投稿元:
レビューを見る
●2008年6月13日読了
時代はペリー来航の約10年後。江戸の時代が大きく変わろうとしている転換期。
比較的小さな構えの清鏡神社にはふたりの神官兄弟がいました。
頼りない兄弓月と、しっかり者の弟信行。
しかしこのへなちょこ兄にも「夢告(ゆめつげ)」という特技があります。
夢告とは夢占いみたいなもので、夢を媒体とした予知能力みたいなものです。
でもこの弓月の夢告が頼りない。当てにならない。
そんな弓月のもとへ由緒正しき白加巳神社の権宮司である彰彦が尋ねてきた。
弓月の夢告で解決してほしい問題があるのだとか。
さて、弓月の夢告の結果はどうでるのか!そして彰彦の真の目的は!??
******************
この本はしゃばけの作家である畠中さんの作品です☆
おもしろかった!!
というか彰彦が気になるんですが……!
兄ちゃんの弓月もいいけど、彰彦さん!あんたいいよ!
シリーズ化してくれればいいのに、と思います。
投稿元:
レビューを見る
のんびり、ほのぼのとした作品。のんびり屋の兄としっかり者の弟の川辺兄弟も畠中さんらしいです。
でも、タイトルの夢告(ゆめつげ)と行方不明になった新太郎探しに幕末という時代設定と、お膳立てはよいのだけれど、それらの魅力がいまいち噛み合っていなかったように思います。
投稿元:
レビューを見る
「しゃばけ」シリーズでも感じたのですが、可愛らしい表紙とは裏腹に内容はけっこうハードです。本格的な推理物です。
投稿元:
レビューを見る
機内で読んでいたのですが、やっぱり「しゃばけシリーズ」の方がおもしろいかな。
主人公がちょっと臆病すぎたり、最後のゆめつげはいらなかったかなー。
投稿元:
レビューを見る
私としてはあんまり好きな話ではなかった。
終わりに向けてもう少し転がって行くのかと期待したけど、
そこまでの急転もなくて読むのに時間が掛かりました。
全体的にスピードがゆっくりな作品でした。
投稿元:
レビューを見る
有名なしゃばげシリーズとはちょっと違う時、場所、主人公の本です。
その名前のとおり「夢告」を見ることが出来る、神主の息子(兄)と弟が事件にまきこまれる話。
時代は江戸末期。寺社と寺の勢力関係やその時代の生活など謎解き以外にも楽しめる1冊です。
のんびりもので少し間が抜けていて頼りないけど、いざとなると頑張る兄、しっかりもので兄のことを
ささえようとする弟。二人のやり取りが楽しいです。
危機迫るシーンやシビアな当時の情勢など結構出てくるのに、重いというよりはほのぼのという印象を
うけてしまう不思議な本。
投稿元:
レビューを見る
面白かった!
陰陽師のような。。。世界観、というか、雰囲気というか、流れる空気。
推理にも引き込まれる。
080728
投稿元:
レビューを見る
畠中さんの時代本を読む時って、側に電子辞書を置いて、調べ調べ読むので時間がかかる^_^;
今回も改めて知った言葉が増えました(^_-)☆
今回は、しゃばけシリーズとは違いますが、ある種の超能力モノと云えます。
でも、ゆめつげをした後には、とても体力を消耗・・やり過ぎると、命の危険に関わるとか・・
時代は江戸から明治に差し掛かる頃、ゆめつげは、ただの人探しから、もっと大きな意味を含んだ物だと知らされる・・
最後に弓月が見たものは・・・なんでけどね^_^;
そういや、私も中学の頃、よく正夢を見た。
中2から、中3のクラス替え表が4/1の夢に出てきて、覚えていた分の仲良し、クラスがビンゴで、事前に話していた仲良しに驚かれたり、中3の音楽の試験の日に見た夢が、試験を受けている夢で、隣に座っていた的屋の息子、喧嘩は強いけど、勉強はからっきし・・って子に、これとこれとこれを覚えておいて・・出るからって言ったら的中!
試験後に、カンニングの疑いをかけられて二人して先生に呼ばれて・・
夢の話をしたら、苦虫噛み潰したような顔してた(笑)
でも、無罪放免〜(^_-)☆
後に、長女が5〜6歳の頃、実家近くのお祭りに行くと、的屋を継いだ彼が居て、娘を抱っこしてお祭り中練り歩き、持ちきれないほど風船だの金魚だのスーパーボールだの貰い『おかあさんのお友達って凄いねぇ〜』って尊敬された!(笑)
それと、私って怖い夢って見た事ないの・・・
最高に怖かったのが、南から津波と一緒にゴジラが来る!って程度(笑)
しかもとても現実的な夢が多く、寝ても起きているみたいで、もう一個の人生があるみたい。
色は勿論、温度も味も感触もある。
あまり出てこないのは太陽くらいかなぁ・・・
滅多に出てこない太陽が出て来たら、皆既日食だったとか(笑)
投稿元:
レビューを見る
江戸の神社で神官を務める弓月と信行の兄弟。
夢に入って過去や未来を見る「夢告」のできる弓月。
そのゆめつげを頼まれたことから巻き込まれる騒動。
畠中節炸裂の時代小説。
とんとんとんっと小気味良く話が進みましたね。
投稿元:
レビューを見る
兄弟の会話が凄く心に響いた。
結構ゆっくりめのテンポで話は進むがしっかりとしたミステリーだと思う。
投稿元:
レビューを見る
静かな神社の境内にて、散切り頭の青年が、金色の木の葉を掃き清めている。その一片の絵に不思議と癒された心地がしました。
投稿元:
レビューを見る
面白かったです!弓月兄さんがどうしても一太郎とかぶってしまうのですが、一太郎よりしっかり者でよかったです。ドキドキな展開でしたね。兄さん最後のほう無敵じゃないですか。
投稿元:
レビューを見る
畠中氏の時代物。
今度は神官のサイキックパワーの話。
地震の際に行方不明になった札差の一人息子。
年月を経て、その息子という候補者3人の中から本物を見分けてくれという依頼を受ける。
そこから幕末における大きな時代の変動に飲み込まれまいとする様々な思惑が絡み、殺人事件まで起こっていく。
相変わらず畠中氏の江戸イリュージョンは生き生きとして楽しい。が、今回は広大とはいえ、閉鎖された神社の中だけの話なので、キャラがどれだけ際立つか。
その点では残念ながらあまり評価できない。
投稿元:
レビューを見る
初めて読んだ畠中先生の長編でした。「しゃばけ」シリーズのようなのほほんとした印象はないけれど、やっぱり人物描写にあたたかみがあります。
畠中さんの本にしてはちょっと辛口だけれど、最後までぐいぐいと読んでしまう面白さでした。
投稿元:
レビューを見る
さすが!って感じでした!!
「しゃばけ」の影響で手に取った一冊なんですが、それを抜きにしても読むべきです!!
江戸を舞台にした、一種の推理小説のような感覚です。