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国名シリーズ10冊目。
鵺絡みで『悪霊島』の名が出てきた。「鵺の鳴く夜は恐ろしい〜」!!
BGMが「Let it be」なのは、一体どういう経緯だったんでしょうか?なんでもアリの古き良き時代…?
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「船長が死んだ夜」「エア・キャット」「カナダ金貨の謎」「あるトリックの蹉跌」「トロッコの行方」を収録。
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ヒムアリの国名シリーズ。記念すべき第10弾だそうです。短編集・・というか、中編二つに軽めの短編二つといったところ。こういう構成は結構好きです。全部短編とかだと大体この辺で真相だな・・みたいなのを無意識に感じちゃったりするので残りページで把握しにくい方が楽しいです。
全体的に面白かったんですが、個人的には短編が短くもきりっとした面白さがあって好みかな。「あるトリックの蹉跌」では二人の出会いの話がまた一つ補完されたようでシリーズファンには嬉しいつくりですし。中編は物語としては面白いんですが、被害者が割と・・・なんていうか理不尽な殺され方してるなあ・・・と。ホワイダニットの見方をするとちょっとだけもやもやする。
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火村英生と有栖川有栖が活躍する中短編です。期待を裏切らないミステリーで、2人のやりとりも楽しめる作品集でした。
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火村シリーズ中短編が5編。
表題作も良いが、今回はなんといってもアリスとの出会いエピソード「あるトリックの蹉跌」がファンにはたまらないであろう…
シリーズ第一作から実に二十四年だそうで。長く読み続けているもんですね。
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国名シリーズ短編集。
「船長が死んだ夜」が好き。
あと火村とアリスの出会いの場面と、してやったりのオチがとても良かった!
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火村&アリスシリーズの中の、国名シリーズ第10作。
短編が2本、中編が3本。軽快に読める。
前編通して、様々な「何故?」が展開される。
短編の一つ、「エア・キャット」。
事件解決の鍵である夏目漱石の『三四郎』。火村は何故その『三四郎』を予言するかのようなメモを事前に書けたのか。
火村の猫好きが分かる作品。
もう一つの「あるトリックの蹉跌」は、火村とアリスの出会いのエピソードが描かれる。
この頃から火村の洞察力の鋭さは発揮され、アリスの小心者振りも発揮される。
その他の中編。
「船長が死んだ夜」
犯人は何故、被害者の部屋に貼られていたポスターを剥がしたのか。
様々な「Why?」と同時に、様々な「if」も駆け巡る。
「カナダ金貨の謎」
犯人は何故、被害者が身に付けていたメープルリーフ金貨だけを奪ったのか。
長年このシリーズを追っている私としては、それは罠だよと思わず言いたくなるが、犯人にとっては初めて会う人間。ましてや相方のアリスのキャラクターもあって、火村の隠した爪は見えないのだろうな。
「トロッコの行方」
五人を救うために一人を犠牲に出来るのかという『トロッコ問題』をミステリーに組み込んだ作品らしいが、読み終えた感想としては、取らぬ狸の皮算用では?
他人が何を考えているか、いくら生活を共にしていても、いくら長年付き合っていても、分からない。その恐ろしさにゾッとする。
火村とアリスだって、長年付き合っていてそれなりの絆も感じるが、互いの心の奥底は分からない。
改めて思うが、二人ともスモーカーなんだなと。これほど愛煙家が敬遠される世の中になってもさして困ることなくタバコを吸っている。だが今後はさらに吸える場所が少なくなって困るシーンも描かれるようになるのだろうか。
ところで表題作が「スイス時計の謎」と僅かながらリンクしていることが分かった。当該作は読んでしばらく経つのですっかり忘れている。そのうちに国名シリーズも読み返していこうかとも思う。
以下、自分用に国名シリーズのリストを挙げておく。
「ロシア紅茶の謎」 (1994)
「スウェーデン館の謎」(1995)
「ブラジル蝶の謎」 (1996)
「英国庭園の謎」 (1997)
「ペルシャ猫の謎」 (1999)
「マレー鉄道の謎」 (2002)
「スイス時計の謎」 (2003)
「モロッコ水晶の謎」 (2005)
「インド倶楽部の謎」 (2018)
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「国名シリーズ」第10弾。中編三編と短編二編が収められています。
ベストは【船長が消えた夜】。新本格30周年記念のアンソロジーが初出ということもあってかストレートなフーダニットもので、些細な気付きから展開されるロジックが秀逸。
表題作はアリス視点と犯人視点が交互に描かれる半倒叙もの。犯人の完全犯罪に火村の巧みなロジックが挑む展開は見ものです。
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「船長が死んだ夜」、「エア・キャット」、「カナダ金貨の謎」、「あるトリックの蹉鉄」、「トロッコの行方」
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国名シリーズ第10弾の短編集。
「船長が死んだ夜」はアンロソジーで既読。
表題作は一部倒叙形式だが、犯人が何をしようとしていたのかは読者にも伏せられており、犯人側と探偵側の両方が楽しめる作品だった。
「あるトリックの蹉跌」はネット配信のドラマで見た二人の出会いのシーンが描かれており、ファンには嬉しい。
やはり相変わらず安心して読めるシリーズである。
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久々の国名シリーズ。
アリスが大学時代に書いた小説のトリックは意外性があって面白かった。
トロッコの〜はどこが犯人の決め手となったのかいまいちわからなかった。犯罪の動機はとても身勝手と感じた。
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やっぱり火村先生とアリスのコンビの話はほんわかするなぁ。学生時代の話も面白かったし、題名の「カナダ金貨の謎」も。トロッコ問題は確かに難しい…
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アリスと火村の出会いのシーンが詳細に書かれて嬉しかった。
国名シリーズはいろいろは趣向を凝らしてあって、一冊で編集の妙が楽しめる。
カナダ金貨の謎はちょっと小粒だったけど、船長の話は好きだった。アリスも火村も恋愛ネタに疎いから、恋多き登場人物が出てくると新鮮。
国名シリーズ、もっともっと続けてほしい❗
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国名シリーズは期待通り。ロジックがビシバシ決まって脳が気持ちいい。
情に走るミステリを読んで気持ちがどんよりした後だったので爽快。
火村とアリスのコンビならハズレなし。
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火村シリーズ短編集。
下記2つが特に印象深くおもしろかった!
あるトリックの蹉跌→有栖と火村の出会い、コネタ的な話でファンには興味深い話
トロッコの行方→トロッコ問題と絡めた話し、着眼点がよくて切れ味がよかった。