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ジュリー・ハイジ―の「大統領の料理人シリーズ」の第8弾!
予算削減のため、スタッフが一時解雇されるなど厨房にもさまざまな制約がかかり、頭を抱えるオリー。
そんなとき視察のため、外国からシェフたちがやってくることに。
外交上も重要な相手国のシェフたちと、問題を起こさずに2週間も一緒に働かなくてはなりません。
重要な外交担当としての任務に気を引き締めるオリーですが、彼らをホワイトハウスに迎えた途端、おかしな事件が起こり始めます。
やっとはじまった新婚生活でも、夫から人生を揺るがす提案が持ち上がり、仕事もプライベートもいろいろと落ち着きません。
オリーは、無事にこの2週間を乗り切れるでしょうか。
待ちに待ったシリーズの続編で、オリーをはじめとする登場人物たちに再会できて本当にうれしかったです!
エグゼクティブシェフとして厨房スタッフをまとめながら、ホワイトハウス内でうまく立ち回るオリーは、たくましさを増しています。
新婚生活での心やすらぐシーンでは、これまでのシリーズ作品にはない幸せな雰囲気が出ていました。
このシリーズの魅力である、陰謀うずまくミステリも健在。
食べ物を扱う厨房内の緊迫感と、最後の最後まで気を抜けない展開にハラハラさせられました。
今後のオリーのシェフとしてのキャリアがどうなっていくかも含め、シリーズの続編も楽しみです!
◇おすすめポイント
・ホワイトハウススタッフの視点で描かれるホワイトハウスの日常
・新婚オリーの幸せな時間
・働く女性のジレンマも描かれる
◇こんな方におすすめ!
・ホワイトハウスのシェフの仕事に興味がある
・陰謀ミステリが好き
・働く女性が主人公の物語を読みたい