投稿元:
レビューを見る
新米社会保険労務士の朝倉雛子がクライアント企業の悩みを解決しようと奮闘する連作短編集。
巻末の解説にもあったけど、ディーセントワーク・ガーディアン(労基署)やトッカン(国税徴収官)のようなニッチな専門職題材をまあ小説にできるものだなぁと。
作品としてよいのは、読んで知識になる部分があるのもそうだが、社労士として正しいことを申し出ても、それがかなわぬ現実を突きつけられるのが、リアリティがあってよかったと感じた。
なお、10月には新刊「きみの正義は 社労士のヒナコ」が刊行されているので要チェック。
投稿元:
レビューを見る
【新米社労士が次々と事件を解決!】ひよっこ社労士(26歳、恋人なし)が、クライアントの会社で起きる、労働問題に絡む六つの事件に挑む。人気シリーズの第一弾!
投稿元:
レビューを見る
お仕事小説。
社労士、随分前はこの資格があれば、独立して働けるみたいな話もあったけど、実際はかなり難しいため、その他資格を持つか、共同で事務所を開設するかになるだろう。この小説でもそう。
社会保険系のシステムを開発する際、法律関係の用語に悩まされた事を少し思い出した。
投稿元:
レビューを見る
+++
パワハラ、産休育休、残業代、裁量労働制、労災、解雇、ブラックバイト…。新米社労士の朝倉雛子(26歳、恋人なし)が、6つの事件を解決。
+++
ひよっこ社労士の朝倉雛子が、さまざまなクライアントのもとへ駆けつけ、各社の問題点を提起し、改善策をアドバイスしながら、人間関係を観察したり、しがらみに絡めとられそうになったりしながらも奮闘し、成長していく物語である。ヒナコの葛藤を、読者も無理なく共有できるので、同じ目線で共感したり憤ったりする愉しみもある。今後の成長も愉しみな一冊である。
投稿元:
レビューを見る
新人社労士の雛子が企業と労働者間のトラブルの解決に奔走する話、というのがそれぞれの話の筋。短編というのもあるが、ミステリーとしてみると多少単調で、オチは「第三者が仕組んだものだった」的なものが多い。しかし、このうちの1篇「空に星はなく」はミステリーと言い難いが、仕事の不条理やその報われなさが書けていて、とても面白かった。そして、最後の話は月9ドラマの最終回みたいな展開で、中盤から後半にかけてぐいぐい読める一冊になっている。
投稿元:
レビューを見る
あっという間に読めてしまった。ご都合主義なところもあるけれど、素直に読み進められる。映像化しやすそう。
投稿元:
レビューを見る
新米の勤務社労士を主人公にクライアント先のいろんな問題に対応していくという話。
随所に専門的な話についての説明調の会話が気になるが、読者向けという意味ではやむをえないと思う。法律論と現実の顧客対応とのバランスに悩むところはリアルに描かれていると思う。
これを読んで社労士とはどのような仕事をしているのか、ということが広まれば良いと思う。
投稿元:
レビューを見る
難しい顔をしたおじさん社労士しか知らない私にとっては、とても新鮮な話だった。
単純に面白かった。
解説の最後にあったキャスティングでぜひドラマ化してほしい。
投稿元:
レビューを見る
社労士はクライアントありきなのだけれど、心情として労働者も守りたい一心があり、そのあたりの落とし所に悩みや葛藤が生じる。こんさるをすることで、その職場環境が良くなり、かつ、会社の業績もあがるとやりがいを感じる。
投稿元:
レビューを見る
身近な労働問題の話ばかりで面白くお勉強にもなった。私の勤める会社が引っかかってる、と思う部分もあった。星々製菓の件は最低だな、自社と自分のダメなところを棚に上げて他者を責めて自分たちを正当化することばかり。こんな会社、遅かれ早かれ問題が発生して世の中から叩かれておしまいだよ。
投稿元:
レビューを見る
社労士の仕事が垣間見れる一冊。
主人公の成長物語でもある。
ちょっとした一言を言ってしまった、もしくは言わなかった、そんなことで後悔してしまう。
でも後悔するから成長出来るんだと思える物語。
投稿元:
レビューを見る
新米社会保険労務士・朝倉雛子の6つの短編奮闘記。
得意先で相談に乗りながら、問題を解決していく主人公を微笑ましく感じつつ、社労士の役割や労働に関する知識を得ることが出来て面白い作品だった。
投稿元:
レビューを見る
社労士の物語。どうしても物語になるのはこういう企業になるのだろう。意外と面白く、続編が出ることに期待。
投稿元:
レビューを見る
少し目指そうと思ったことがあった、社労士。
社労士を主人公にした小説は初めて読みましたが、面白かったですね〜。
お仕事小説が好きなので、Wで楽しめました。
投稿元:
レビューを見る
クライアントのために社員のために必死に考えて動くお仕事小説。
ファッションブランドの案件にあたり、空き時間に友人に付き合ってもらい実際に何かを感じようとその販売店に服を見にいくあたりなど、仕事を自分から動いているところが生き生きしていて憧れる。またその小さな行動が仕事に良い方に何かつながったりヒントになったりするところが、仕事の楽しさにもなることを実感。仕事を前向きに楽しみながら頑張りたくなる働く女子応援小説。