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非弁行為
2021/05/10 14:25
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:sas - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初は、退職することの通知などを第三者に依頼することは甘いなと考えていました。
著者は、身内のお辛いご経験からこの仕事をメインとするようになられ、この仕事の意義を十分お分かりになっています。
説得力のある数々の言葉により、退職代行が必要な場合もあるのだなと感じるようになりました。
この手の業務は非弁行為となる民間の業者ではなく、きちんと弁護士さんに依頼した方が良いことがよく分かりました。
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グループ会社からの献本。退職代行サービスの良し悪しではなく、労働人口が減少する中で、企業の従業員に対する姿勢が問われる世の中になるという事だと認識。
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この本を読む前にテレビで退職代行が流行っているとの放送がされており、それを観た時に「自分が勤める会社を退職するのに他人に御願いするなんてだらしない人がいるんだな。。。」って思ったのですが、ブラック企業の表面化や人手不足の問題とリンクしているんだと判明し、納得する事が出来ました。”退職代行はブラック企業を淘汰する可能性を秘めたサービス”という著者の言葉が凄く印象的でした。
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退職代行というサービスが存在することをこと本ではじめて知りました。そもそもこの本を手にとったのは、人が会社を辞める「退職」という瞬間、人はどのような想い・感情を抱えるのか、どういった理由で退職に至るのか、また「雇用」という視点に立てばどのような環境が離職を防ぐ出たてになるのか、という点に興味があったからです。
この本を読むと代行サービスを利用する人々にはさまざまな境遇があるものの、総じて雇用主である会社側に問題があるケースが多いのであるな、という印象。”ブラック”的な要素をはらんだ面が否定できません。中でも本人からの退職の申し出と誠実に向き合わないケースがその後の対応をこじらせる結果につながりやすいことがわかります。会社側も人員のやりくりなど大変な面があるのでしょうけれども、まずは本人と向き合う・話し合う姿勢があるかないかが大きな分かれ目、ということでしょう。
本当はこのようなサービスをつかうことがないのが一番良いのでしょうね、ただ本書を読むと会社側の問題、また本人の精神的な状況もあって代行サービスを活用したほうが良いケースがあることもまた事実。この本を本当に必要としている方にうまく届くとよいのですが…。
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・退職代行サービスは増えているが、弁護士がやっているかどうかで対応してくれる内容が大きく変わる。
・弁護士ではない人(非弁業者)が提供している退職代行では、退職したい企業から損害賠償や有給分の給与など、退職における交渉や、会社から「弁護士でないと対応しない」と言われる場合には、退職希望者に協力してくれず放棄されることすらあり得る。
・非弁業者が伝言の域を越えて、退職に関する交渉をした場合は違法。
・仕事の代わりはいくらでもいるが、命や健康を守れるのは自分だけ
・正社員の場合は、原則として、退職の申し入れをして2週間経てば、会社が同意しなくても退職可能。
・即日退職は原則できない。会社が即日退職に合意した場合のみに限る。
・働き方改革は、
深刻な労働力不足を背景とし、働く方々が、
個々の事情に応じた多様で柔軟な働き方を、
自分で「選択」できるようにするための改革
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会社をやめることについてのいろいろな本
辞めるのも大変なんだなあと。
人の移動を通じて少しでも悪い職場が減ればいいのにと願うばかり。
男性が3分の2、20代30代が三割、40代が2割、正社員が75%、
1年3割、3年2割、10年2割それ以上1割、残り不明
100人以下4割、1000人以下3割それ以上2割、残り不明
自分がいなくても会社は回る。辛い仕事では才能が生きない。ブラック企業が淘汰される
パワハラ暴言、遺留、取り合わない、引き継ぎ、賠償請求、退職通知、有給消化未払い残業、有期雇用、離職票、退職代行非弁業者、
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退職代行の具体的内容が分かった。退職代行と言う言葉を初めて聞いた時は、そんな業務のニーズがあるのか?と疑問だった。しかし、読んでいるうちに辞めたくても辞められなくて苦しんでる人がこんなにもいるからこそ、交渉可能な弁護士のいる退職代行が必要な時代なんだと腑に落ちた。
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辞めたくても辞められない様々な事情を抱える人々がいる。
彼らにとって退職代行サービスというのは救済措置であり、次への出発点とも言える。
深刻な人手不足による過重労働、横行するハラスメント、謎の天引きなど右肩上がりの高度経済成長期で見込めた「安定した正社員の地位」というのは揺らいでおり、サービスの利用者は皆、心身ともに疲弊して深く傷ついていると感じた。
個々の事情に応じた多様で柔軟な働き方改革とはかけ離れた実態が様々なケースを通して明るみになっている。
「得るもの」と「失うもの」の重みは釣り合っているだろうか?命は一度失うと元に戻らないし、「健康」も元に戻るのに時間がかかるし、時間は巻き戻せない。
冷たく硬い石の上に3年も座り続けることが正解ではなく、人生においてもったいない思いをしたくないのであれば“逃げること”こそ適策ではないだろうか?