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日経新聞に連載されたエッセイなどをまとめたもの。当時読むのが楽しみで、電車の中でじんじん感動していたことを思い出した。
俳句には、詠み手が切り取った世界の切り口やアングルを味わう楽しさがあると思う。著者が詠んだ句、先人が読んだ句にまつわるエッセイはそのガイドとなってくれる。
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春夏秋冬、その季節にそって書かれたエッセイは、ともに生活を繰り返していると気づかせてくれた。
俳人としての、季節の受け止めかたと、母になって感じる、暮らしの移りかわりが、心地よく伝わる文章だった。
著者の俳句が、すうーっと身体にしみて浄化された。
檸檬切る記憶の輪郭はひかり 神野紗希
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大学で学んだ俳人の名前が何人か出てきて楽しかった
私が短歌より俳句を好ましいと思う理由が、神野さんの言葉で少し具体化した感じがする
【引用】
言葉にできない何かを、言葉にしないという方法で、なおかつ言葉で記述するすべが、この世界にあったなんて。