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これまで何冊も著者の書籍を読ませてもらっています。
当初から変わらぬ信念、将来像は読んでいて、気持ちよくなります。
これまでの著書は、中小企業の支援事例を中心に、支援機関の問題点・課題、これからの支援のあり方、今後の支援機関のあり方を中心に書かれていましたが、このモデルが全国で20カ所を超えるようになり、どのような人材が支援者としてふさわしいか、どのように支援機関を運営すべきか、といった具体的な内容にシフトしてきており、本書からもその発展が見て取れます。
地域を元気にするのは、その地方のチャレンジャーを増やすこと、という考えには以前より共感しており、それが全国に広がる、この何年かの動きは、明るい未来を感じさせます。
<目次>
理論編 なぜ地域再生はプロの仕事なのか(「エフビズモデル」とは
企業支援は面談で決まる)
実践編 チームで対処するメリットを学ぶ(企業支援のエッセンスをつかむ
マスメディアを巻き込む情報発信術)
事例編 紙のカルテから知恵を絞る(すべての打ち合わせを紙に記録する
テーマ別ケースタディ)
組織編 センター長はこうして選ばれる(「どこでも通用する人材」とは?
「エフビズ・ファミリー」の活躍の分析)
特別編 DNAを正しく伝えるために―藻谷浩介氏対談
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・問題解決の本質は、売り上げを伸ばし、儲かるようにすること。
・エフビズの方程式 1)強みを見抜き、具体案を提示する 2)ワンストップコンサルティング 3)継続的なフォローアップ
・相談者の表情がぱっと明るくなるタネを見つけたい。
・起業家は、おしなべて不安を抱えている。とにかく彼らの長所を見つけてほめること。
・「ホテルの空きスペースの有効活用」と「起業家支援」を結びつけた事例。
・商店街全体としての活性化の成功事例はほとんどなく、本当に有効なのは、一つ一つの店への支援。
・そこにしかない魅力があるから、人はわざわざ出かける。
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地域再生は地元中小企業の「売上拡大」にあり。小出氏が掲げた理念やコンセプトを「理論編」「実践編」「組織編」に分けて解説している。これまでの手法の集大成といえよう。特に「組織編」は自らのDNAを増殖させ更なる地域再生を加速させたいという強い意志を感じる。「特別編」の対談は名指しでとある地域を指摘しておりなかなか面白い。確かに以前旅行に行ったときを振り返ると、、、
「f-Biz」の件は大変残念だし不正である以上厳正に対処し経営責任もあると思うが(それに対して小出氏の説明責任は果たされてないと思う)、彼の掲げた思想は有用なものであるしこれからも地域再生の切り札として活用されるに値するものだと思う。
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巷では近年地域活性化について取り扱われることが多くなったが、そのためには地場の企業の稼げる力を向上させることが一番という著者の考えに共感。
これまで取り組んできた具体事例も記載されており、理解しやすかった。一方で、蓄積されたパターンに当てはめれば上手くいくような記載があったが、それはあくまで「企業が稼ぐことのできる確率が上がる」という話で、豊かな地域社会のためには官能的な魅力も必要だと思う。
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1.中小企業の経営陣と話すことが多いため、彼らをどのように成長するこたができるのか、モデルとなる人のことを知りたくて読みました。
2.中小企業の経営改善を行い、各企業の稼ぐ能力を変えることで、地方の産業は改善されていきますが、町おこしをしたいとなった場合には点ではなく、地域全体をよくしていかなければなりません。なぜならば、地域は人の繋がり成り立っているからです。ただ、本書ではまずは各企業に焦点を当て、各企業がどれだけ変化をしてきたのを理解する
3.こんな仕事がやりたいと思って、食という分野に絞って今の会社に入りました。現状では、上司は間違いを指摘するスタイルでやっています。
しかし、私はそれはよくないし、言われる側のモチーベーションは下がる一方です。だからこそ私は、上司と違い、欠点から言わず、まずは相手に乗り気になってもらうことが先決だと学びましたので、次回の出張から取り組んでみたいと思います。