ子育てには縁のないで、気軽に読める。親の気持ちが少しわかるかも。
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才能を伸ばしたい、生かしたいと思ったら最適な環境を求めなければならない。その環境における人との出会いによって、人生は形作られていく。(2007年5月発行)
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2008/03/01XXXV図書館
ヴァイオリンを弾いてた頃に、読みたかったな。これから、家族で共通の話題を持てるようにしたい。また、子どもの興味を持ったものをのばせれる親になりたい。
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五嶋龍に関する著書が読みたかったので手に取る。
五嶋龍の母、五嶋節の書いた著書。アメリカの教育に対する考え方が印象に残っている。アメリカでは‘親は子どもの宿題を手伝って下さい’と言われるらしい。なので、子どもが宿題をやっていかなければ親に責任があるとか。五嶋節の子どもとのコミュニケーションが最も大切だという信念に賛同。
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五嶋みどり、五嶋龍の子育て。
自分が伝えられることは、バイオリン。
決して無理せず、自然体。
誰にでもできることではないが・・・。
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考えながら子育てができれば良いですが、結局は一生懸命に前に進むしか無いということかな。でも、これ実際にやってみようとすると大変なんですよね…。
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有名なヴァイオリニストの名が出てくるにもかかわらず(著者も含め)、わからない自分にがっかり、前調べておけばよかったとおもいましたが後で調べるとして…。本題の「天才」がどのようにして育ったかについては自分の無知を気にせずに読めたのでよかった。
親は子どもに育てられる、これは納得でした。親孝行は初めの笑顔で終わってる、あとはどれだけ子孝行できるか。まずは著者のサル真似からですね
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天才の育て方/ 朝日新聞社 / 2010.2.11(5/30)
この本を知ったきっかけ:Kが図書館から借りてきた。
指揮者 佐藤裕:(コンサート、その後の外食等)特別に大人と同じ扱いをさせる。その代わりマナーを守らせる。
ソムリエ 田崎真也:怒るのは簡単だが、黙る、大人として扱う。
フェンシング 大田雄貴:小学校1-2年は宇宙人、飽きっぽいし、夢ばかり見ている、5-6年は親の言うことの裏を読もうとして素直に聞かない、故に3-4年ぐらいがちょうどいい。ほめればほめるほど何でもやる。練習が連続して500日目とか1000日目になるとかの節目にはケーキを買ってお祝いした。親のかかわり方で子供は劇的にかわる。どれだけいっしょにいるかで変わる。
宇宙飛行士 若田光一:給料日のやりとりは一つの教育。お金のありがたみ、人に感謝する心、働く尊さ、思いやり、ガマン等。
バイオリニスト 千住真理子:集中していることは邪魔せず、とことんやらせる。
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本書は、世界的なヴァイオリニストとして活躍する五嶋みどり、五嶋龍を育て上げた母親である、五嶋節氏が書いたもの。タイトルを一瞥すると、いかにも戦略的に天才を育て上げたという印象を受けるけども、全くの真逆だったようだ。とにかく必死に、とにかくがむしゃらに、子どものためと思って突き進んできた奮闘記。
天才を育てるために何を食べさせたらいいかとか、どんな習い事をさせたらいいのかとか、そういったことは一切書いてありません。むしろそんなものはどうだっていいんだ!という作者の声が聞こえてきます。ですので、タイトルからそういったハウツーを期待する人には不向きな本ではあります。本書は、子どもへの心の注ぎ方がメインですので、もしかしたら自分は過保護なんじゃないかなとか、叱ってもいいのかなとか思っている方には参考になると思います。こんな感じでも子どもは育つんだという気楽になれるところもあります。
堅苦しい本ではありませんので、気軽に気楽に読んでみたらいいのではないかと思います。
ブックレビュー『本でもって』の書評へ
http://genpou.jugem.jp/?eid=63
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著者は五嶋みどり・龍2人の母親、そして2人のヴァイオリンの指導者。その子育てについて語られている。「天才」ということばはおそらく編集者がつけたのだろうけど、でも結構大胆でおもしろい子育て論ではあった。子育てに自信を失っている親が多いと最後に書かれている。著者自身、みどりさんが拒食症になったときのくだりで、子どものことは自分が一番良く知っていると「思い上がっていた」と書かれている。そして、失敗することもあった。それでも、本当に子どものことを思っての失敗はちゃんと取り返しがつく。やり直すことができる。逆に、失敗のない人生なんてありえない。だから、子どものことをしっかり思ってする子育てに自信を持って! 確かに同感です。私も自分の子どもが一番だと思っているし(もちろん、外で大きな声では言いません)、通知表の成績が悪かったりするときは、「先生はうちの子供の良さを見抜けていないのだ」などと思ってしまいます。まあ、自分の子どものできないところも知っているつもりですが・・・。そう、子ども達も、家の中と外とでは別の姿を見せています。「うちの子に限って」というのはありえないので、大きな失敗をしないようには気をつけておきたいものです。
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・子どものうちは、ほかに仕事があるわけでなく、またややこしい人間関係のお付き合いがあるわけでもなく、その挑戦だけに専念できる。自由な時間とか、子どもにゆとりを、という考え方もあるようだが子どもというのはけっこう多くの時間をもっているもの。龍はヴァイオリンを弾き、学校の宿題をして、空手の道場にも通い、テレビ・ゲームもし、映画もビデオを観ていた。私は基本的に子どもに対して「ゆとり」などにこだわる必要性を認めていない。「ゆとり」が必要になってくるのはは50歳を過ぎてからでいい。大人のほうが「ゆとり」をもつべき。ゆっくりと人生を見つめる時間が必要なはず。子どもに「ゆとり」があるにせよないにせよ、思い切り高いレベルに挑戦させるには、子どもだけでなく、親も一緒にチャレンジすること。お互いを励まし競争し、高め合う、ときには同志として孤独を分かち合う。そういう親と子の関係こそ素晴らしい。
・みどりは指の動きが難しいくなると何度練習を繰り返してもうまくいかないときがかぞえきれないくらい、かなり不器用な子どもだった。逆に同じ箇所をさらりとやってのける子どももいる。ところがそういう子どもにかぎって、練習を繰り返さないことが多い。さらりとやってのけられるものだからそれでできたと思ってしまう。まだまだその技術が自分のものになっていないという考えをもてない。そういうケースを何人か見ていると不器用な子どものほうが、何をやらせても長続きする。不器用な子どもは、子どものうちに苦労を重ねるから精神的にも鍛えられる。どんなジャンルでも、大人になって「一流」と認められている人は、子どものときにそういう苦労をたくさん積み重ねたのではないか。
・「やめたい」と苦しむときは必ずある。どんなジャンルのことでも、最初は好きだったものが、大嫌いに思えるくらい苦しいときがあったはず。退屈な練習を繰り返すのは子どもにとっては苦しいもの。他人から注目されるような立場に立つようになった人には、好きで、楽しんで・・・というだけでなく、笑顔でさらりとでもいいから、苦しむこともあったということを、それを聞く子どもたちのために教えてやってほしい。
・子どもは、最初は「好きだから」ということがきっかけで何かを始めるが、好きなものを続けているうちに途中で絶対に、それを嫌いになるときが訪れる。やめたい、やめよう、と思う時は必ずくる。そういう気持ちは、何度も心の底から湧いてくる。でも、そこで嫌いになったからといってやめてしまえばそれまで。やめるのは簡単、継続は難しい。難しいことをやらないと、子どもの心は育たない。もちろんそれは、大人にも当てはまる。
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我が子は、「世界一」でいくつになっても味方である親のスタンスが感じられました。子育ての参考になりました。、