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「百舌落とし」
遂に。
スタートから33年と言う途方も無い歳月の末、遂に完結である。キャラクター達の周りでも色々な事件が起こり、色々な変化があった。主役と思われた倉木が早々に卒業し、悪主役の百舌一代目も居なくなり、悪玉菌達も目星しいものが脱落。あとは、美希と大杉の関係性が変わったのには、驚いたものだ。
そんなメンバーももはや美希と大杉と残間くらいしか残っていない。しかし、百舌だけは何度も蘇る。これ見よがしに復活の予感を漂わせる。そもそも百舌は通称だから、百舌模倣犯が出てくるのはあり得るから、まあ死なないのも分かるんだが、やはり初代百舌が強すぎて、匂わし感だけが漂ってきてしまうと思ってしまう。
百舌以外の面でメインを張るものがあれば良いのだが、結局は百舌が一番な訳で、百舌の謎がどう解けるか?が関心事になってしまう。となると、個人的には今回のクローズは消化不良というか、やはりこうなるかと言う感じだった。
百舌はまだまだ蘇りたがりみたいだから、新シリーズが始まってもおかしくないが、百舌シリーズは第3作あたりまでがピークだったなと改めて感じた。とは言え、私も百舌シリーズを卒業するタイミングである。後は美希に託して。
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百舌シリーズ完結。
前作から、どれくらい経ったのか…最初から話についていけない。
コアなファンが多いから、きっと説明がなくても、繋がるだろうと言う認識なのかもしれないが、これまでの経緯にほとんど触れないまま、記者の残間が何故か百舌に狙われ、拉致された後、瞼を縫い合わせた状態で解放される。
前作で美希と対決し、命を落とした「ノスリ」こと洲走かりほの妹が、姉の無念を引き継いで、百舌の殺しを続けるが、その動機も何だかとても微妙。
「百舌」=犯人ではなく、殺しの手口のことを指していることも、これだけシリーズを読み続けていても、違和感があるし、33年は長いし、何だか無理やり続けて、あまり納得いかない形で完結して、とっても消化不良。
これで完結なのであれば、倉木が死んだ「砕かれた鍵」で終わりで良かったかも。
完結なのに、とっても勿体ない印象が否めない。
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前作を読んでから時間が経っていたので登場人物がちんぷんかんぷんになってしまい、導入から没入することができなかった。
登場人物のリストがあったらよかったと思います。
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「百舌事件」を通して多くの者が死んだ。生き残りの倉木美希は警察庁から公共安全局へ出向、大杉は相変わらず探偵をしている。同志の東部ヘラルドの残間が何者かに拉致され、民政党の幹事長三重島の悪事を記事にするよう脅される・・・
ううむ。勿体無かった。
前の作品の続き的側面がかなり強いのだけれど、すっかり忘れているので、分からないことが多すぎた。新しい事件も起こるのだけれどもやはりねー。
百舌シリーズは、もう少し時間をおいて最初から読み返したい。
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シリーズ7作、完結編という。ここまで続き、間が空くと、物語が薄まるのは仕方ない。変わらないのは『百舌」という名称と『倉木美希』、今回亡くなった『大杉』ぐらい…。懐かしさと昔の顔で☆四つかな。多すぎよ安らかに、美希よどこへ行く…。
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惰性で読んだ感じ。
前作あたりからイマイチだなーと思いながら今回も読んでしまったが、結果としてイマイチだった。
結局百舌ってという部分で、特に驚きもないし、信念みたいなものがない、ただの殺し屋みたいなキャラになってしまった感じ。
大杉も残間も死んじゃったなぁ、、、
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百舌シリーズ完結!
元民政党の議員、茂田井滋が殺される。バードウォッチングが好きな茂田井は、死の直前に目を縫い合わされた百舌の写真を撮っており、茂田井の死体は同じように目を縫い合わされていた。探偵となった元警視庁の大杉、公安の倉木、警官であり大杉の娘であるめぐみはそれぞれの捜査を進めながらも百舌の正体を突き止め捕らえようとする。
今までのあらすじを確認していた方がいいかも。読み始めて、思い出すのに苦労した。スタートから33年というのも長いし(賞味期限切れのような気がする)、本書も同じような説明で重複するしで長い。ドロドロ感なしでさらりと読み終わり、最後がどうなるかを見届け…ひとつの物語が終了。33年は長いよの一言に尽きる、終わって肩の荷が下りる。
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百舌シリーズ終了。長かったわ〜。残間だけでなくまさか大杉までやられるとは。レスティンピース!それにしてもややこしい。
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スパッと終わるのが良い話もあれば、長きに亘って楽しめるのが良い話もある。
初めて「百舌の叫ぶ夜」を読んだ高校生の頃から30年以上。
後に読んだ「裏切りの日日」のメンバーに新しいメンバーが加わっては退場していく。
しかし自分が30歳以上歳を取ったのに、大杉や倉木たちは歳を少ししか歳を取らなかった。
無理やり現代に置き換えないのも良かった。
シリーズ最終巻。感慨深く読んだ。
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シリーズの完結編なんですね。
他を読んでおけばよかった。
読んで無いので登場人物のキャラクターを理解するのに時間がかかってしまった。
面白く無いわけじゃないけど。
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はっきり言って最初の主人公の倉木が死んでからはつまらない。倉木の妻はあっさり男を乗り換えてるし。
特に作中に同じことを説明したり聞いたりするところが多くてうんざりする。スピード感が足りない。
登場人物も、犯人サイドも前作からあまり変わらないのも意外性がなかった。
これで完結らしい、ズルズル続けず、終わり時期を逃さなかっただけましか。
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ドラマを観て原作読みたくなり「百舌の叫ぶ夜」を読み始めました。
百舌シリーズ最後の作品です。
どうしてもドラマの配役の顔が浮かんできます。
逢坂剛作品を初めて読んだのが百舌シリーズでした。
長く楽しませてもらいました。
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ようやく図書館が再開し、久しぶりに読書を再開することができました。久しぶりの一冊は、百舌シリーズの最新刊で最終巻?となる本作でした!
集大成というのにふさわしく大杉、倉木美希VS百舌の最終決戦という感じで、ラストだからか次々に死人が出たり、シリーズ序盤にあった北朝鮮絡みの話が出てきたり、スピーディーな展開にハラハラドキドキしながら楽しめました!
また、何らかの形で続編が出てくれればいいなと思います!
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殺し屋「百舌」を追うシリーズ完結編。
シリーズが出るたびに読んできたつもりだったが、読みはじめてからこの前作が未読だったことに気づく。でも、どうせそれ以前の内容の記憶もあやふやだからまあいいかと。
案の定、途中の説明で何となく話はつながった。
ただ、完結編だから手に取ったものの、第1作を読んだ頃の高揚感はなく、百舌の魅力にも乏しくて、不要な読点の多さなどどうでもいい部分まで気になってしまった。
たぶん、日本のハードボイルドを初めて読んだのが、逢坂剛だったと思う。第1作が33年前というから、読んだのは文庫本だったとはいえ、私もずいぶん年を重ねたものだ…。
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完結編にしては、展開が今一だった気がします。設定も以前のような切れ味が、感じられませんでした。でも、作家さんには、お疲れ様でしたと言いたいです。長い間、楽しませていただきました。主人公が、シリーズの比較的早い時期に死んだけど、その後も楽しませていただきました。