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11/03/12読了 自分に重なる部分もあったかな。というような感じ。誰もがそう感じるような書き方をしているだけか。占いとかと一緒かも。
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大好きな島本理生さんのお話。だけど恋愛の話じゃなさそうだし、と思ってなかなか手が伸びなかった1冊。読んでみると、、、やっぱ島本ワールドだあ。弟である主人公が仲良くなる女の子が、えらく変わり者。でもその変わり者が言う言葉が、読んでてなんかやけにぐっときてしまう。生きるのが下手な人を描くのが、上手だよなあ・・・って思います。
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朴訥な父親に顔が似た双子の姉弟、そこに華やかな存在の母が加わるとまるでクローバーの様。そんな双子が織り成す日常の物語。しかし、ただ単に「面白かった」だけが残るわけではないのが島本さんの特徴でもあるのかな、と思う。
純和風で平凡な顔立ちを隠すかのごとく女子力をいかんなく発揮する姉の華子。その姉に振り回される男たちや弟の冬冶。強さの裏にある華子の弱さ、優しさで隠そうとしている冬冶の自分勝手さ、他の登場人物たちの強さや繊細さを見事に正反対の容姿との差で描ききっている。穏やかに残る後味が酸味を効いているようでもあり、もの悲しくもなったりする、そんな一冊。
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本屋でたまたま手にとった小説。
内容は…可もなく不可もなく。すっきりしない読了感なのは、主人公が終始受け身で動いているからだと思われます。雪村さんを好きになってからの描写は、それなりに好きでしたが、それ以外は普通かな。熊さんのキャラクターはいいですね!
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とてもとてもよかったです。
島本さんは、ナラタージュを読んでとても感動したのですが
それ以来あまり読んでこなかったんです。
でも、久々に読んでみて、やっぱりよいなぁって。
この本は本当に良かった。
ハチャメチャで、和気あいあいとしていて、
双子っていいなって思いました。
島本理生漁りをしよう!と思います。
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勝ち気で我儘で、でもちょっと親切な姉の華子。
控え目で優しい草食系な弟の冬冶。
双子の彼らはふたり暮らしをしながら大学に通っている。
そんなふたりにそれぞれ恋の相手が近づいてきて・・・
という青春恋物語。
『ナラタージュ』の時も思ったけど、島本さんの物語には
イイオンナは出てきてもイイオトコはあまり出てこないよな~
と言ってもクズなんじゃなくて、どこか頼りない感じの。
冬冶には自分と似ている部分もあるなーって思いながら読んだ。
「もし嫌じゃなかったら~」「もしよかったら~」
って、よく言ってしまってるよなぁ。
大切に想う相手を尊重しているようでいて、
実は辛い(or難しい)選択を任せてるだけ、みたいなね。
自分がしたいことをそのまま伝えられないのは、
やっぱり自信がないんだろうなぁ。
そんなかんじで改めていろいろと考えさせられる一冊でした。
個人的には、『ナラタージュ』や『一千一秒の日々』よりも
はるかに好きだ。
他は未読だけど島本さんの中では一番の傑作なのでは!?
結構前に買ったのに、後で買った本を先に読んでたんよね~
もっと早くに読んでおくべきだった。
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なんとも不完全燃焼気味。双子の距離感はすごく好きだけど、華子の恋愛の波瀾万丈っぷりは最初だけだし、終わり方も大事なところ飛ばして結末だけなので拍子抜けしてしまった。
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「ナラタージュ」あたりを想像して読むと、まったく毛色の違う作品で驚く。文庫本の表紙のような本。
ゆるい雰囲気が流れ、現在の話だけなら誰も傷つかない。
明確な理由を見つけられない「なんか良い」って作品。
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モラトリアムとその終わりの物語。著者自身もそう述べているが、なるほど単なる青春物語や恋愛物語ではない。特に自分が大学生であるせいか、誰か友達の話を聞いているような気分になってきてともて親近感がもてた。ラノベのように変に理想化された物語ではないし、現実のように進展のない自分にイライラすることもない。
個人的には特に主人公の男の子の葛藤がすごくよくわかるけれど、彼だけじゃなくて他の登場人物の描画も素晴らしい。単調なキャラクター設定ではなくて、彼/彼女らの複雑な内面まで丁寧に描かれていて、リアルな物語に感じられた。
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2011/08/11
所々にとってもいい文章が散りばめられていて、すごく好きだ。
結末が私にとってはちょっと不満が残るのだけれど、でも、若いってこういうことよね、とも思う。笑
島本理生はもっとこういうの書けばいいのになぁ。
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私、あの人の中でだけ、代用の利かない存在になりたいの。
人間は人生の必要な時期に、必要な人間としか出会わないし、そこでいろいろと学び尽くして、一緒にいることの意味がなくなれば遠ざかっていくのは仕方ない。それは地面に生えている木が枝を伸ばして葉を付けて最後に落とすのと同じくらい自然なことで。
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主人公の一人である彼の自分の未来に対する言い知れない葛藤や、その片割れである彼女の男には分からないかもしれない複雑な気持ちなど、共感できるところが多々あった。
自分も、未来の自分に対するビジョンが見えないが、この本にはそんな、同じ状況に悩んでいる人への小さなヒントが散りばめられていると思う。
メインの四人以外の登場人物にも、それぞれに長所であり短所であるリアルな人間くさい部分があるのも、この本の魅力。
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「けど、ほかの人とはただ楽しい時間が共有できれば良いぐらいで、それは違う女の子でも取って代われることでしょう。私、あの人の中でだけは、代用の利かない存在になりたいの」
大学生活、って感じのストーリー。
青春小説に部類されてるみたいです。
ハッピーエンドなのか、結末を明言しない終わりだけど、中途半端とは少し違う。
島本さんらしい文体、世界観。
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それなりに面白いんだけど、島本理生はもっと登場人物少なく掘り下げた方が、絶対に面白いと確信した一冊。
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青春小説そのものという感じで、面白かった。
双子の理系草食系男子と、激情の肉食系女子の大学生生活。
満喫しながらも、悩み傷つき成長する話の中で、冬冶の父の言葉が最も的を得ていた。多くを語ることが全てはなく、知った上で防寒することも大切で必要なことなのだと。